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釈尊の生誕と出家(9)

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          釈尊の生誕と出家(9)最終回
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釈尊は法を説く決意をします。

四画で囲んで
あるところの
詳細がこっち
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☆インドラ神
菩提樹下で悟りを開いたゴータマですが、その悟りの幸福感に
しばし浸っていたのです。
禅定を続けるゴータマのところへ二人の商人が通りかかります。
禅定に浸るゴータマの神々しい姿を見て、この二人はゴータマに
食物の供養をすると、仏陀に礼拝し帰依を誓いました。

悟りを開いた者を仏陀と言います。

悟りの喜びに浸っている仏陀に対し、天界からインドラ神(帝釈天)
が次にように語りました。
「魔軍の闇を打ち散らし、悟りを開かれた尊い方よ!
 どうぞ、あなたの得たその悟りを衆生に伝え、苦しみ悩む、
 哀れな衆生を救い給え!
 あなたの智慧の光で、この世の闇を照らし給え!
 仏陀よ!法を説き給え!」


しかし、仏陀は考えます。
「私が悟った内容は、あまりにも尊い。
 この内容を衆生に説いたとして、彼らは理解することができるだろうか?」


天界の神は仏陀に促しました。
「仏陀よ!法を説き給え!衆生の中には必ずや、
 あなたの方を理解し、悟る者もおるだろう!」


☆法を説く決心
そこで、仏陀は次のように考えました。
「なるほど、世の中にはいろいろな機根の者がいる。
 上根(じょうこん)の者、中根(ちゅうこん)の者、下根(げこん)の者。
 下根の者は、私が法を説いても悟ることはないだろう。
 また、上根の者は私が法を説こうが説くまいがいつかは悟るに違いない」

「しかし、世の中に最も多い中根の者たちは、
 私が法を説けば悟るだろうが、説かなければ悟らないであろう」

「彼らはまるで三種の蓮の花のようだ。
 水面の下に沈んだままのもの、水面から抜け出ているもの、
 この二つには手を下す必要はないが、
 水面すれすれの蓮の花は、機会さえ与えてやれば成長することができる」

仏陀は帝釈天の求めに応え、悩める衆生を救うために、
法を説く決心をしたのです。

このとき、釈尊36歳、この後約45年に渡って教えを説いていくことになるのでした。

・・・おわり・・・



冒頭の地図は釈尊が法を説いて廻った地図ですが、
法を説く前においてはあまり各地名は必要ありませんでしたね!(^^;;

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釈尊の生誕から出家して悟るまでの過程をつづってきましたが、、
この「しみちの日記」の大半も釈尊の教えが元ネタになってます。。
現代版の釈尊の教えが皆様の心に響きますように・・・




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