ヒーローテニス

ヒーローテニス

PR

プロフィール

ヒーロー金髪テニス

ヒーロー金髪テニス

カレンダー

お気に入りブログ

可愛いパピエちゃん New! ブルーミント555さん

🍇新作・長編歴史小… New! 神風スズキさん

【重要なお知らせ】I… 楽天ブログスタッフさん

My ライフ コーチン… 池田コーチさん
モコモコのネット便… モコモコさん

コメント新着

kekeke- @ Re:【ヒーロー夢応援団】(03/08) 千五百円モーニング 月木金10:30~1…
かじかわ@ Re:『今の資本主義経済は、間違っている』(08/26) 幸せを分け合う経済はいかが?投融資資金…
ヒーローです、書き込みありがとう@ Re[1]:ハワイでお婆ちゃんにテニスを教えた(08/11) terryさんへ ハワイ最高ですね~(⋈◍>◡<◍…
terry@ Re:ハワイでお婆ちゃんにテニスを教えた(08/11) Aloha ーーダンロップのストリングから翔…
マクミラン景子@ Re:第32回ヒーロー杯サークルテニス大会団体戦(04/24) ご無沙汰しております! 浜松市のマクミラ…
2015年08月10日
XML
テーマ: テニス(3381)
カテゴリ: 運命

rblog-20150810004253-00.jpg
『17歳』
テニスの教え子から、ロックコンサートのチケットを貰った、
ロックは全然興味がないけど、何か心引かれる気がして、
バスで沖縄市の会場へ向かった 。

近くまで行くと、外国の人や、沖縄の人が入り混ざり、
手をつないだりしながら、歌を唄いながら歩いている、
自分の直ぐ横を歩いてる女性の手の甲が触れたのでビックリした、
すると、笑顔を返したので、なんとなく手を差し伸べた、
すると、ごく当たり前な感じで手を握ってきた、よくみると可愛い~

まぶしそうな顔で、見つめる彼女の目は、大きく輝き
髪は、黒く素直に長く伸び風になびく、うっすら、頬と耳を赤くしている、
その視線を直視できず、目をそらしてしまった。
心臓がドキドキして、手から彼女に伝わらないか心配するほどだった
冷静をよそうように、歩きながら、話をした

彼女の名前は、遥花(はるか)
彼女もまた、友達からチケットを貰い、来たらしい、
コンサート会場について、けたましいボリュームで耳が張り裂けそうなのだが
自分の心臓の方が高鳴り、舞い上がり、軽い貧血のようなクラクラ感と
喉の渇きを覚える、この時間が、どれだけ過ぎたか解らないけど、
気がついたら、フィナーレをかざっていた、

ハッと気がつくと最初に手をとり、
今コンサートが終わるまで、ず~と握り締めていた
何だか、恥ずかしくなり、手を離し、
「ちょっとトイレに行って来る」って言うと、「私も」って2人で行った
トイレに入り、手洗いで、顔を洗い、頭を冷やして、冷静になろうとした

どうしたんだろう?自分??今の感覚ってなんなんだろう?
鏡に写る自分は50歳のオジサンだ、いくら髪が金髪で若作りだと言っても
10歳ぐらい引いても吊り合わない、
遥花は、何歳ぐらいなんだろう?見た感じは17歳くらいに見える
顔に、何度も、水をバシバシッてぶっつけながら考えた
顔を、ハンカチで拭いて、トイレを出ると、
遥花は、向かいのベンチで、足を組んで待っている、
自分が出てくるのに合わせ立ち上がり手を差し出す、
手を握ると、やっぱり、心臓が高鳴り、心がソワソワして来る 。

もっと、知りたいって気持ちになり、バス停へ向かう道の途中にある
カフェに入る 、店内はコンサート帰りの人々がコーヒーを飲みながら、
熱く語っている

奥の白い小さなテーブルに案内され、
座って初めて、喉がカラカラなのに気がつく、
「アイスコーヒー2つ」って注文して、ようやく
自己紹介、彼女は、語り始めた
「私、座波 遥花、27歳、那覇市織名に家族と住んでます、
今日は、友達からチケット貰ったんだけど、ロックって解らないから
いく気無かったけど、何故か不思議な感覚がして、今日、最初に手を
触れ合った人により、運命が開くって思ったの、変でしょう?」

それは、それで良いんだけど、
「こんな、オジサンでガッカリしたんじゃない?」
って尋ねた、「その前から、色んな人に声かけられたけど、
この人じゃないと 思ったの、だけど、ヒーローを見た瞬間、この人だって、
笑顔になったんだよ、逆に変な人って思われないか心配だったよ」って

言われて、自分の顔が火照って行くのが解った、嬉しいような、
こそばゆいような 、アイスコーヒーの味が、魔法のくすりのように感じた 、

飲み終わって、店を後にした、バス停までは、歩いて5分、
そこから、那覇行きの市外線バスに乗りこむ、
後ろから2列めの奥、町並みが見える側に座る
景色がバスの窓を流れていく、
ガラスの窓には、隣に座っている遥花がうっすらと写っている
今にも消えて無くなりそうな、
だけど、肩と肩が触れ合い、確実に体温が伝わって来る現実と
何とも言えない、夢と現実の狭間をさまよう感じがする
ほんとに、彼女は、会って数時間しか過ぎてない自分を、愛しているのか?
はたして、自分は、彼女が好きなのか?
暖かい体温が、自分たちの結びつきを語ってる気はする
それに、之は、恋なのだと、実感できる 、

言葉は、少ないけど、なんでか、こんなに深い絆を感じられる
座りながら、手を差し出すと、手を握り、遥花は膝の上に乗せた
それが、自然だった、1時間後に、与儀公園前で降りて、
市民会館の前を通り過ぎ、寄宮の昔、ガラス工場があった所をとおり
寄宮十字路から、真和志小学校に向かい、
それから、織名向けに坂道を上がって行く
500mぐらい行った所に信号があり、その左側に、
薄黄色の2階建ての家がある、 そこが、遥花の家だ、

だいぶ歩いて来たけど、疲れも無く、時間が過ぎるのが早い
彼女が「家族を紹介するから、寄っていって」って、
だけど、きっと歓迎されないんじゃないかと不安が走る

彼女に押し切られる形で、中に案内された、
玄関から上がり、居間を通り抜け、キッチンに、お母さんが居た、
「始めまして、玉城と言います、」
彼女と同じ黒く長い髪で、スラリとした美しい、お母さんだった
「いらっしゃい、ゆっくりしていって下さいね」って、
笑顔で歓迎してくれて、ホッとした、
ほんとは、遥花よりも、お母さんの方が、日色に、年齢的には、合う気がした

そして2階に上がると、高校生の弟と、大学生の妹がいて、
2人とも、なんだ?この金髪の小父さんは??って顔をしてる 。
遥花の部屋へ案内され、入ったら、まるで、女子高校生の部屋みたいだ、
キャラクターの縫ぐるみ、ポスター、MDプレィヤー、勉強机
シングルのベットにピンクのベットカバー、
しばらくして、お母さんがコーヒーを煎れて持って来た、
遥花は、今日の出来事を、お母さんに話し始めた
それを、楽しそうに聞いてる、
1階の方で、ドアが開いて、閉まる音がした
お母さんは「ああ~お父さんだ」って下りて行った、
そして又、階段を上がる音が
トントントンと


そこで、目が覚めた、
なんてリアルな夢だったんだろう~
遥花は、ほんとに、居るのだろうか???


あまりにもリアルな夢で気になって、仕方が無かった
夢で見た場所に、何度も足を運んだ、
だけど、道路拡張の為に立ち退きで、その家は無くなってた
近くの人に、尋ねたけど、『解らないねぇ~』って言った
それでも、気になって、何度も行って、帰りはその近くの
大衆食堂で、食事を取るのが、日課になってた
3ヶ月ぐらいして、食堂のオバさんが、
『ほら、この人よ!あんたが探してた薄黄色の家の人は、』
って、紹介された、夢で見た人より20歳ぐらい上に見えた
その人に、不思議な夢の話をしたら、
確かに共通点が多いとのことで、食後に、その人の家に案内して貰った
お茶が出され、世間話をしながら、部屋に目をやって
ああぁ~って、毛がたってしまった

TVの後ろの飾り棚に、自分が撮った子供の写真が
小さな額に入れられ飾られて居た
『この子は、今から、30年以上前に、光明寺の遊び場で 自分が撮ったんですよ~、あの頃は、カメラマンになりたくて良く、
写真を撮ってあげてました、甥っ子達とも気が合って、
5~6回、一緒に遊んだな~、確か、翌週も来るって
約束してたけど、来ませんでしたね 』

『憶えています、実は、その話を聞いて、変な人だったら
大変だと思い、合いに行こうと泣き弱る娘を
、柱に括り付けて、行かせませんでした』って涙を流しながら話した
急に不安になって、
『それで、彼女は、もう結婚してるんですか?』

『実は、17歳の時、交通事故で、亡くなったんです』
って、毛が逆立ち鳥肌またまた立って来た

お母さんが、落ち着くのを待って、アルバムを見せて貰った、
確かに、夢で見た、妹や弟、お母さんそして遥花が居る、

笑顔が可愛く
まぶしそうな顔で、見つめる彼女の目は、大きく輝き
髪は、黒く素直に長く伸び風になびく、
うっすら、頬と耳を赤くしている、
そんな、遥花が、ほんとに居た

嬉しい気持ちと、悲しい気持ちが入り交ざり、動けないでいた
その時、お母さんが、7歳の頃の写真を持って
『この時が、遥花の初恋だったかもしれませんね~』
って静かに、呟いた、

7歳の遥花
17歳の遥花
ようやく、心が落ち着いてきた
2人に出会って、良かった
夢に出てきたのは、きっと、
私が生まれ変わる時が来たんだって、
知らせる為だったのかな?

今度は、どんな子に生まれてくるんだろう
赤ちゃんや、子供達に出会う度に、楽しくなります。
この子達も、何処かで、過去に縁があり、
大切な人だったんだろうな~って!

9年も前に書いたのだが、久しぶりに思い出した、もしかして何処かで
ヒーローを必要として、向こうも思い出してるかもしれないな?
力になるから連絡してね。

これで完結と思われた、所が、生まれ変わった遥花に遭うとは!
運命とは凄いね〜♬





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2015年08月10日 00時42分56秒
コメント(0) | コメントを書く
[運命] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: