ヒロシ夫妻の不動産投資日記

ヒロシ夫妻の不動産投資日記

2010.01.26
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カテゴリ: カテゴリ未分類

こんばんはヒロシです。

先日、物件の調査に行った。

車で1時間のわりと近めの場所である。

週末であったため家族3人で出かける。

物件にはすでに先客がおり内部を見ていた。

営業の方がいて雑談を交えて、各部屋の調査を実施する。

営業の方は若い男性。

大きな会社から来ている。

この物件より2年後に生まれているらしい。

この物件は積算や利回りもバッチリであるが、

現況がまずいのである。

あちゃー♪と思いながら、

一部屋分のリフォーム代の脳内見積もりができあがる。

嫁と対策会議。

レントロールがきつい。

これでは融資がよほど強くないとつかない。

売却理由を聞くと、

今月末に数部屋の退去が出るらしい。

営業の方に、

「デメリットをしっかり伝えてくれて嬉しく思います。

数字的に素晴らしい物件ですが、

現況の数字では力のある人でないと、

融資は付かないと思います。」

と伝えた。

買い主が弱気になったところを拾うという戦法である。

フランス人の恋人取得方法と同じで、

ゆっくり攻めたい。

寒空の下、営業の方と雑談をしていると、

近くからおばちゃんが歩いてきて、

空いている部屋を覗き込んだ。

ワタクシはどこから来たおばちゃんかは知っていた。

近くの不動産会社から出てきたのである。

ここぞとばかりに挨拶した。

名刺を差し出したら、

片手で取ってすぐにポケットに押し込んだ。

少しびっくりしたが、

いくつか質問をした。

メリットやデメリットを教えてもらう。

予想にもしない答えがもらえる。

数々の売主の方の情報を持っていた。

そして、最後には改善策までをも教えてもらう。

「一瞬で満室にできる」

言いきった。

豪語したように見えたが、

先ほどの言葉とあいまって、

後光のさす程、頼もしい姿に見えた。

ワタクシと話す前は、しがないおばちゃんだったが、

数々の修羅場を通ってきたのだろう、

すっかりとしがなさは取れ、

言葉に重みが感じ取れるおばちゃんに変身していた。

「もし購入できた暁には、ゼシ管理をお願いいたします。

ご縁ができることを心より願っています。」

と、言うと。

「アイアイわかったよ、よろしく」

と、そっけない笑顔で別れた。

若い営業の方もあっけにとられていた。

すぐに売れない事を祈っている。






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Last updated  2010.01.26 23:00:12
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