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2008年04月20日
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乱歩×三島×美輪明宏の 「黒蜥蜴」 観てきました。

いつかは観たいと思っていたこの作品。

三島の美学を凝縮したようなデカダンチックなセリフがあるかと思うと、
下世話な松竹新喜劇っぽい場面もあり、娯楽作品として大いに楽しめました。
3幕まであり、休憩含めて3時間半を超える長丁場でしたが、ダレることもなく最後まで飽きずに観られました。

やっぱりすごいのは美輪明宏。
演技をしているというより、地のままで既に黒蜥蜴そのものというか。
セリフ回しも普段のしゃべり方とあまり変わらん。
その為、時々呪文のように聞こえて意味が取りづらかったのは確か。
なのにその存在感のすごさよ。

早着替えも含め、豪華絢爛な衣装を何着も着替えるのも魅力のひとつです。
第2幕の女王様のようなドレスと、最後の長~いドレープを引きずった白いドレスが好きです。

豪華絢爛といえば舞台装置も。
終幕の舞台となる、黒蜥蜴の私設美術館の退廃的できらびやかなこと。
すべてがゴージャス。

高嶋兄の明智は颯爽としてダンディ。
ちょっと性格が軽い感じも。これは三島の脚本通りか。

猫背の白髪・眼帯の老人に変装中の明智が
やおらすっくと立ち上がったかと思うと顔の変装をベリベリとはがし、
助手が左右からナッパ服を引きちぎると、あっという間に黒スーツの明智に変身-
というシーンに爆笑してしまった。

そうそう、明智の変装はこうでなきゃな。

この2人が交互に自分の心境を語りつつ、最後にそろって見得を切る第2幕が印象的でした。
それと人間椅子に閉じ込められた明智に恋心を訴える黒蜥蜴と、
最後に毒をあおって死んでいく黒蜥蜴の亡骸を前に「美が失われた」と嘆く明智も。

他は早苗さん役の中野真渡嘉嬢が、甘ったれお嬢様のブリブリな口調から身代わりになったフーテン娘(この言い方死語)にガラリと変貌する時の落差がよかったし、
黒蜥蜴の部下の雨宮との掛け合いのシーンが面白かったです。
(自分を好きで助けようとしたと思っている早苗と、黒蜥蜴に嫉妬心を起こさせるためにそのフリをした雨宮のすれ違いぶりがオカシイ)

小人のマメ山田さん、お懐かしゅう。
ニナニナ演出の「唐版・滝の白糸」(松坂慶子/岡本健一バージョン)にも出演されてましたね。
西洋の道化師のような衣装が可愛くて、グロくて、印象的でした。

カーテンコールの時、案外出演者が多かったのにビックリ。
女子高生みたいな格好の子、どこに出てたっけ?と思いを巡らせてみて、ああ、東京タワーの展望台にモブで出てた!とやっと気づく。
2幕の台所のシーンでもメイドさん(というより女中さん、という呼び方がふさわしいが)がやたら出てたし。
こんなに人数いらないんでね?と思ったのも確か。余計なお世話か?

願わくば、まだ美輪明宏が丸山明宏だった初演を観てみたかったな。
今でさえこんなにすごいのだから、どんなに綺麗だったでしょう。
もちろん、明智は天知茂で。私の年代だと明智といえば天知、が染み付いちゃってるのだ。

※オマケ※
客席にカーリー假屋崎 省吾発見!とは前にも書きましたが、
休憩中のバーやロビーでたびたび遭遇。
案外小柄できゃしゃなんですね。のだめの鍵盤柄バッグを持ってたのがカワイイ★

■リボンスクエアバッグ(ケンバン)

ロビーにそれはそれは沢山の花が飾られていましたが、中にはもちろんカーリーからのも。
生け花かと思いきや濃ピンクの胡蝶蘭でした。こんなの↓
(お花の撮影も禁止でした)

■胡蝶蘭10本立ち(ピンク色)





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最終更新日  2008年04月24日 12時20分29秒
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