ヴォルドルフ人形は子供の成長に合わせて作ります。
だからかわいいからと赤ちゃんの時に手足のしっかりした人形を与えるのは
赤ちゃんにとって混乱の元になるので与えません。
赤ちゃんは何でも口に物を入れますよね。
自分の手でも足でも。
これは口で全てのものを認識しているからで、
自分の手足でさえ、口に入れなければ認識できないのです。
だからしっかり、自分の手足を自分のものと認識できるようになる3才位まではてるてる坊主のような頭だけに羊毛を入れた人形を、
そして、いわゆる頭足人と言われる頭から手足が直接出ている絵を描くような4-6才では胸の発達を促すように頭と胸にしっかりと硬く巻いた羊毛を入れ、
7才ー9才ではじめて手足までしっかりと巻き込んだ羊毛をつめた着せ替え
人形を与えます。
これらの感覚を早期教育と称して年齢不相応の時に与えてしまうと、
子供が充分自分の感覚として味わっていないと、体が大きくなって充分に発達しない部分のあるアンバランスな体となってしまいます。
全て手作りで、中身は羊毛のみ。肌は木綿100%のみ。
髪の毛などは草木染の毛糸(毛100%)です。
本物の手触りと感覚を養うように出来ています。
そして全て手洗いできますが、乾くのに4-5日かかるので
なかなか子供がいやがって洗わせてくれませんね。
たいていキット販売されていて自分で作れるのですが、
初めての場合は知っている方に教えてもらわないと、硬さとかコツがわからず苦労します。
出来上がった人形はなぜか我が子に似てきて親の方が愛着を持ってしまうのも難点かと・・。