新発想ビジネスヒントフォーラムWEB2.0

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2007年01月07日
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小学生の時にみた、納戸の行李の中に納められていた近松行重の討ち入り装束は
この雑誌のイラストがもっとも近いように思う。

粗末な手縫い雑巾のようなものに見えた。

間違っても映画や、テレビドラマの討ち入り衣装などとは似つかず隔たりがあった。土木作業員用の野良仕事にでも出て行く装備。とび職の作業着のたぐいにみえた。

ただ、作業着と決定的に違ったのは鎖帷子というのだろうか。刃物が通らないように、金属の
細かな網があって、ここ数十年のものではないというのがみてとれた。すべて手づくりの金網
なのだ。規格品ではないもののもつ迫力があったが、さりとて槍が本当に防げるのかは少し
疑問に感じるような印象があった。


日本刀は、以前に話題にしたと思うが祖母がアメリカ軍に恫喝された影響だろうか。ゲンノウで祖母が叩き壊して、ニワトリの餌をつぶす菜切り包丁に化けていた。自分は、従兄とニワトリの餌やりをして遊んだことを思い出した。妙なナイフだと思っていたが、砕けた日本刀だったのを従兄に教えられて、「仇討ち」がいかに野蛮な伝承であるのかとアメリカ軍人に説諭された祖母が実行した「軽挙」を、多少は短慮だとも思いながら、状況的にいたしかたなかったものと納得したものだ。


なにしろ伯父は、南方戦線で戦死している。家督を継ぐ教養ある長男が不在の家だったためにおそろしく資料、書簡、所持品は乱雑に保管されていた。母親に、「表具師に保管する方法を打診すればいいのに」と言うような意味をこっそりと耳打ちした記憶がある。

叔父は、実直ながら多少がさつで無教養な人に思えた。

しかしそんなことよりもなによりも、昭和30年代の頃。まだまだ赤穂浪士の遺品などそれほどの価値があるものだという感覚が、一族にはまったく無かったのである。












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最終更新日  2007年01月07日 21時16分21秒
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