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食器に惹かれ始めた頃に「美しい洋食器の本」を手にしました。当時憧れの洋食器がずらり綺麗な写真とともに紹介されていました。今も手元にあり稀にペラペラめくっています。その本にはグラスやカトラリーも載っているのですが、渡辺雪三郎さんの愛用の品とその思いが語られている頁(P132)がありました。そこに載っていた言葉にすごく共感し何度も何度も読み返し暗記するくらいまでになりました。
「僕が好きなのは”自立性”のあるガラスで人間と絶えずクールな関係を保ってくれるガラスなのです。バカラのデカンタはどちらかというと鋭角なラインですけれど、あの几帳面な雰囲気がとても気持ちいいんです。そういうクリスタルと対峙していると、僕は挑戦を受けているような気さえします。あれ以上完璧な、ゆるぎない美はない、そばにあると”好敵手”にいつも美意識をつきつけられている気がしまして、僕の創作意欲もいっそうふくらんで…」
美しさを追求し創作活動を行うプロが「 あれ以上完璧な、ゆるぎない美はない
」と評したバカラ。この言葉にノックアウトされた感じです。ブランデーを日常的にいただく習慣はないものの、写真と同じグラスを手にせずにはいられなかったことを思い出します。
「対峙」「挑戦を受けている」その理想的な距離感がたまらなく羨ましく、それが私にとっては磁器なんだと思ったことが懐かしく、ただそれは今でも変わらず、磁器に限らず好きなものはやはり変わらず好きなままであることに自信を持ちたいと思っています。先日の中国の磁器のニュースでまたむくむくと感情が蘇ったのでした。



「美しい洋食器の本」の表紙にあったジノリのインペロ。本を購入した当時は「これそんなにいいかな?」と思ったものでしたが、後に結構な数を持つことになってしまいました(何がどれだけあるか手持ちを把握できず。一部をトリノ五輪の頃、このブログに掲載)苦笑。
https://plaza.rakuten.co.jp/heren/diary/200602120000/
バカラ ブランデー(コニャック)グラス(ナポレオン)ラージ