それでもなお平穏な日々

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Sep 12, 2005

　私個人は本来は選挙結果については語るべきではないと考えている。

　与党大勝で終わった今回の結果を、民意の結果として誰もが粛々と受け止めるべきなのである。
多くの楽天を含むブロガーの反自民諸氏が至る所で悲鳴・罵声を上げているようだが、高い投票率とその上での圧倒的与党の勝利は、国民の支持が与党にあったことを明確に示しているものだ。
それすら理解できず、自らが既に「弁護し鼓舞し扇動し続けてきた大衆」とは乖離した存在に成り果てたことを認めない一握りのものだけが、悲鳴を上げ続けている。

曰く
「日本は終わりだ」
「小泉はナチだ」
「日本人は大人になれなかった」

こういった根拠無き批判に私は一言で答えようと思う。

「それこそが民主政治なのだ」

　選挙によって合法的に国民に支持された議会、政府、政治。
これをないがしろにしようとする「自称市民の人々」こそ、自らが危険な独裁と全体主義へ向かっていることを自覚すべきではないか。
民主政治は多数の支持を得て動く。その多数を否定し、あまつさえ無知、洗脳、信者などと罵り、自分たちだけが正しいと声高に主張して強引にその主義を通そうとするのなら、彼らは「根拠無き選民意識の虜囚」である。
小泉自民党は、全くもって日本の法にのっとって動き、結果として選挙に勝利したのだ。その事実は動かないのである。

なぜ声高に否定する？
己の主義に会わないからか？
あなた方の主張は「民主主義によって否定されたのではないか？」

我々民主主義を尊重する真の国民は、このような民主主義を否定するかのような危険思想をこそ警戒しなければならないのではないだろうか、今選挙の結果に騒ぐ不穏な人々を見て私はそう考えるのである。

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Last updated Sep 12, 2005 08:27:46 PM
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■コメント

衆愚政治もまた民主主義の一面

佐倉河さん

>「日本は終わりだ」
>「小泉はナチだ」
>「日本人は大人になれなかった」

独逸時事ブログ「Meine Sache」のoribeさんが引用した独ディ・ツァイト紙のコラムでは

>保守政権による奇跡が起きない限り、ドイツは大きく前進できないだろう。
>そして賢明な人たちは日本に人を送り、聞くだろう。
>「世界はあなたたちをとっくに見放していたのに、どうやって立ち直ったんですか？」

と言われているようです。

ちょっと面映ゆいですね。
ですが”アジア諸国”を除く海外のブログやメディアは概ね好意的に見ているそうです。
特に米国の保守系ブロガーは絶賛に近いようで＾＾； (Sep 14, 2005 01:21:14 AM)

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選民思想こそ危険

へぼ担当さん

ということは歴史が証明しているとおりで。
　いわゆる「良識派」を自称し、今こそ「民主主義の危機」を唱えている人が、実は選民思想の固まりであり、民主主義にとって望ましくないということを声高に自白しているのは、端から見ていても痛いを通り越して、哀れですね。といって賛同したり、同情する気にもなれませんが。 (Sep 14, 2005 05:12:44 AM)

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Re:衆愚政治もまた民主主義の一面(09/12)

Cpt.hige さん

>佐倉河さん
-----
明確に、これ以上ないくらいに明確に民意を示したという意味で、今回の選挙は従来の日本の選挙と大きく異なっていたですね。
ただ、より良い選択肢ではなく、よりマイナスの少ない選択肢という観点が大きかったような印象は持っています。
(Sep 15, 2005 03:59:46 AM)

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Re:選民思想こそ危険(09/12)

Cpt.hige さん

>へぼ担当さん
-----
「選民思想」に染まっていると、他者の批判などに目を向けなくなる（自分より愚かな人間の言うことなぞ間違っている）という視野狭窄に陥ることが最大の問題で、それは多様な施策・発想の排除に他ならないと思うのですよ。
そして今回はあまりにもそれが目に余る状況で、いわゆる野党支持者から出ている。
彼らの惨状を見るにつけ、共産党というのはいたって「まともな野党」なんだなぁとしみじみ思ってしまいます。

・・・確かな野党というスローガンはあながち間違っていないのかもしれないｗ (Sep 15, 2005 04:03:47 AM)

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