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出た!!アニキ、不死身V打でGに勝ち越しアニキが劇的決勝打でG倒だ! 阪神は、金本知憲外野手(41)が延長十回に決勝の二塁打を放ち、死闘を制した。前日は打球が右ふくらはぎに直撃し、この日は右手甲に死球を浴びる満身創痍の中、20打席ぶりの一打。虎の4番に座って800試合の節目で、昨年5月以来となる巨人戦カード勝ち越しを飾った。白熱の投手戦となった伝統の一戦で、鉄人の真骨頂が炸裂した。0-0で迎えた延長十回二死三塁。金本が、カウント1ー1から豪腕クルーンの156キロをとらえた。弾丸ライナーが右中間を破る。ついにスコアボードに刻みつけた1。二塁上で、小さくほほ笑んだ。 「(打球が)抜けて、やっと(点が)入ったなと思いました。とにかく勝てたのが一番です。今じゃ、ブラゼルの方が調子がいいですからね」 明るく話したが、41歳の夏は、虎の4番として窮地ともいえる正念場を迎えていた。この一打まで精彩を欠き、4試合19打席も安打なし。勤続疲労に加え、満身創痍でもあった。 前日18日の六回、一走の際、ブラゼルの痛烈な当たりが右ふくらはぎを直撃した。出場さえ危ぶまれるアクシデント。それでも病院には行かず、腫れないようバンドで縛って圧力をかけ、一晩を過ごした。 「思ったより腫れていなかった。(体が)鉄だからな」とは朝に状態を確かめた山脇コーチ。ベンチ裏では解説に訪れた星野SDに、「大丈夫じゃないですが、大丈夫です」と笑って答え、いつも通り練習をこなした。 一回には再びアクシデントが襲う。一死一、二塁で、内海から右手の甲、薬指の付け根付近に死球。ベンチに戻るたび冷やし続けた。 だが、逆境になればなるほど、跳ね返す-。それがアニキだ。掛布雅之氏に並ぶ球団3位の4番での800試合出場の節目で、手負いの主砲が『4番』の真価を見せた。クルーンの剛球に力負けなどしなかった。好投の能見に白星もプレゼント。「誰が投げているのかと思ってました(笑)。勝ちがついたのが一番。ホッとしています」。これも主砲の仕事だ。 「決めてくれると思っていた。(足の影響は)あんなの受けて、ないはずない」と真弓監督。「球宴まで3つ。1戦1戦です」。15~17日の甲子園で2敗1分けに終わった巨人相手に、昨年5月6~8日(東京D)以来のカード勝ち越し。20日からは甲子園で前半戦最後のヤクルト3連戦。CS圏内への望みと虎の意地を賭ける。 「(巨人に)前回1勝もできなかったんで。勝ち越せて何よりです」 金本が力強くバスへ歩いた。右ふくらはぎには氷も何もつけず、右手にはバッグを担いだ。東京ドームの上空には、期せずして虹が架かっていた。 阪神・金本、19打席ぶりヒットは劇的決勝打 阪神は0-0で迎えた十回表に、この回から登板した巨人抑えのクルーンを攻め、1死3塁からここまで18打数無安打の金本が値千金の適時二塁打を放ち、勝ち越し投手戦を制した。先発の能見が7回2死まで無安打ピッチングを見せるなど、9回2安打無失点の好投で、6月21日以来、約1カ月ぶりの4勝目を挙げた。アニキ決めた!阪神、首位巨人に勝ち越し 互いに譲らない投手戦に、阪神の4番が終止符を打った。0-0の延長十回、2死三塁。金本はクルーンの156キロに反応し、右中間を破る二塁打。均衡を破る1点をもたらし、巨人との3連戦では昨年5月以来の勝ち越しに結び付けた。 前日には打球が右脚を直撃し、この日も一回に右手への死球。それでも、影響は感じさせなかった。主軸の役目を果たし「勝てたのが一番」とほっとした様子で話した。 殊勲打をおぜん立てしたのは平野。先頭打者で「出ることしか考えてなかった」と、クルーンの変化球を強振。右翼フェンス直撃の二塁打で決勝点への流れをつくった。 この日、最も輝いた能見の好投も報われた。一度はローテーションから外れ、再び臨んだ先発のマウンドで悔しさをぶつけるように腕を振った。九回、2死三塁のピンチでは小笠原に対し、144キロの直球で見逃し三振。強力打線を七回2死まで無安打。9回を2安打無失点に封じ、6月21日以来の4勝目を挙げた。 昨季は優勝を争った巨人に、今季は大差をつけられている。それでも、左腕は「負けたくないというのが一番だった」。強い気持ちで勝利を引き寄せた。虎生き返らせた!平野、気迫の口火二塁打 ありったけの思いを一振りに込めた。0-0のまま延長に突入した十回の先頭。平野の打球は、あと15センチほどで右翼スタンドに届くフェンス直撃打だ。二塁ベースへ頭から滑り込んで、虎の気合をみせつけた。 「何でもいいから、つないで出ようと思っていました。気持ちだけです。とにかく後ろにまわしたかった」 劇的勝利へのベルを打ち鳴らした。守護神・クルーンを攻め立てた。関本の遊ゴロで三進し、金本の右中間二塁打で決勝のホームを踏んだ。この打席まで、4つの内野ゴロ。「それまで1番(打者)の仕事ができていなかったんで…」。チャンスメークできない自分が腹立たしかった。 それでも、赤星が2軍調整中はトップバッターを打ち続けている。「1番」で先発出場した場合はこれで19試合、打率.347(72打数25安打)と好成績。それでも、「勝たなきゃ意味がない」と繰り返してきた。 チームが低迷しても持ち前の全力プレーは練習中から変わらない。センターで打球を追い、フェンスをよじ登ったり、ダイビングキャッチを試みたり。「これでも、抑え気味にやってるよ」。ハツラツプレーは周囲に元気を与えている。野球の神様は、そんながむしゃらな姿にほほえんだ。 20日にも赤星が1軍復帰する。それでも、平野の存在感が薄れることはない。陰の主役や!阪神・ブラゼル、圧力猛打賞 金本が勝利の立役者とすれば、こちらは陰の主役か。ブラゼルが今季5度目の猛打賞で、強烈な圧力をかけた。0-0の十回二死三塁。巨人バッテリーは4打数2安打のB砲を警戒して、4打席無安打の金本と勝負。ここぞとばかり、主砲が勝ち越し二塁打を放った。 「チームが勝つことが一番」と常々話す。しかし、一回一死満塁では空振り三振、八回二死三塁では捕邪飛。勝ち越しの好機を2度つぶした。一方、四回一死では右翼線への二塁打、六回一死一塁では右前打でチャンスメーク。トドメは十回、金本の勝ち越し打に続いて中前打。クリーンアップとして、警戒感を抱かせる働きもみせた。 「僕が起爆剤になって流れを作れれば…」と語って、東京ドームへ乗り込んだ。アーチこそなかったが、13打数6安打、打率.462の大暴れ。通算打率も.317へと上げた恐怖の5番が、浮上のきっかけを作る。
Jul 19, 2009
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能見が、もうちょっとでノーヒットノーランというとことでしたが9回2安打に抑える大好投!!!そして、チャンスを作るも、新井さんが。。。内海と能見の投げ合い!!0-0のまま9回裏鈴木に打たれて、さらに走られ、狩野の暴投で三塁にサヨナラのピンチでしたが、ここでも能見がふんばった!!!そして、それにやっと応えた!!!クルーンから平野が、あと20cmというフェンス直撃ツーベース!!関本が送りバントを失敗三塁アウトしかし、これが、足に当たっていて、ファール打ち直しで、内野ゴロの間に三塁進塁代打桧山は三振今日も主役はアニキでした!!!右中間を抜けるタイムリーツーベース!!!!先取点は阪神!!!!!ブラゼル続くも。。。この1点を、最後は球児!!!能見に完封をさせたい気持ちもありましたがやはり、ここは、きっちりしめましょう三人で抑えて阪神が、東京ドームで勝ち越し!!!!!やりました!!!!本当にうれしい!!!!!クルーンを打ったこと!!!能見が勝てたこと!!本当にうれしい!!!!ものすごいキレでした!!本当に今日の能見はすばらしかった!!!その能見に勝ちがつきました!!!金本も星野SDも、今日は絶賛でしたね!!!金本も、昨日のブラゼルの打球が当たった足も、内海にぶつけられた右手もどんな逆境でも、やっぱり、ここというときには決めてくれます!!!ほんとうにすばらしいです!!!!阪 神 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 巨 人 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 【投手】(神)能見、藤川-狩野(巨)内海、クルーン-加藤【責任投手】(勝)能見17試合4勝7敗(S)藤川25試合2勝3敗11S(敗)クルーン24試合2敗11S【本塁打】(神)(巨)【戦評】 阪神は0-0の延長十回、平野の二塁打などで二死三塁とし、金本が決勝の二塁打を放った。能見は12三振を奪い、9回を2安打無失点の好投で約1カ月ぶりの4勝目。十回は藤川が締めた。巨人は十回に登板のクルーンが誤算だった。
Jul 19, 2009
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阪神・金村暁、持ち味貫いた15年目右腕 強力打線を相手に、持ち味を貫いた。今季、初めてマウンドに上がった阪神の金村暁が緩急を使った投球で6回を3安打1失点。しっかりと先発の役目を果たした。 二回こそ亀井に手痛い一発を浴び、続く脇谷には内野安打を打たれた。しかし、連打を食らったのはここだけ。先制は許したものの、プロ15年目の右腕は崩れなかった。 緩い変化球を巧みに織り交ぜ、的を絞らせない。四回にはラミレスを140キロの直球で空振り三振に仕留めたかと思えば、脇谷には109キロを大胆に放り込み、見逃し三振に切って取った。 阪神移籍後2年目で、いまだ白星はなし。並々ならぬ意欲で臨んだはずだが、この日は好機で打順が回った七回に代打を送られ、降板。「タイガース初勝利」は挙げられなかった。 1軍に合流した時は「1試合で終わる可能性もなくはない。きっちり生き残っていきたい」と話していた。その言葉通り、気迫のこもった投球で、チームの勝利に貢献した。“火の玉”球児、効いた超スローカーブ! 150キロオーバーの“火の玉”が代名詞の藤川がなんと、超スローカーブを投じた。試合後は真っ先に「あのカーブ何キロやった?」と報道陣を逆取材。後ろを歩いていた同級生の水田が「82キロやったで」と代わりに答えた。球児はしてやったりとばかりに、不敵な笑みを浮かべた。 「セーブなんかどうでもいいですから。お客さんが喜んでくれたらいい。僕らの仕事はいい試合を見せること」 4点リードの九回にマウンドへ。先頭のうるさい坂本を右飛。迎えた松本に対する1球目だった。大きな弧を描いたカーブは内角のボール球に。それでも、幻惑するには1球で十分。フルカウントから真っすぐを打たせて二ゴロに打ち取り、最後は小笠原を空振り三振に抑えた。 松本は11日の甲子園での一戦で1点リードの九回二死三塁からインハイの154キロを左前に同点打を浴びた相手。バットを短く持ってミートしてくる若武者に「(カーブは)意地悪をしていかないとね。ああいうタイプの選手はちょっと苦手なんでね」と72キロの緩急差をつけて借りを返した。 21日で29歳になる。今季は「年相応の投球スタイルとして、もうちょっと楽してというか新しい技術を身につけて、安心して打ち取れるボールを探したい」と話している。試合前練習ではキャッチボールの時から天高く投げるカーブを練習。それを試投した形だ。 「きょうは金村さんでしょ、本当によかった。すごかった」 最後は最高の投球を披露した先発右腕に最敬礼。守護神は何度もそこを強調していた。
Jul 17, 2009
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鳥谷が逆転2ラン!阪神、最終回に3本塁打 阪神は1-0とリードされた九回、鳥谷の2ラン、代打・林の2ラン、葛城のソロと3本塁打で大逆転。最終回に一挙5得点で試合を引っくり返した。 1点を追う土壇場の九回。阪神は一発攻勢で一気に試合をひっくり返した。逆転劇の中心にいたのは、虎の不振を象徴する鳥谷と新井だった。 先頭のブラゼルが倒れた後、6番の新井がしぶとく内野安打で出た。続く鳥谷の初球、147キロだった。鋭いスイングではじき返された白球は、瞬く間に右翼席に消えた。「何とかしたかった。思い切って振ることを考えた」。今季開幕を3番で迎えた鳥谷と、5番だった新井が、敗色濃厚だったムードを変えた。 さらに1死二塁としたところで、代打の林威助が変化球をたたいた。「打った瞬間に右翼の後ろに抜けると思った」というライナー性の当たりは、2ランに。葛城にもソロが出て、3本塁打による5点で試合を決めた。 真弓監督が真っ先に挙げたのは新井。「新井の何とかしたい、という気持ちが安打になった」。東京ドームでは約1年ぶりとなる白星を派手な形で飾り、指揮官は「何とか勢いをつけていきたい」。そう話してから、自らに言い聞かせるように「でも一戦一戦です」と付け加えた。“神じられん”奇跡や!虎3発で逆転G倒や 奇跡や、3発や、G倒や! 阪神・鳥谷敬内野手(28)が完封負け寸前の九回に逆転の7号2ラン。林威助外野手(30)も3号2ラン、葛城育郎外野手(31)も2号ソロで続いて、1イニング3発で巨人を撃破した。どうだ、この底力。虎はまだまだ死なん!! 信じられない! 高々と舞い上がる弾道に、東京ドームの時間が止まった。1秒、2秒、3秒…。息をのむ4万4023人の観衆に見守られ、白球がゆっくりと右翼席中段へ消えた。 0-1で迎えた九回一死一塁。完封負け寸前。虎党の誰もが黒星を覚悟した。その瞬間が奇跡への幕開け。鳥谷が守護神・越智の初球147キロをとらえた。まさに起死回生、逆転7号2ラン!! 大歓声に揺れる。ドン底の虎に光が差し込んだ。 「ホームランは打てると思っていなかった。何とかつなごうと。初球を思い切り振ることだけ、考えていました」 淡々とベースを一周したヒーローも、ベンチ前の仲間とのハイタッチでは感情が溢れた。自身13試合ぶりの一発は、チームとして9試合ぶりのアーチ。土壇場の劇弾が風前の猛虎魂に火をつけた。 代打・林の2ラン、葛城のソロも飛び出し、怒とうの5得点。1イニング3発は、奇跡の猛追を見せた2007年8月8日、同じ東京ドームの巨人戦(シーツ、矢野、関本)以来。さかのぼれば85年、あのバース、掛布、岡田の伝説のバックスクリーン3連発然り。何かが起きる3本の放物線-。引き分けを挟み昨年から6連敗中だった東京ドームで土俵際で飛び出したこの3発こそ、奇跡への第一歩。鳥谷が虎を代表してセ界に宣戦布告した。 「(前半戦残り5試合)全部勝つつもりでいきます。相手の抑えをチームで崩せた。いい形で明日につながる」 不本意なシーズンだ。不動の3番を託されながら、不振で6月11日の西武戦(西武D)から7番に降格。フォームなど試行錯誤しながら、交流戦中にはプレー中に、イメージとはそぐわない? ガムまで口にした。 「よくなるなら、何でもやってやろう」。ワラにもすがる試みだったが「何の効果もなかったんで」とすぐやめた。残ったのは初めて味わう違和感。「食事をして気づいたんですが、アゴも筋肉痛になるんですね…」。もがき続ける今季を物語る“苦い味”だった。 何とかしたい。三回にはセーフティーを試みた(捕ゴロ)。粘りの2四球も選んだ。そんな必死の背中に真弓監督は「状態は上向き。よく打ってくれた」とうなずき、「(この勝ちを)大きくしていきたい。3番復帰? 考えます」と続けた。 G撃破-。押し寄せる世代交代の中で、ニューリーダーが打ち上げた反攻のノロシ。虎の奇跡の幕はまだ下りない。阪神・林、代打2ラン!控え悔しさ晴らした オレンジに染まる右翼席最前列に打球が届いた。一塁ベースをけると、雄たけびを上げ、右拳を強く握った。会心の一撃に、リンちゃんスマイルが全開だ。「打った瞬間はライトの守備位置だけを見ていて、抜けたかなと思って一生懸命走りました。うまく前でさばけました。うれしかったですね」 九回。敗色漂うムードも鳥谷が逆転2ラン。さらに一死一塁で代打の林が続いた。マウンドには越智。カウント2-2からの5球目。「データは真っすぐとフォークが多い」。外角の沈む球に手を伸ばした。ダメ押しの3号2ラン。5月23日のオリックス戦(スカイM)以来、出場26試合42打席ぶりの一発だった。「調子はずっと悪くはないし、バットも振れている」。右腕を打ったことがアピールだった。 常にレギュラーの座を争ってきた桜井が右のゴンザレスながら「3番・右翼」に入った。自身は今季、ここまで「6、7番」でスタメンはわずか10試合。レギュラー獲りに関して「もちろん、そういう気持ちでやっている。まずは与えられたところで仕事をする」と出番の少ない悔しさをひと振りに込めた。 打撃の相棒は試行錯誤の繰り返しだ。昨季は、芯が太い葛城のバットを借りたこともあった。昨オフにはグリップエンドを細くした村田(横浜)タイプの新型を発注した。しかし、今年の春季キャンプで試用し、従来のもの(芯がやや細め、グリップエンドは太め)に戻した。「やっぱり安心感がありますからね」。形状は変えずとも「気分によって」33.5インチ(約85.1センチ)と34インチ(86.4センチ)とを使い分ける。レギュラー奪取のため、左腕対策として長めのバットを振り、外角に手が届くようにした。先発出場は約1カ月ないが、代打要員に甘んじる気はない。 「チームのために何とかしようと。みんなあきらめていなかったから」。その気持ちがあすにつながる。白星を呼び、スラッガーとしての存在を示した夜になった。阪神・葛城、ダメ押し弾!併殺汚名そそいだ 鳥谷、そして、林の一発を追うように、白球が右中間最前列へと吸い込まれていった。3点差とした九回一死。葛城のダメ押し2号ソロが、首位・巨人にトドメを刺す。奇跡の3発目は、イクローの意地がいっぱい詰まっていた。「複雑です。その前(七回一死)の一、三塁のところが(一ゴロ併殺)…。悔しかったです…」 ベンチに戻ってようやく笑顔が戻った。4月25日の広島戦(マツダ)以来、42試合103打席ぶりのアーチ。だが、真っ先に振り返ったのは、負けていれば戦犯扱いされかねない場面だった。 1点を追う七回、鳥谷の四球と狩野の死球で無死一、二塁。代打・桧山が中飛で一死一、三塁とチャンスを広げたところで、出番が回ってきた。しかし、先発・ゴンザレスのチェンジアップを打たされて、結果は最悪の一ゴロ併殺。あっという間に流れを断ち切った。 打撃不振の新井に代わって、8日の広島戦(新潟)から右投手限定で3番に座った。だが、以降5試合で16打数3安打、打率.188で2打点。相手先発が右腕にもかかわらず、スタメンの座を桜井に譲り渡した。さらにこの日、一気に4人が昇格&2軍落ち。長らく1、2軍の当落線上にいた男は、後がないことを感じ取っていた。 「葛城も、その前(七回)の嫌な感じを帳消しにしてくれた」 真弓監督の目を、再びこちらに向かせた。変わったばかりの5番手・マイケル中村からファウルで2球粘り、最後は低めの直球をとらえた。 「鳥谷が打ってくれたので、(自分に打席が)回ってくれば何とかしようと思っていた。でも、あの一、三塁が…」 最後まで反省しきりのイクロー。汚名返上にかける思いが、奇跡を締めくくった。パーム冴えた!阪神・金村暁が6回1失点 久しぶりに味わうハイタッチの感触。自身に白星がつかなくても、チームの勝利がうれしかった。今季初登板初先発の晴れ舞台で6回3安打1失点の投球。金村暁が男の意地をみせた。「チームが勝ったことが一番。それ以外にない。ベンチの雰囲気もよかったし、何かきっかけになってくれたらいい」 二回、亀井にソロアーチを浴びたが、失点はそれだけ。変化球主体に組み立てて丁寧にホームベースの四隅に投じた。代名詞ともいえるパームボールでG打線を翻弄。110キロ前後の遅球で的を絞らせなかった。 「意地をみせたな。感動したよ」-。試合後はすぐさま中西2軍投手コーチからの電話が入った。「うれしかったですね」。胸が熱くなった。昨年日本ハムからトレード加入し、プロ15年目を迎えたベテランも今季はずっと2軍暮らし。だが、腐ることなく照りつける太陽の下、若手に交じって肌を焦がした。野球の神様はそんな右腕を見放さなかった。 自力優勝の可能性が消えたことで、チームは球宴明けから若手に切り替えていく方針。この登板で結果を出せなければ、次のチャンスが与えられる可能性は極めて低い。選手生命が懸かった一戦で、生き残る快投だった。球宴があり、登板機会がなくなるため、18日にいったん石川と入れ替わり登録を抹消されるが、久保投手コーチは「使わなかったコーチが悪いね。これからどんどん相性をみて使っていきます」と今後も先発機会を与えることを約束した。 「こういうゲームをしていけば(自身の)勝ちにつながると思う」 トラ初勝利はお預け。それでも、充実感に満ちあふれていた。通算88勝右腕の新たな“一歩”はそう遠くないはずだ。
Jul 17, 2009
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やりました!!!やってくれました!!!復帰した金村が好投すると、江草、アッチソンが踏ん張って、なんとか1点差ここで、守護神越智!!!!こういう点が入らないときは、打ちますね!!鳥谷の逆転ホームラン!!!!そして、林も、葛城も!!!最終回、あと二人から、三本塁打で大逆転勝利!!!!まだまだ奇跡があるぞ!!!!!阪 神 0 0 0 0 0 0 0 0 5 5 巨 人 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 【投手】(神)金村暁、江草、アッチソン、藤川-狩野(巨)ゴンザレス、オビスポ、山口、越智、M・中村-鶴岡【責任投手】(勝)アッチソン42試合4勝2敗(敗)越智41試合5勝2敗8S【本塁打】(神)鳥谷7号2ラン(9回、越智)、林威助3号2ラン(9回、越智)、葛城2号ソロ(9回、M・中村)(巨)亀井9号ソロ(2回、金村暁)【戦評】 阪神が九回に3本塁打を放って逆転勝ちした。0-1の九回一死一塁で、まず鳥谷が逆転2ラン。代打林威助が2ラン、葛城がソロで続いて一気に突き放した。八回を抑えたアッチソンが4勝目。巨人は勝利まであと2人の場面で登場した越智が痛打された。
Jul 17, 2009
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阪神・金村暁&久保田、今季初の1軍合流 阪神・金村暁と久保田が今季初めて1軍に合流した。19日の巨人戦(東京D)で今季初登板初先発予定の金村暁は「見返してやるくらいの気持ちで頑張ります」と話し、遠投などで汗を流した後、右腕をぐるぐると回した。 16日の中日戦(甲子園)に先発する久保田はブルペンでの投球練習などで調整。「グラウンドの雰囲気が、メチャ変わっていた」とリニューアルされた聖地に目を丸くしていた。阪神・矢野&ジェフが昇格へ「九回いける」 右ひじ手術からの復活を目指す阪神・矢野が14日、ウエスタン・ソフトバンク戦に先発出場した。二塁送球の機会はなかったが「自分では九回いける感覚がある。あとは上(1軍)との兼ね合いがあるからね」と話した。五回の第3打席で左前打を放った。 また左肩痛で2軍調整中のウィリアムスも1点リードの八回からマウンドに登ると、1回を1安打無失点。「(状態は)グッド!(1軍合流の)準備ができた」と笑顔。矢野は15日、ウィリアムスは登板翌日の状態を確認するため、16日にも1軍に昇格する。阪神・赤星91スイング!球宴までには復帰 首痛、腰痛を抱える阪神・赤星の1軍復帰が17日の巨人戦(東京D)になりそうだ。14日、鳴尾浜でフリー打撃で91スイングと振り込むなど、汗を流した後、「まだ万全ではないけれど、ある程度は順調に来ている」と慎重な姿勢を見せた。山脇守備走塁コーチは「本人がそう言っているなら、まだじゃないか。東京(遠征)ぐらいからだろう。オールスターまでには間に合うよ」と話した。
Jul 15, 2009
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シーズン途中のトレードは、よりいやなもんですが、結局、期待されたのに花開かなかった太陽とのトレードで入った水田が、いきなり活躍しました。両選手とも、いまが瀬戸際でしょう。本当にがんばってもらいたいです。水田、虎デビュー戦で二塁打「出てよかった」 トレードで西武から移籍してきた阪神・水田が虎デビュー戦でキラリ。二回一死一塁から左翼線二塁打。相手失策を呼び込み先制点を演出した。 3打数1安打と力を示し「すんなり(試合に)入っていけた。結果が欲しかったので1本出てよかった」と声を弾ませた。二塁守備で軽快な動きを見せると、七回から右翼に挑戦。新天地で好スタートを切った。水田、阪神入団会見「いっちょやったる!」 西武から交換トレードで移籍した水田圭介内野手(28)の入団会見が13日、西宮市内の球団事務所で行われた。背番号は「15」に決まった。 「トレードという形で、阪神に夢と希望を持ってやって参りました。不安はありますが、いっちょ、やったろうという気持ちでいっぱいです」 地元関西の大阪出身。小さい頃からの阪神ファンだ。「ずっと見ていたし、ファンもすごくて夢の球団」とタテジマ軍団の一員となり、目を輝かせた。 「走攻守すべてをアピールして、ファンに認めてもらえるようにがんばっていきます」。特にアピールポイントは「守備」。内野は全ポジションを守れるユーティリティープレーヤー。外野も「機会は少ないですが、『守れ』と言われたら守ります」とどん欲だ。 会見を終えると、すぐさま室内練習場に足を運び、マシン打撃で47スイング。約40分間、汗を流した。プロ9年目。これまで1軍出場は116試合の苦労人。まずは2軍スタートとなるが、新天地で這い上がってみせる。阪神に移籍の水田が会見「アピールしたい」 西武との交換トレードで阪神入りした水田圭介内野手(28)が13日、兵庫県西宮市の球団事務所で入団会見を行い「一日でも早く、チームに貢献できたらと思う」と抱負を述べた。 右打ちで、内野ならどこでも守れる器用さが持ち味。「走攻守、すべてでアピールしたい」と話した。背番号は15。阪神・藤田と西武・水田が交換トレード 11日、阪神の藤田太陽投手(29)と西武の水田圭介内野手(28)のトレードが成立したことがわかった。 藤田は2001年にドラフト1位で川崎製鉄千葉から阪神に入団。プロ入り9年目で、今シーズンは2試合に登板し防御率6・75。9年間で通算46試合、5勝9敗。主に中継ぎで登板し、150キロ近い速球を武器としている。 水田もプロ入り9年目で、今シーズンは6試合に出場し打率.182。打撃面では結果を残せていないが、堅実な守備には定評があり、前日(10日)のオリックス戦にも「8番・三塁」でスタメン出場している。 中継ぎに不安を抱える西武と、今シーズン失策の目立つ阪神で、両球団の補強ポイントが一致した様子。藤田太陽投手「今回のトレードを、自分にとっての転機にしなければと思っています。心機一転、頑張ります」水田圭介内野手「急な話でびっくり。(大阪は)地元なので、阪神は小さいころからファンだった。必要としてくれて自分にとってはチャンス。走攻守すべてでアピールしたい」
Jul 14, 2009
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阪神・桧山、お立ち台で笑顔「いい仕事できた」 阪神の桧山が七回、代打で勝ち越しの二塁打。一振りで勝利に貢献した。 1死一、二塁でフルカウント。2球続けてファウルで粘った後、中田の8球目を左中間に運んだ。「いいところでいい仕事ができたので、よかった」 6月11日以来の安打。安打が出ない間は「いろいろなことを試行錯誤しながら過ごした」という。勝利の立役者となった40歳はお立ち台で「活躍したから上がれる。それは素直にうれしい」と喜びをかみしめた。阪神・桧山「諦めない」有言実行V打! 阪神・桧山進次郎外野手(40)が同点の七回、左中間に勝ち越しタイムリー二塁打を放ち、連敗を4で止めた。星野仙一オーナー付シニアディレクター(62)=SD=の全面支援を取り付けた上での真弓明信監督(56)の来季留任が決まり、強い虎が復活。ここから借金を返しまくるで!!神様だって緊張する。 「最近打ててなかったので、ドキドキしながら打席に入りました」 勝負を分ける場面。桧山が勝利への思いを込めたひと振りが左前に抜けた。念願の勝ち越しだ。ヒーローはお立ち台で照れくさそうに下を向いてから、笑顔で虎党に感謝した。 「いやぁ、久しぶりなんでうれしいですね。本当に心からありがたいと思っています。いい結果が出てよかったです」 3-3の七回一死一、二塁でフルカウント。捕手・谷繁が一度、間を置く。マウンドの中田のところまで歩み寄った。 「あんまり深く考えないように、惑わされないようにね」 その直後。8球目の外角147キロ速球を弾き返した。「ゴロになったんで早く抜けてくれと。二塁まで一生懸命走りました」。激走で二、三塁と好機を継続すると、高橋光の右犠飛で追加点。走塁でもチームを助けた。 6月11日の西武戦(西武D)以来、12試合14打席ぶりの快音。自力Vが消えても14日付のサンケイスポーツ「桧山の一人語り」で「まだまだあきらめない」と巻き返しを誓っていた。プロ18年目のベテランは有言実行の一打を見せた。 勝ち越し適時打は今月1日に誕生日を迎え、40歳になってからの初安打だった。しかしその体は、時に悲鳴を上げていた。 「何とか20%やね…」 開幕時の仕上がり具合を、そう口にした。シーズンに入っても、左ひざの痛みを抱えていた。“勤続疲労”で万全の体調にはほど遠かった。3月17日、甲子園の無観客での中日戦。右翼ポール際へ“新甲子園1号”を放ったときだった。「もし、あれがツーベースならヤバかったわ」。それほど走ることがきつかった。それでも、打席に向かうその瞬間に備えて、準備を整える。 「まだまだあきらめないので、もっともっと勝ち続けられるようにみなさんの声援が必要です。よろしくお願いします」 暗黒時代といわれ、勝てなかった時期を知っている。だから1勝の重みをかみしめる。真弓監督は「(9連戦の)初戦をとって勢いがつきそうな感じがする」と手応えを口にした。桧山の心が折れない限り、希望はあると信じている。阪神・久保、史上7人目の12球団勝利達成阪神先発の久保が7回3失点で4勝目を挙げ、史上7人目の全12球団勝利を達成した。 久保は2005年にロッテに入団し、1年目に10勝3敗で新人賞に輝いた。09年、阪神に移籍し、先発ローテーションで活躍している。通算成績は34勝35敗。 全球団からの勝利は、07年に横浜・工藤が達成して以来、史上7人目の快挙となった。藤川(4年連続の2けたセーブ)「自分の数字じゃなくて、チームの数字。長くリリーフをやっている感じは出てきた」高橋光(七回に代打で犠飛)「最低限の仕事。チームが勝つのが一番だし、良かったね」真弓監督(9連戦の初戦に勝ち)「勢いがつきそうな気がする」 史上7人目の記録となった。阪神の久保は12球団すべてから白星を挙げた。だが、淡々と「意味ないでしょう。意味ある記録だったら表彰されるでしょう」。意外なほどに関心を示さなかった。 3-1と逆転してもらった直後の五回。小池、谷繁、中田と3者連続三振を奪った。これまでは味方が得点した直後に失点する場面が目立ったが、この日は違った。六回に4長短打を集められ、同点とされたが、続く2死二、三塁で小池を直球で中飛に。7回を3失点にまとめた。 自身3連勝で4勝目を挙げたが、それでも威勢のいい言葉は出ない。真っ先に「初めの1点がもったいない。ああいうところを防がないと」と暴投による四回の失点を悔やんだ。 完ぺきな投球を求め、窮屈になることも多かった。しかし、この日は七回まで無四球。久保投手コーチは「自分の(ストライク)ゾーンを持っていた」と大胆な攻めを評価した。 「勝って何より」と久保。チームの連敗を止め、この時ばかりは胸をなで下ろした。阪神・久保、史上7人目!最年少全球団白星 阪神・久保がコツコツ積み上げてきたウイニングボールの34個目は竜から奪った。これで、足りなかったワンピースがようやくそろった。出来上がったパズルに描かれていたのは「12球団勝利」。最少勝利数で史上7人目の快挙達成だ。 「それは関係ないでしょ。ホンマにすごかったら表彰されているはずですしね。チームが勝ったのでよかったです」 28歳での達成は、2005年の門倉健(当時横浜、現韓国SK)の32歳を更新する最年少記録。自身3連勝で4勝目を挙げたが、それでも威勢のいい言葉は出ない。「初めの1点は余計。アレを許したら、全部が許されてしまう。僕のミス。もったいなかった」と、真っ先に暴投による四回の失点を悔やんだ。 数日前、「借金はまだまだありますからね。本当に心から笑えるのは優勝したとき」と漏らしていた。座右の銘は「継続」。ロッテから移籍した際、宣言した自身の目標「11勝」まで、まだ7勝の上積みが必要だ。 「勝って何より」。チームの連敗を4で止め、この時ばかりは胸をなで下ろした。阪神・ブラゼル、逆転の2点二塁打! 阪神のブラゼルが四回、2点二塁打を放った。 1点を追うこの回1死一、二塁。執拗(しつよう)に内角を突く中田の5球目だった。カウント1-3からの内角直球に身をよじるようにしてバットを合わせると、鋭い打球が右翼線に転がり、2者が生還した。 「次も内にくるんじゃないかと思っていた。とにかくミート中心で芯に当てようという気持ちだった」。狙い通りの打撃で貴重な得点をたたき出した。阪神・ブラゼル、家族の前でお久しブラ打! 狙いを定め、ひと振りで仕留めた。傾きかけた流れを一気に引き寄せる逆転のタイムリー。阪神・ブラゼルが、二塁ベース上で大きく息を吐いた。 「(カウント)0-3からの球がインコースに来たから、次も内側にくると思っていた。とにかくミート中心。シンに当てようという気持ちだったよ」 1点を奪われた直後の四回だ。一死一、二塁の好機で、いつもは初球からフルスイングの助っ人が、この打席だけはジッとボールを見た。 1度もバットを振らないままカウント1-3とすると、5球目だ。143キロの内角直球を振り抜いた。右翼線へと運ぶ逆転の2点二塁打は、8試合31打席ぶりのタイムリー。竜の勢いを止めた一打を、真弓監督は「あまりボール球に手を出さずに、しっかり見極めていたのがつながった」とたたえた。 リフレッシュ効果が出た。母と叔母が、12日の夜に来日した。休日だった13日は、神戸・三宮でゆっくりとショッピングを楽しみ、夜には大好きなステーキをほお張り、心と体にパワーを蓄えた。妻のラニーさんが帰国した8日からの4試合で、16打数1安打1打点。急ブレーキがかかり、打率は初めて3割を割ったが、もう心配ない。愛する家族の支えが、B砲を再加速させる。 「内角攻めは、ピッチャーの攻め方。僕はそれにアジャスト(適応)するだけだよ」 アッチソンと並んで歩いた勝利の隊列で、笑みがこぼれた。両手に残る感触が心地よかった。これから何度でも-。ブラゼルの強烈なひと振りが、チームの流れを変える。阪神・球児、快挙!球団新4年連続2ケタS 球児で逃げ切る。これが阪神の形だ。9連戦の初戦。1点差の九回に登板した守護神・藤川が、きっちり3人斬り。今季10セーブ目で締めた。 「遅すぎるでしょ。でも(セーブは)自分の数字じゃないから。長くリリーフをやっている感じは、出てきたけどね」 セーブは自分の力ではない。藤川らしい言葉だが、これで4年連続の2けたセーブ。阪神では山本和行氏の3年連続(84~86年)を抜く、球団新記録となった。 前回11日の巨人戦(甲子園)では、今季初めて八回途中から登板。九回二死から同点に追いつかれたが、すぐさま払拭。真弓監督は「安定していたね」と目を細めた。 藤川は「やるしかないでしょ!!」とキッパリ。絶対的守護神の声が、頼もしかった。阪神・鳥谷、久々適時打「いい形で打てた」 阪神・鳥谷が貴重な3点目を呼び込んだ。四回、2点を奪い逆転。なお二死二塁と、もう1点欲しい場面で中田の外角にきたカーブをたたき、中前に運んだ。 「いい形で打てました」と残し、ロッカールームへ去っていった。 安打での打点は7月3日ヤクルト戦(甲子園)以来8試合ぶり。打率は.254とまだまだ本調子とはいえないが、少しずつ状態を上げている。 阪神・新井、6番で口火打! 口火を切ったのは、阪神・新井だ。相手投手が右腕の中田とあって、3番から再び6番に戻ったが、同点の七回無死、中田のスライダーをとらえて、鋭く中前打。勝ち越し点を呼び込んだ。 「状態? まだまだまだまだ」 試合後は厳しい表情を崩さなかったが、四回一死二塁でも、あと一歩という大きな中飛。攻撃のカギを握る男だけに、何とか復調して欲しい。
Jul 14, 2009
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久々に快勝!!ほんと、久々にブラゼル、桧山が打ってくれましたね神様の二人が復活です!そして高橋も古巣相手に、久々に活躍です!久保も、よく投げました!!強い中日に勝ちました!!! 中 日 0 0 0 1 0 2 0 1 0 4 阪 神 0 0 0 3 0 0 2 0 X 5 【投手】(中)中田、パヤノ-谷繁(神)久保、アッチソン、藤川-狩野【責任投手】(勝)久保14試合4勝4敗(S)藤川23試合2勝3敗10S(敗)中田3試合1勝2敗【本塁打】(中)(神)【戦評】 阪神が競り勝ち、1分けを挟んでの連敗を4で止めた。同点の七回に代打桧山の適時二塁打、代打高橋光の犠飛で2点を勝ち越した。久保は7回3失点で4勝目。八回からは継投で逃げ切った。中日は連勝が3でストップした。
Jul 14, 2009
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阪神、バルが先頭打者弾!最後は藤川締め 阪神が初回にバルディリスの先頭打者本塁打で先制すると、四回には桜井の左前適時打などで追加点を奪い、ヤクルトに4-1で快勝した。先発の久保は6回1失点で3勝目。最後は藤川が締めて9セーブ目を挙げた。 意外性を発揮した。バルディリスはスタンドインを確認すると、右人さし指を突き上げた。1号先頭打者本塁打だ。 「打てる球を思い切っていこうと考えていた」 昨年10月5日のヤクルト戦(神宮)以来、273日ぶりの一発は来日4本目。出場13試合、17打席目にしてやっと出た今季初ヒットだった。 試合前、首痛の赤星が出場選手登録を抹消された。代役として「1番・右翼」に入った。トップバッター、外野手でのスタメンは初めて。相手先発が左腕の石川ということもあり、ここ2試合で1番を務め、8打数5安打と当たっていた平野の代わりに起用した真弓監督の期待に応えた。 四回は一死から金本がスローカーブを右中間へ運ぶ二塁打。今季19本目の二塁打で通算383本となり、門田博光氏(元ダイエー)と並び歴代13位となった。 続くブラゼルは二塁を強襲する安打で一、三塁と好機拡大。桜井は「追い込まれていたので、ボールに食らいついていきました。うまく反応できました」と左前に弾き返す適時打を放った。さらに鳥谷が四球でつないで満塁とすると、狩野の遊ゴロ失策で2点を追加し、4-0と主導権を握った。 負ければ今季ワーストタイの借金「10」になる一戦。3点リードの終盤は必死の継投で逃げ切った。でかした!阪神・バル、ビックリ先頭打者弾 赤星ショックを、数分で振り払った! 阪神のアーロム・バルディリス内野手(26)が昇格即「1番・右翼」でスタメン出場し、今季初ヒットが先頭打者本塁打。赤星憲広外野手(33)が首痛の影響で登録抹消となったが、代役を果たした。ヤクルト戦4カード目で初の勝ち越し。ブラゼルに続く、第2の起爆剤のニオイぷんぷんや!薄暮の甲子園に仰天の放物線を描くと、左中間に消えた。バルディリスは一塁をまわると、右手人さし指で天を指す。1号先頭打者本塁打で苦しい空気を、アッという間に振り払った。 「ファームにいるときから下を向かず、一生懸命にやってきた。本当にハッピーだよ」 赤星が首痛で登録を抹消。そこで入った自身初の「1番・右翼」。負ければ4カード連続でヤクルト戦負け越しとなる窮地。しかし、試合開始数分後で不安を払拭した。外国人選手の先頭打者弾は、2003年9月17日の広島戦(甲子園)でアリアスが放って以来。真弓監督は「タイプ的には1番じゃない。右打者が桜井とバルしかいなくて他の打順がなかった」と、左腕・石川に対する苦肉の策を明かす。その起用にいきなり応え、最高の結果で驚かせた。出場13試合17打席目での今季初安打だった。2軍で45試合で打率.371は首位打者。34打点、4本塁打と好成績を残している。それでも、鳴尾浜との行き来を繰り返した。八木2軍打撃コーチから「ヒットを打った後の攻められ方」を考えるように助言を受けた。積極性が裏目に出ることが多く、どん欲に耳を傾けた。守備位置も本職の内野に限らず、外野でのノックを受け続けた。とにかく出場機会を求めた。 今季3度目の昇格を知らされた前日4日の夜。ファーム遠征に駆けつけていたバルビン夫人(26)と長男・アーロン君(2)、宮脇2軍マネジャーらと名古屋の焼き肉店で、ささやかな出陣式だった。家族はこの日、スタンドで観戦。アーロン君のミドルネームには「ヘスオス」と名付けている。「神様から授かったからさ」。英語で神という意味の「JESUS」をスペイン語発音した言葉をジュニアに授けた。だから天を指さして感謝する儀式を忘れない。異国での成功を願う妻は日本語レッスンも受けている。夢をつかむために、家族みんなで文化の壁を乗り越えていく。 「アリガトウゴジマス」と締めくくったお立ち台。「こういうふうにチャンスがもらえたら、とにかくチームに貢献したい」と、謙虚に誓った。6月にブラゼルが加入後、少しずつ好転するチーム状況。今度は自分が、赤星の穴を埋め力になる。はにかんだ笑顔に、何かを起こす予感を漂っていた。阪神・久保が3勝目!6回1失点と好投 四球から崩れがちだった阪神の久保は6回1失点と先発の役割を果たし、3勝目を手にした。「4点を取ってもらったので…。バルディリスの一撃もあって、すごく楽になりました」と言うように、打線の援護でリズムをつかんだ。 「ミスが少なかった」と低めへの意識が投球に表れた。五回まで2安打。六回に失点したが、その後をきっちり抑えた。バルディリスとお立ち台に上がった右腕は「借金はあるが、5割復帰を目指したい」と力強く宣言した。(甲子園)阪神・真弓監督(ヤクルトに2勝1敗)「食い込んでいくために、上位に負けられない。点を少しずつ取りやすくなってきた」阪神・藤川(前回の登板から6連続三振にも)「きょうはマウンドが軟らかくて、ぎっくり腰になりそうだった」阪神・久保投手コーチ(久保に)「強く攻めていた。いい真っすぐがあるんだから、こういう形でいけばいい」阪神・桜井「粘って打てた」好機で追加点 金本が1死から二塁打を放ち、ブラゼル、桜井が連打で続いた。阪神が1-0の四回に相手の失策も絡んで3点を奪い、主導権を握った。 ブラゼルの右前打で一、三塁。桜井が低めの変化球に対応し、左前へ運んだ。「うまく粘って打てた。自分のやれることをしっかりやっていきたい」と桜井。さらに四球で満塁とし、狩野のゴロを川島慶がはじき、労せず2点を加点し、そのまま逃げ切った。 この日は打線がうまくつながったが、6番打者がクローズアップされることが多い。数多い候補の中、真弓監督が最も目をつけてきたのが桜井だ。だが、この長距離砲は伸び悩んでいる。潜在能力を生かしきれない桜井に、ある首脳陣からは「やっていることがぬるい」と厳しい言葉が聞かれることもあった。 バルディリスがいきなり一発を放ち、新たに外野の定位置争いに加わった。「(桜井は)性格的におっとりしているから、刺激があった方がいい」と和田打撃コーチ。26歳の開花を待ち望んでいた。ピンチも…阪神・江草、4戦連続無失点 ヒヤヒヤも、江草が無失点で藤川へつないだ。八回無死。ヤクルトが代打・ユウイチを送ったことで、アッチソンに代わり3番手のマウンドへ。代打の代打・飯原にいきなり中前打を浴びると、一死からは田中に右前打を打たれ、一、二塁のピンチを背負ったが…。3番・福地に粘られるも、最後は鋭いライナーが一塁のブラゼルのグラブにスッポリ。エンドランのかかった一走が戻れず、見事に併殺。これで自身、4試合連続無失点となった。神・アッチソン、一夜で汚名返上! 七回に救援したアッチソンは、一死から相川に左前打を許したが、川島慶を遊ゴロ併殺打に打ち取って3人で料理。前日4日に1回2失点した汚名を、一夜明けてすぐに返上してみせた。今季登板35試合のうち8試合で失点しているが、「2試合連続失点」は一度もない。迷惑をかけた分は、必ず取り返す右腕だ。調子上げてきた!阪神・鳥谷、3戦連続安打 鳥谷がいぶし銀の活躍だ。四回一死、3連打で1点を追加し、なお一、二塁の押せ押せムードで打席に。カウント1-3から高めに浮いたカットボールを見極めて四球を選び、貴重な追加点につなげた。「結果的に点につながってよかった」と振り返った。二回には左前打を放ち、3試合連続安打。徐々に調子を上げてきた。試合決める2点!阪神・狩野が執念見せた 狩野の執念が、試合を決める2点をもぎ取った。四回、3連打で1点を追加し、さらに四球で一死満塁。狩野の打球を遊撃・川島慶が弾く間にブラゼルと桜井が生還した。守りでも先発・久保からアッチソン、江草、藤川と4人の投手リレーを引っ張り、1失点でしのぐ好リード。6回1失点で3勝目をあげた久保については「ブルペンから調子がよかった。低め、低めを意識できました」と手応えを口にした。
Jul 5, 2009
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赤星がいなくて、ジェフがいなくてもバルが先頭打者ホームランで勢いに乗って、久保が抑えて、アッチソン、江草、球児でしめました!!!!4回の金本、ブラゼル、桜井の連打!!ききましたね!!これで、ヤクルトに勝ち越し!!!今度こそ調子に乗ってくれ!!!!!ヤクルト 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 阪 神 1 0 0 3 0 0 0 0 X 4 【投手】(ヤ)石川、萩原、押本、李恵践-相川(神)久保、アッチソン、江草、藤川-狩野【責任投手】(勝)久保13試合3勝4敗(S)藤川20試合2勝3敗9S(敗)石川15試合7勝5敗【本塁打】(ヤ)(神)バルディリス1号ソロ(1回、石川)【戦評】 阪神は一回、バルディリスの今季1号先頭打者本塁打で先制。四回にも桜井の適時打などで3点を加えた。久保は6回1失点で3勝目。最後は藤川が締めて9セーブ目を挙げた。ヤクルトは打線が3併殺で攻め切れなかった。
Jul 5, 2009
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ブラ!ブラ!ブラ!また驚弾、またヒーロー 驚弾さく裂! 阪神のクレイグ・ブラゼル内野手(29)がヤクルト戦の二回に2試合連続となる先制の7号2ランで雨を切り裂いた。3安打3打点で連夜の大暴れ。7月初登場の聖地で、虎党に希望の光を与えてくれた。ブラ砲、最高!! 雨のカーテンを切り裂いて、美しい放物線を描いた。白球が左中間席で弾んだ。2戦連発となる先制の7号2ラン。ブラゼルのひと振りが、勝利への架け橋だ。 「最高の気持ちだよ。甲子園に帰ってきて、周りのファンのサポートでエネルギーをもらった。本当によかった」 虎デビューを飾った6月5日のオリックス戦以来となる聖地弾&お立ち台。2戦連発を含む3安打3打点で快勝に導いたヒーローは、約1カ月ぶりの景色に酔いしれながら、トラッキーのほおにチュッ。日本語で「ツカレタヨ」と話すと、最高の笑顔を見せた。 二回無死一塁。豪快に決めた。先発・館山の初球、外角のスライダーを打ち砕いた。雨の影響で湿度が高く、打球は飛ばない。だが、別格のパワーを誇る助っ人には関係なかった。「バットのシンでとらえようという気持ち」で振り抜いて左中間最深部へ。真弓監督は「大きいね。試合の流れを変えてくれる」と目尻を下げた。 打ちたい理由があった。最愛の妻・ラニーさん(29)が、生まれてくる第1子のために8日に帰国。“悲しい別れ”を試合前に明かした。5月27日、ともに来日して以来、約1カ月間日本で生活してきた。出産予定の9月に向けて夫人は米国で暮らすことになる。当分の間は会えない。だから日本を離れる前に、少しでも多く雄姿を目に焼き付けてほしかった。 だから、攻撃の手は一切緩めない。三回一死でも右翼線二塁打を放つと七回一死二塁では、右翼線に弾き返して3打点目。ゆっくり走って? アウト(記録は右前適時打)になってしまったが、その輝きに変わりはない。文句なしの救世主だ。 前日2日は8連勝中の竜に土をつけ、返す刀で虎が今季6連敗中だったツバメ軍団を、そして、苦手の館山を粉砕した。これで出場19試合で7本塁打、20打点。残り77試合、このペースなら35本塁打、101打点となる計算。もっと加速すれば40発も…。中日・ブランコ(23本塁打)という大きな壁が立ちはだかるものの、キング争いも夢じゃない。 ファンにも誓った。「これからも全力プレーで頑張るから、応援よろしく」。フルパワーの背番号67に怖いものなし。虎の大反攻へ、勝利へのアーチを何度でも架けてみせる。阪神・ブラゼル、ヤクルト粉砕の一撃! 前夜、逆転勝利に導いた助っ人のバットが、またも火を噴いた。二回。先頭の金本が四球で歩いた後、ブラゼルが館山の初球を完ぺきにとらえ、左中間席へ先制の7号2ランをたたき込んだ。6月11日の西武戦から16日の日本ハム戦まで4試合連発を記録して以来の2戦連発。ブラゼルは「足もとが悪くて速く走れないからね。ゆっくり走れてよかったよ」と茶目っ気たっぷりにコメントした。 強烈なひと振りが、猛虎打線に火を付けた。葛城の右越え二塁打に続き、鳥谷が「ブラゼル、葛城さんと、いい雰囲気に乗せられて打つことができた」と右翼線へ適時二塁打を放ち3点目。さらに二死一、三塁から関本の一ゴロをデントナが後逸。運も味方につけて4点目を奪った。 四回は狩野の中前打を足がかりに、一死二塁から平野が左翼線へ適時二塁打。五回にも二死走者なしから葛城、鳥谷の連続長短打で6点目をもぎ取り、ヤクルトを突き放した。 ここまでヤクルト戦は4月3日の開幕戦で勝利したのを最後に6連敗中。苦手からの約3カ月ぶりの勝利をグイッと引き寄せたのは、連敗中にはいなかったブラ砲だった。阪神・鳥谷、2安打2打点!大暴れや 雨水が滴り落ちたベースを慎重にけり、二塁上で胸を張った虎戦士は5人(二塁打は計6本)もいた。大暴れのブラゼルだけじゃなく、主役は他にもいる。二回、新助っ人の先制2ランが飛び出した直後、葛城の右翼線二塁打に続く、鳥谷の一打が館山を襲った。「引っ張りにいって、その結果です。最悪でも進塁打になれば、と思っていた。(状態は)徐々によくなってきています」 二回無死二塁。真ん中高めのシンカーに反応した。一塁・デントナのミットを弾き、右翼線へ。今季、自身13本目の二塁打で葛城が生還。先制、中押し…。これが求めていた、虎の野球だ。 「ブラゼル、葛城さんといい雰囲気に乗せられて、打つことができた」 開幕当初は新3番も、打率は低迷。打順は下位に降格。エリート街道を常に歩いてきたサラブレッドのプロ6年目で初ともいえる壁。それをブチ壊そうと、試行錯誤を重ねていた。 「いろいろと自分で考えながらやっている」 試合前のフリー打撃に、その気持ちは表れていた。バットを立ててアゴを引き、そして、右足を開く。そのオープンスタンスが背番号1の代名詞だが、足の位置がノーマルに変わったときがあった。 打率2割4分台をさまよっていた交流戦中のこと。そして、気が付けばバッタボックスに掘られた穴が、いつもと違っていた。約1歩分マウンドに近づいて立っていた。より生きた白球を弾き返そうと、歯を食いしばっていた。 苦労が徐々に結果となる。五回二死二塁では一、二塁間を破り、右前適時打で2打点目。「本塁打だけでなく、うまく点を取っていけたのが大きい」。真弓監督の言葉がすべて。鳥谷、そして、金本、2二塁打の葛城、平野、ブラゼル…1試合6二塁打は昨年8月3日の横浜戦(横浜)以来。もちろん、今季初。降雨で試合開始が9分遅れたが、待っていたのは怒濤のツーベースラッシュ。その先頭に復活にかける鳥谷が立っていた。真弓虎、嵐の6二塁打!6連敗中の燕に快勝! 会心の笑顔には、まだ遠い。しかし真弓監督の表情には、巻き返しへの手応えが浮かんでいた。開始さえ危ぶまれた雨の甲子園。9分遅れで始まった一戦も、6連敗中だった2位・ヤクルト相手に久々の快勝。悪天候の中で集まった4万5680人の大観衆-。7月反攻へ、聖地の声援が背中を押してくれる。阪神・安藤、雨ニモマケズ6勝目 阪神の安藤が8回2失点で6勝目を挙げ「チームがきのう、いい勝ち方をした。3連戦の頭だし、勝てて良かった」と息をついた。 一回1死二塁は青木、デントナと抑え、二回1死二、三塁でも後続を断った。雨でぬかるんだマウンドにも「こういうのは慣れている」と動じることはなかった。 ここ2試合は不本意な投球が続き、下半身の使い方を修正。久保投手コーチは「だいぶ手応えをつかんでいる」と及第点を与えた。狩野の話(安藤に)「下が(雨で)ぬかるんでいた。制球重視でいこうと(二人で)話をした」平野の話(四回に適時二塁打)「とにかく次につなぐこと、それしか考えていない」新井の話(先発野手で唯一の無安打)「何もないです」ヤ斬りの阪神・安藤、足元固め6勝目帽子を伝う滴も気にならなかった。『雨はおまかせ!!』とばかりに安藤が直球、変化球を丁寧にホームベースの四隅に散らした。108球で8回6安打2失点。6勝目を飾った。「こういう天気は慣れているからね。気持ちの問題だけ」 試合開始が9分遅れた。ゲーム序盤の強い雨脚のなか、女房役の狩野と「絶対に低めを狙っていこう」と意思確認。その象徴的なシーンが4点を先制した直後の三回だ。先頭の福地をあっさり2球で追い込み、128キロのフォークでを二ゴロ。田中浩はまっすぐで左飛。最後は青木を外角低めのシュートで遊ゴロに仕留めて、わずか5球で3者凡退。悪天候のなか、攻撃にリズムを生む教科書通りの好投だった。 今季成績はここまで5勝5敗。波に乗りきれない状態にエースも模索していた。この日、練習中に試していた投球時に左足を高く上げるフォームを実践。これが手応え十分だった。「(高く上げた左)足を強く、重く使うことで(踏み込んだ足が)滑らなかったね」と久保投手コーチも満足げ。ぬかるんだマウンドで抜群の効果を発揮した。 「きのういい勝ち方をしたし、(甲子園)3連戦のアタマをとれたんで。次頑張ります」 これで6月26日の横浜戦(甲子園)に続き、自身2連勝だ。虎の大黒柱がこのまま“連チャン”モードに突入する。阪神・葛城、左右へ巧打!次戦へ引き締め 「6番・右翼」でスタメン出場の阪神・葛城が、二塁打2本。ともに鳥谷の適時打で生還し、下位打線の得点源を務めた。 「チャンスで打てればよかったんですけど、チームが勝てたのでよかった」。二回にブラゼルの特大弾で意気消沈した館山から右翼線二塁打、五回に左中間まっぷたつの二塁打と左右へ巧打を披露。「(打った)次の試合で負けることが多いので、気を引き締めないと」。喜びもそこそこに真顔へ戻っていた。
Jul 3, 2009
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やりました!!今日もブラゼルは大当たり!!!ほんとに、神様!仏様!ブラゼル様!!3安打2打点1本塁打!!!安藤も雨の中、良く投げました!!!好調ヤクルト!それも苦手にしてる連勝男館山に勝ちました!!!今度こそ勢いにのってくれ!!!ヤクルト 0 0 0 0 0 1 0 1 0 2 阪 神 0 4 0 1 1 0 1 0 X 7 【投手】(ヤ)館山、萩原、一場-相川(神)安藤、杉山-狩野【責任投手】(勝)安藤14試合6勝5敗(敗)館山13試合8勝2敗【本塁打】(ヤ)福地2号ソロ(8回、安藤)(神)ブラゼル7号2ラン(2回、館山)【戦評】 投打のかみ合った阪神が快勝。ヤクルト戦の連敗を6で止めた。二回にブラゼルの7号2ランなどで4点を先行した。安藤は8回2失点で6勝目。九回は今季初登板の杉山が締めた。ヤクルトは館山の乱調が誤算で4連敗。
Jul 3, 2009
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阪神・ブラゼルが土壇場でチーム救う! まさに“助っ人”の称号にふさわしい働きだ。1点を追う八回だった。阪神は1死一塁、三塁で4番・金本が凡退。後がない状況でブラゼルが打席に入った。 浅尾とのこれまでの2度の対戦はいずれも空振り三振。しかし、この日は初球の外角高めの149キロをたたいた。ぐんぐん上がった打球はジャンプした和田も届かないフェンス直撃の逆転2点二塁打となった。ヒーローは二塁塁上で拳を握って感情を爆発させた。「気を失うくらい興奮した。一番いい、ミートできるところでフルスイングしたいと思って打席に立った」と振り返った。 1-3の七回には一発でチームを勇気づけた。見逃せばボールのフォークボール。すくい上げるようなスイングで右中間に運んだ。和田打撃コーチは「一発で流れを変えてくれた。課題のフォークをとらえられた」と評価した。 「一生懸命やっていればいい方向にいくと思う」とブラゼルは前向き。土壇場でチームを救った。阪神・真弓監督(攻守に目立つミスに)「勝てていないので選手もプレッシャーがかかっている。こういう試合を勝っていって楽になるようにしたい」阪神・岩田(6回3失点、朝倉に二塁打を許し)「どんな形であっても投手に打たれたら駄目。あれで試合の雰囲気を変えてしまった」阪神・新井(3安打)「いつも試合はあるので、気持ちだけはベストにしておきたい」竜止めたで~!阪神・ブラゼルが逆転V打 ブラ様の逆転打で竜倒だ!! 阪神はクレイグ・ブラゼル内野手(29)が追撃の6号ソロと、左翼フェンス直撃の逆転の2点二塁打で、8連勝中だった中日を撃破。借金を9に減らした。崖っぷちでも、会心のガッツポーズで虎戦士を鼓舞。この男がいる限り、虎の戦いは終わらない! ウオオオオー!! 虎を窮地から救った“救世主”の雄たけびが名古屋の夜空に響いた。打ち上げた打球が左翼フェンスで跳ね返り、人工芝の上を転がる。逆転の2点二塁打。二塁に到達すると、ブラゼルがこれ以上ない感情を込めて、ガッツポーズだ。 「コーチのアドバイスのおかげで打つことができたよ。(二塁打は)最高の気持ちだね。二塁ベースに行くまでに、気を失いそうになったよ」 名古屋で初のヒーローインタビュー。慣れない日本語で「アリガトウゴザイマス」。ヒーローは勝利に酔いしれた。 1点を追う八回二死一、三塁。中日・浅尾の初球、149キロを打ち砕いた。前夜まで2日続けて打ち取られていたセットアッパーからの逆転打。興奮が収まらなかった。 ひと振りが流れを変えた。2点を追いかける七回。先頭で打席に入ると、先発・朝倉のフォークを振り抜いた。右中間スタンドへ突き刺さった6号ソロは、9試合39打席ぶりの1発。逆襲の“号砲”を打ち上げ、八回の逆転劇につなげた。 大ピンチだった。負ければ今季2度目のカード3連敗で、借金は最多更新の「11」。自力V消滅も音を立てて近づき、3位・中日と10ゲーム差に広がる窮地を救った、値千金の2安打3打点。和田打撃コーチが「1発で流れが変わった。フォークをうまくすくった」と絶賛すれば、真弓監督は「ホームランにしてもかなりつまったけど、フェンスまで持っていくパワーだよね」と最敬礼だ。 2連敗を喫した前夜は、チームメートの阿部と大木、永田の両通訳の3人で食事に出かけた。名古屋市内で牛肉のステーキに舌鼓をうちながら、深夜まで語り合った。仲間と絆を深め、パワーをため込んだ。 右ひじにはファイテン社製のサポーターを常に付ける。1軍合流直後にバルディリスに借りていたもので、ひじを締め付けずに負担を軽減する優れもの。「フィット感がすごくいいんだ」と大のお気に入り。交流戦期間中に担当者にお願いして、専用のものを届けてもらった。 「チームの調子や状態は悪くない。全力プレーでやっている。足を運んでくれるファンのためにも、あきらめずにやっていくよ」 顔を紅潮させたまま誓った。これぞ助っ人。苦しみながらつかんだ勝利だからこそ価値がある。次につながる。ブラゼルの“咆吼”が、逆襲のノロシとなる。阪神・藤川、会心の3連続三振で8セーブ目 阪神の藤川は1点リードの九回から登板。危なげない投球で6月21日以来となる8セーブ目を挙げた。 ここまでやや精彩を欠いた内容が続いていたが、この日は代打・立浪を150キロの直球で空振り三振に仕留めるなど、3者連続三振。「自分の中でもいろいろとつかんだものがあった。悪くなった時の修正の仕方を思い出した」と話した。阪神・渡辺、逆転呼びこみ今季初勝利 1点ビハインドの七回から2番手のマウンドに上がった渡辺が、今季初勝利をあげた。二死から井端に右前打を浴び、暴投で二塁へ進まれたが、続く荒木を見逃し三振。1回2奪三振で無失点に切り抜け、八回の味方の逆転を呼んだ。ウィリアムスが離脱した救援陣。アッチソン、藤川へつなぐためにも、渡辺と江草の2人の存在が大きい。阪神・岩田、粘投で逆転勝利呼び込む! 阪神が逆転勝ちで中日の連勝を8で止めた。2点差を追う七回にブラゼルがソロを放ち1点差に迫ると八回再びブラゼルが2点適時二塁打で逆転に成功した。最後は藤川が中日打線を三者三振に取り8セーブ目。七回、2番手で登板した渡辺が今季初勝利を挙げた。中日は連勝が8でストップした。満を持してのマウンドだった。岩田は得意の竜打線を相手に粘りの投球を続けたが、失点を重ねるたびに表情が険しくなった。 昨季は中日戦5試合に登板して3勝、防御率2・17。初対戦となる主砲ブランコに対しても「(昨年)いない打者は投げてみて、自分がどう感じかなので特別な意識はありません」と無心で臨んだが…。 一回、先頭の井端に二遊間を破られ、荒木には追い込んでから左翼フェンス直撃の二塁打を浴びた。一死を取り、打席に迎えたのは4番ブランコ。内角高めの140キロでバットをへし折ったが、力で中前にはじき返され、先制点を許した。 1-1で迎えた五回には、先頭の投手・朝倉に右翼線二塁打を喫し、荒木の右前適時打などで2点を勝ち越された。 左肩痛から復帰し、6月10日の西武戦で今季初登板。サムライジャパンの一員としてともに戦った涌井と互角の投げ合いを演じた。八回途中3失点にも、チームの敗戦に「負けたので、全然合格とはいえない」と笑みがこぼれることはなかった。この日はそれ以来、22日ぶりの登板だった。 「だいぶ迷惑をかけているんで、早く(遅れ)取り戻してチームの優勝に貢献したい」 心中には期するものがあったはず。リードを許しても降板した六回まで必死に左腕を振り続けた。その力投に打線が応え、七回にブラゼルが6号ソロで1点差に迫ると、八回、またもブラゼルが二死1、3塁から勝ち越しの二塁打を放った。 その後、八回はアッチソンが3人でピシャリと抑え、九回には藤川が中日打線を三者三振に仕留め、中日の連勝を8で止めるとともに、連敗を2でストップさせた。完全復活見えた!阪神・新井、魂の3安打 執念で運んだ。1点を追う八回一死二塁。3番・新井が、カウント1ー3から浅尾の149キロを振り抜いた。鈍い音とともに、折れたバット。しかし、打球は二塁手の頭上を越え、中前へ落ちた。 「気持ちが乗り移った? そういうことです。気持ちしかないです」 4月28日の横浜戦(倉敷)の4安打以来、実に45試合ぶりの今季3度目猛打賞。魂の一打でチャンスを広げると、二死後、ブラゼルの左中間2点二塁打で、一気に決勝のホームを駆け抜けた。 「どんな時でも、気持ちだけはベストにしていこうと思っているんで」 金本の後を打つプレッシャーのかかる5番から、3番に“降格”されるなど、自身もチームも苦しい今季だが…闘争心だけは失いたくなかった。前日1日。六回一死一、三塁の守備で、谷繁の三ゴロを本塁へ投げられず一塁送球。4点目を失った。一走のスタートに加え、ボテボテの当たり、三走と本塁が重なる不運もあったが、勝負できなかったのも事実。どんな時でも、ガムシャラに攻める-。それが、新井の持ち味だ。 四回は中前打を放ち、同点のお膳立て。六回の右前打では、金本の空振り三振で、ワンバウンド投球に思わず二塁を狙った。結果は盗塁死で併殺に。それでも、攻める気持ちは切れなかった。 「悪くないね。続けてくれるでしょう」と期待を寄せた真弓監督。新井は「(苦しくとも)いつも試合はあるんで。ファンの方も応援してくれていますから」と声を強めた。常に注がれる虎党の熱い声援。これ以上ファンを失望させられない。打率.229からの逆襲が始まる。阪神・金本、今季11度目のマルチ打 金本が4試合ぶり&今季11度目となるマルチ安打。二回先頭で右中間へ二塁打を放つと、四回無死一塁では中前に鋭いライナーで弾き返し、得点につなげた。八回一死一、三塁の第4打席は三飛に倒れて、首をかしげたが、逆転勝利に安どの表情。左ひざ手術の影響で、封印していた遠征先でのウエートトレは先送りとなったが、主砲の打棒復活は、何よりの明るい材料といえそうだ。
Jul 2, 2009
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ありがとう!!本当にありがとう!!!!ブラゼル様のおかげで、スポーツニュースが見れます!!今日は、投手陣もがんばりましたね。好調中日相手に、よく粘りました阪 神 0 0 0 1 0 0 1 2 0 4 中 日 1 0 0 0 2 0 0 0 0 3 【投手】(神)岩田、渡辺、アッチソン、藤川-狩野(中)朝倉、小林正、パヤノ、浅尾、平井-谷繁【責任投手】(勝)渡辺29試合1勝(S)藤川19試合2勝3敗8S(敗)浅尾28試合5勝6敗【本塁打】(神)ブラゼル6号ソロ(7回、朝倉)(中)【戦評】 阪神が逆転勝ち。1-3の七回にブラゼルの6号ソロで1点差に迫ると、八回にもブラゼルが左中間へ逆転の2点二塁打を放った。2番手の渡辺が初勝利。最後は藤川が3者連続三振で締めた。中日の連勝は8でストップした。
Jul 2, 2009
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関本万歳!!
Jun 29, 2009
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関本が決めた!阪神、鮮やか逆転サヨナラ 阪神が九回、関本の2点適時三塁打で横浜に逆転サヨナラ勝ちした。 試合は横浜が二回に先頭打者・下園の本塁打で先制。五回にも内川が二塁打で出塁、続く村田が適時打を放って追加点を奪った。 阪神打線は横浜先発のマストニーの前に沈黙。しかし、驚異的な粘りを見せた。0-2で迎えた九回、一死から鳥谷、狩野、葛城の連打で満塁。赤星の代打、桧山が左犠飛を放って1点差とすると、最後は関本が左中間を破るサヨナラ打を放って、試合をひっくり返した。 横浜は先発のマストニーが好投するも、九回に山口が打たれて、1カ月ぶりの連勝を逃した。真弓監督(劇的なサヨナラ勝ちに)「もう流れをつかんでいかないと、借金を返せない」阪神・久保(5回2失点)「内容どうこうより、(チームが)勝てば何でもいいです。最高の勝ち方ができた」出た、必死のパッチ!虎・関本がサヨナラ打 ミスター必死のパッチが絶望の淵にいた虎を蘇生させた。阪神は九回二死一、二塁から関本賢太郎内野手(30)が左中間を破る逆転サヨナラ三塁打。今季5度目のサヨナラ勝ちで、リーグ戦再開後最初の3連戦を勝ち越した。試合途中まで横浜より弱いやんけと思ってたアナタ。そんなことはありまへん!!無我夢中だった。打った球の残像は記憶にない。打球は左中間で跳ねた。関本は二塁をまわると、狩野がホームを踏み、続けて葛城が本塁に大の字で倒れ込むのが見えた。気が付くと三塁ベース付近で、歓喜の波が押し寄せた。劇的な逆転サヨナラ勝ち。手荒い祝福も、ただうれしかった。 「めっちゃ興奮しています!! もう、何が何だかよう分からなくなりました。自分でも今、何を言っているかよくわかっていないです」 今季5度目のサヨナラ勝ち。敗色ムードだったが、最後までスタンドに残ってくれた虎党に関本節で笑いを届けた。 0-2の九回一死から追い上げた。マウンドには守護神山口。鳥谷、狩野、葛城の3連打で満塁とし、代打桧山の左犠飛で1点差に迫った。続く二死一、二塁で打席に立った。 「気迫だけやと思います。本当にチームの代表として(打席に)立っていると思って」 バットを驚くほど短く持ち、落ちる球にくらいついた。まさに執念の2点三塁打で決めた。真弓監督は「(打球は)抜けたと思ったけど、葛城がかえって来てくれるのかな、と思っていた」と、この瞬間だけはここ数日続いた険しい表情を崩した。 21日の楽天戦(甲子園)から4試合で3度目の猛打賞。連続試合安打も4とし、打率.284は狩野に次ぐチーム2位。「状態はとびきりよくはない」というが、打席での集中力はMAXだった。 「勇気を持って振っていこう」 ある日の試合前ミーティング。和田、中村両打撃コーチが熱く訴えた。開幕から得点力不足に陥った打線。それは交流戦期間も続いた。根性論だけで、打てないことは、みんなわかっている。弱気になりそうな心に、その言葉が響いた。 終始劣勢の試合展開だった。関本は「途中まで(勝つのは)すごく厳しいと思っていた」と正直な胸の内を明かしたが、勝ちたいという強い気持ちが勝った。 「とにかく選手は必死のパッチでやっています。これからも応援よろしくお願いします。中日戦で勢いに乗りたいと思います」 お馴染みのフレーズで締めくくった。力強くナインの思いを伝えた。あと81試合残っている。絶対に、あきらめない-。その心がある限り、奇跡への扉は開いている。阪神・関本「最高の結果」逆転サヨナラ三塁打 阪神の勝利を信じて声援を送り続けたファンにドラマが待っていた。敗色濃厚の0-2の九回に土壇場で逆転サヨナラ勝ち。主役は関本だった。 この回、3連打で満塁とし、桧山の左犠飛でまず1点を返した。さらに2死一、二塁で関本が打席に向かった。「きょうは特に冷静やった」という2番打者は真ん中に入った山口の変化球をはじき返した。 大歓声に後押しされた打球は左中間を深々と破る起死回生の三塁打。狩野に続いて生還した一塁走者の葛城はあおむけになってはしゃぎ、三塁を回ったヒーローは両腕を突き上げて感情を爆発させた。 今季5度目のサヨナラ勝ち。お立ち台での関本は興奮冷めやらず「後ろにつなごうという思いが最高の結果になった。気持ちだけです」と言葉をつないだ。 3連勝を狙ったリーグ戦再開後の最初のカードでの負け越しは辛くも免れた。それでも借金はまだ8。「2勝1敗でリズムをつくらないといけない。最初の試合でそれができてよかった」と関本。劇的な白星がチームの勢いにつながるか。阪神、単打3本でサヨナラ演出 鳥谷、狩野、葛城が九回に単打3本でつなぎ、阪神の逆転サヨナラ勝ちを演出した。 1死後に鳥谷がカウント1-3から右前打。続く狩野が初球を左前打。狩野は「塁に出たら上位に回るし、何とかなると思った」という。 葛城も「狩野に続きたかった」と初球から振って出て、一塁強襲の内野安打。積極性が光る連打で満塁とし、桧山の犠飛、関本のサヨナラ打を呼び込んだ。阪神・鳥谷、ミラクルの口火に「ラッキー」 ミラクル逆転の口火は阪神・鳥谷のヒットからだった。2点を追う九回一死走者なし。思い切り振り抜いた打球は右前にポトリと落ちた。 「あれはラッキーヒットですよ。(カウント1-3で)次は思い切っていこうと思ってました」。五回には吉村の三遊間を抜けようかという打球をダイビングキャッチして、一塁に投げる美技も披露。「次の試合でいい流れを作っていきたい」とニッコリ。阪神・桧山、劇勝呼ん打!代打で千金犠飛! 自身としては、決して納得のいく結果ではないだろう。それでも、勝利につながる最低限の仕事が出来るからこそ、切り札と呼ばれる。歓喜に沸くベンチから姿を見せた阪神・桧山は「何もないよ」と、小さく笑った。 「自分どうこうじゃない。後ろ(関本)が、仕事をしてくれたよ」 0-2の九回。一死から3連打でつないだ満塁の絶好機に代打をコールされた。真弓監督が赤星に代えて切った最大のカード。祈りにも似た大歓声の中、打席に立った。 この2試合、チャンスで1本出ない重苦しさが蔓延していた打線。耐え難い負の流れ…。桧山も前日27日、七回無死一、二塁で、2球目を捕邪飛に終わっていた。山口の初球。甘い直球を見逃した。立ち後れた-。 「消極的になっているかなと思った。それではアカンと思った」 2球目の146キロを、思い切り空振り。3球目はファウル。打席でひとつ、息をついた。カウント2-0。流れ的に三振は許されない場面。ゴロで併殺もジ・エンドだ。4球目。外角高め145キロを左翼へ打ち上げた。犠飛。本塁打以外では、2試合ぶりに刻まれた得点が、続く関本の劇打へとつながった。 リーグ戦再開前、サンケイスポーツ連載中の「桧山の一人語り」で「野球は何が起こるかわからない」と話した。ちょっとしたことで流れは変わる。だからネバーギブアップを誓った。苦しい勝利ではあるが、キッカケとなりえる一戦であることは、間違いない。 試合前には嬉しい話題も届いた。二人三脚で歩む仲田健トレーナーが指導するプロゴルファーの石川遼(17)=パナソニック=が『ミズノオープンよみうりクラシック』で優勝。全英オープン出場権を決めた。対面は昨秋に1度あるが、コース上で短時間。 「(きちんと)会ったことはないからなぁ」とニガ笑いも、様々なアスリートと自主トレなどを行い、自らの糧にしていく男にとっては、大きな刺激だ。7月1日で不惑の40歳。その歩みは、まだまだ止まらない。阪神・アッチソン、流れ呼び込む2回無失点 アッチソンが流れを呼び込んだ。3番手で登板し2回無安打無失点。七回、1番からの横浜の攻撃をピシャリ。八回は二死から下園に四球を与えたが、狩野が二盗を阻止するアシストもあり3人斬り。上位打線を6人で締める好投で、藤川にバトンをつないだ。チームトップの32試合目の登板で、自身は4試合連続の無失点。阪神・藤川、調整登板のつもりがタナボタ星 スコアボードの点差も吹き飛ぶ、気合の“火の玉”だ。阪神・藤川が、今季初めて2点ビハインドで救援。140キロ台後半の剛球をちりばめ、九回を無失点に抑えた。その裏に、逆転サヨナラ。劇的な形で、今季2勝目が転がり込んできた。 「ラッキーや。(最近)投げていなかったから、試合前から(登板を)言われていたよ」 九回一死から石川に四球。二盗を許すと、代打・ジョンソンにも四球を与えた。吉村の中飛でタッチアップされ、二死一、三塁。走者をかえせば、勝利は遠ざかる。藤田を渾身の149キロ直球で二ゴロに打ち取り、ピンチを切り抜けた。 九回の横浜の攻撃前。藤川の入場テーマ曲が流れると、スタンドからどよめきが起きた。守護神を敗戦局面で使うのか…。だが、前回登板は21日の楽天戦(甲子園)。1週間投げていないだけに、試合前から計算されていたマウンドだった。「いい形で(出番がくれば)と思っていた」。願った逃げ切りリレーとは違ったが、これ以上の失点は許されない最終局面。守護神がきっちりと抑え、勝ち運を引き寄せた。 「(登板の)間隔が開いていたので、調整の意味も兼ねていかせました」と真弓監督。最近4年間、毎年60試合以上投げている右腕が、今季はこれまで63試合のうち登板は18試合だけ。今後も“ブランク解消起用”は想像できるが、いつでも「0」に抑えることが、4億円という投手陣最高年俸保持者の使命だ。 「とにかく勝たなきゃね!」と、追いかける報道陣に笑顔で返した。どんな形でも、白星を拾っていくこと。低迷するチーム状況で失っていた出番が、これから増えていくに違いない。阪神・林、存在感見せた!1カ月ぶりマルチ 阪神・林が存在感を示した。偵察要員のウィリアムスに代わって「6番・右翼」で出場し、マストニーから「タイミングが合っていたので思い切っていった」と二回と四回にそれぞれ右前打。3打数2安打で、5月23日のオリックス戦(スカイM)以来となる複数安打をマークした。七回の守備からベンチに下がったが「最後にああいう形(サヨナラ勝ち)になってよかった」と笑顔で引き揚げた。
Jun 28, 2009
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すげえ!!!!!感動しました!!!!!ひさびさに出た、必死のパッチ!!2-0で、まったく打てない阪神9回表には、球児までピンチを迎えて、なんとか0点に9回裏平野が倒れて、今日はこれまでか。。。しかし、今日は終わらなかった!!鳥谷がライト前ヒット!!狩野も続いてレフト前ヒット!!葛城が一二塁間、ファースト飛びつくもはじいて、内野安打!!一死満塁で、一番赤星になんと、代打!!神様桧山ですが、まさか赤星に。。。赤星なら、1点はなんとかもぎとれるだろうと、思ったのですが。。。桧山は、犠牲フライになり、1点取りましたしかし、いやな雰囲気に。。。二死一二塁ここで、関本!!なんと、関本が打ったあたりが、左中間伸びていく!!!!前進守備の外野の間を抜けていきます!!!俊足狩野だけでなく、一塁から葛城もつっこみます!!!阪神一挙三点でサヨナラ勝ち!!!!!!!アニキにまわさなくても、関本が決めた!!!!!!!これは、後半戦の勢いにつながるはず!!!!
Jun 28, 2009
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阪神、久々に打線大爆発!狩野の一発で勢い チームを勇気づける女房役の一振りだった。同点の四回1死走者なし。阪神の狩野はカウント0-1からウォーランドが投じた2球目の甘いチェンジアップにバットを合わせた。鋭い打球は瞬く間に左翼席に消えた。勝ち越しのアーチに乗せられた打線がリズムをつかんでいく。さらに1死満塁と攻め、新井の右犠飛で5-3。「どうにか流れを変えたい」という狩野の思いがつながった。 これまで湿りがちだった打線は五回に1点を加えると、六回にも3安打とつながりを見せて2得点。真弓監督は「いい試合ができた。点数が入る弾みをつけてくれた」と、開幕から矢野に代わってマスクをかぶる狩野をたたえた。 リーグ再開後の節目の試合に快勝した。だが、借金8と現状は厳しい。それを自覚するように狩野は「(この流れが)1日で終わらないようにしたい」と前を向いた。鳥谷(28歳の誕生日に2安打2打点)「チームが勝ったので良かった」阪神・久保投手コーチ(5回3失点の安藤に)「きょうは五回が限界。試行錯誤しながらやっている。乗り越えないと」矢野さんに負けません!阪神・狩野がV弾 ほんのひとときだけ。狩野は背負い続ける重圧から解放された。勝利を確かめ合うタッチの列。やっと笑顔になれた。思いを込めた一振りが、勝利への流れを引き寄せた。安どの表情をたたえ、お立ち台に向かった。 「バッティングと走塁はよかったんですけど、守りでは点をとられてしまって…。でも、勝ってよかったです」 投手をリードする以上、守備のことがまず第一。いつも反省の言葉から口を開く。3-3の四回一死。「同点になって、キャッチャーとして悔しかった。どうにかして、つなごうと思っていた」。ウォーランドの初球。バチン-。バットが真芯を食った甲高い音。打球は左中間最深部に伸びた。ベースをまわる体を大歓声が揺らす。勝ち越し3号ソロ。聖地弾はブレークした2007年5月4日の広島戦以来、2年ぶりとなる通算4本目だ。「今まで打った試合、全部負けてたんだよね」。勝利に貢献できたことが、うれしかった。 二回無死二塁からは中前適時打。そのあと、8個目となる二盗も決め、好機を拡大した。2軍戦で正妻・矢野が実戦復帰した日。そんなことを狩野は意識するはずもないが、確かな存在感を示した。そんな男は身を削って扇の要を務めている。 「落ちてるよ、ガッツリ…。完全に食えない。全然、食えない」。日々、勝敗の責任を負うプレッシャーは食欲を奪った。体重はキャンプから6キロ減って79キロ。例年の減量は「2~3キロで済む」という。それでも愛妻の支えがあって、戦える体がある。「嫁さんがいろいろ考えて作ってくれているから」。聖子夫人(28)が肉の味付けを薄くしたり、野菜を多めに料理して食卓に並べてくれた。感謝し、それを力にかえて、毎日マスクをかぶっている。 「気を引き締めて、毎日泥だらけになって野球をしたいと思います」 次の朝まで少しだけ勝利に浸れる時間がある。ホッとした気持ちが心に広がる。切れ長の瞳が、そっと笑った。阪神・江草、6連続奪三振「気持ち良かった」 阪神の2番手で登板した江草が6連続三振の力投。「すごく気持ち良かった」と今季初のお立ち台で充実感に浸った。 六回から2回を投げた。低めの変化球がさえ、打者のバットは空を切るばかり。6個の三振はすべて空振りで奪った。「体が切れていた。間も空いていたし、開幕戦の気持ちで投げた。それがいい結果につながった」と胸を張った。虎・ブラゼル、4安打3打点の活躍に上機嫌 好調が続く阪神のブラゼルが4安打3打点と大暴れ。「チームの勝利が一番」と上機嫌に話した。 1点を先制された直後の一回。1死満塁でウォーランドの内角直球に詰まりながらも、左前にポトリと落とした。逆転の2点適時打に「何とか走者をかえす気持ちだった」。 その後は単打ばかりを3本並べた。真弓監督は「いい戦力になってくれている」と表情を緩めた。虎爆勝!ブラゼルが4安打3打点&激走!虎、爆勝再発進! 阪神は、リーグ戦再開の横浜戦で、15安打9得点の猛攻で大勝だ。クレイグ・ブラゼル内野手(29)が4安打3打点&激走もみせ、“カーネルサンダースの呪い”を解き放つ奮闘。借金はまだ「8」だが、早期返済へ、虎の逆襲が始まった!!交流戦まで悩まされた呪縛など、どこにも感じない。打って、走ってリーグ戦再開を飾る爆勝。ベンチで立ち上がったブラゼルは、アゴひげを夜風にたなびかせながら勝利の隊列に加わった。 「4日間の休みのあと、いい感じで戻ってこれてよかった。勝利に貢献できるのが一番。この調子で打っていきたい」 1点を先制され、漂いはじめた嫌な空気をひと振りで変えた。赤星、関本の連打から広げた一回一死満塁。左腕・ウォーランドに詰まらされながら、遊撃手を越える逆転の左前2点打だ。五回には左前打で出塁し、二死二塁から葛城の左前タイムリーで一気に本塁まで激走した。六回の右前タイムリーと八回の右前打で、4安打3打点。西武に在籍した昨年6月9日の巨人戦(東京D)以来、阪神では初の4安打固め打ちだ。 「オールスターまで23試合、全部勝つつもりでいくぞ!」。試合前ミーティングで、鬼気迫る真弓監督のゲキに心を打たれた。苦しい状況もベストを尽くせば打破できる。思いは同じだった。 「きょうはチームのみんなもエネルギッシュなプレーができたね」 指揮官の思いが虎戦士に波及し、15安打快勝。ブラ砲自身、地元声援にパワーをもらう甲子園で27打数13安打の打率.481。そんな助っ人の首もとには、赤紫色と金色を編み込んだネックレスが巻かれている。 「金本からもらったんだ」。リーダーと慕う4番から贈られた、ファイテン社のチタンネックレス。手をかけるたびに、きずなを感じる。反攻へ力を合わせる“誓いの輪”なのだ。 前日25日、道頓堀川に24年間眠っていたカーネル・サンダース人形が補修後初公開され、大阪・住吉大社でおはらいを受けた。1985年、虎を日本一に導いた三冠王・バースの身代わりに受難した人形ののろいも解けたはずだ。 「チーム成績うんぬんより、1試合1試合戦っていくことだけだよ」 平成の最強助っ人はそう、念を押した。Vフィーバー再現を望み、24日に語った「ドゥー・イット・アゲイン(もう一度やろう)」の言葉は己にも通じる。フルスイングと全力疾走。希望の道を切り開くには、できることをひたすら積み重ねていくしかない。甲子園にジェット風船!ラッキー7に大歓声 新型インフルエンザの影響でファンに自粛を呼び掛けていたジェット風船の使用が再開された。 阪神がリードして迎えた七回の攻撃の前に、観客席からは「待っていました」とばかりにジェット風船が歓声とともに舞い上がった。 甲子園での観戦が今年既に4度目という西宮市在住の男性(50)は「今まで寂しかった。ジェット風船が甲子園の一つの雰囲気をつくっている」と名物の再開を喜んだ。 試合は9-4で阪神が勝ち、ファンはジェット風船の再開と、勝利の「六甲おろし」に酔いしれた。3得点!阪神・新井「当然のプレーです」 新井も足で魅せた。二塁ランナーとして3度の好機すべてホームイン。八回には5試合連続安打となる右前打で出塁すると、二進後にブラゼルの右前打で今季初の3得点。 「たくさん走った? 当然のプレーです」。四回右犠飛で打点も挙げ、「勝ててよかった」と白い歯をこぼした。阪神・鳥谷、激走&2打席連続タイムリー 虎党からのハッピーバースデーの音色に乗って、奮闘した。自らも祝福する2打席連続のタイムリー&スチール。鳥谷が超満員のスタンドに勝利のプレゼントをお返しだ。 「きょうから仕切り直しです」 リーグ戦再開初戦。伸るか反るか-。チームが低迷する状況で、大事な一戦をものにできたことが大きかった。 4点のリード六回だ。二死一、二塁で迎えた4打席目。3番手・牛田の外角高めに浮いたフォークをとらえた。左前へ鋭いライナーではじき返し、2試合連続となる適時打で1点を追加。八回にも二死一、二塁から右前にダメ押し打を放って、勝利を決定づけた。二回には四球を選ぶと、今シーズン3個目の盗塁(二盗)を決め、続く狩野の中前打で一気にホームイン。『走・攻』で聖地のダイヤモンドをにぎわせた。 「どうこういう年じゃないでしょ」 若手と呼ばれる鳥谷も28歳の誕生日を迎えた。プロ6年目。次世代のリーダーとして、期待され、今年は新3番にも指名された。だが、不振続きで打順降格…。この日、今季12度目のマルチ安打を記録。それでも、打率は.246と低迷しているのが現状だ。日々、フォーム修正に取り組むなど、トンネルの出口を探し求めている。 昨年もリーグ戦再開となる6月28日のヤクルト戦(秋田)で4安打2打点の大暴れ。ここから上昇カーブを描きたい。猛打ショーだ!阪神・関本「明日、明日」 関本が積極走塁でチームを勢いに乗せた。右前打を放った四回には続く新井の右犠飛で判断よく一塁から二塁へ進んだ。 「(本塁へ生還した三走が)安藤さんだったし、(相手の右翼手が)本塁へ投げると思ったから」とニンマリ。2試合連続の猛打賞は2008年6月14、15日のロッテ戦(千葉)以来。「チームとしてもよかったと思う。明日、明日」。逆襲に向けてチームを引っ張る。
Jun 26, 2009
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さあ、ここから盛り上げましょう!!安藤苦しみながら、打線に助けられました!!ブラゼルと狩野がいいですね!!ブラゼルは四安打三打点!!狩野は2安打2打点1本塁打!!そして江草!!点の取り合いになりそうな試合を6連続三振で締めました!!!安藤の五回二三振から、八者連続三振でした!!阪 神-横 浜 10回戦 (阪神6勝4敗、甲子園、18:00、46348人) 横 浜 1 0 2 0 0 0 0 0 1 4 阪 神 2 1 0 2 1 2 0 1 X 9 【投手】(横)ウォーランド、高崎、牛田、横山-細山田、新沼(神)安藤、江草、アッチソン、渡辺-狩野【責任投手】(勝)安藤13試合5勝5敗(敗)ウォーランド12試合3勝7敗【本塁打】(横)(神)狩野3号ソロ(4回、ウォーランド)【戦評】 阪神が15安打9得点で快勝。同点の四回に狩野の3号ソロで勝ち越し、さらに新井の犠飛で加点。五、六回にも加点し、突き放した。ブラゼルが4安打3打点。2番手の江草は2回を6連続三振の好救援。横浜は投打に精彩を欠いた。
Jun 26, 2009
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阪神、継投で先行逃げ切り 交流戦白星締め 昨季までの戦いを見ているようだった。「思い切って早めに切り替えた」と真弓監督。阪神は六回から継投策でリードを守り切り、先行逃げ切りの形がはまった。 二、三回で計3点を奪った。だが、先発の能見が五回に2ランを浴びる。久保投手コーチも「雲行きが怪しくなってきたから、すぱっといった。先制したら、守っていかないと」と話す通りアッチソンが2回、ウィリアムスと藤川が1回ずつを危なげなく抑え、交流戦最後の試合を白星で締めた。 打線が低調で得点を多く望めない。シーズン序盤は先発を長く引っ張る場面が目立ったが、ここのところは救援陣に頼る試合が増えてきた。「点が取れない。もうひとつ、チームが勢いに乗り切れていない」と真弓監督が悩む現状で、采配(さいはい)にも変化が見え始めた。 4日間の休養を挟み、26日からリーグ戦が再開する。この日でようやく7セーブ目と、登板機会の少ない藤川。借金9を抱えるチームの浮上へ「これからどんどん投げられることを願っています」とフル回転を誓った。阪神・能見3勝目 被弾も「悪い球じゃなかった」 再登録されたばかりの阪神の能見が、4月24日以来となる3勝目を挙げた。 5回2失点。五回1死一塁で代打中谷に左翼ポール際に2ランを運ばれた。「本塁打は全然悪い球じゃなかった。うまく打たれた」と話したが、結局この回で降板。救援陣に助けられ勝ち投手となった。(甲子園)鳥谷(二回に先制打)「勝てたんでそれが一番です」関本(3安打。攻守に貢献)「(守備は)必死。(打撃は)出塁することを考えた。結果が出てよかった」阪神、交流戦白星締め!能見2カ月ぶり3勝目 4月24日広島戦(マツダ)の完封を最後に白星から遠ざかっていた能見が交流戦最終戦で躍動した!8日に出場選手登録を抹消されて以来初の1軍のマウンドで5回4安打2失点の好投。約2カ月ぶりに3勝目(4敗)を挙げた。 能見は序盤から攻めの投球で楽天打線に的を絞らせず散発3安打に抑えた。五回一死から失策によるランナーをおいて、代打・中谷に2ランを打たれたが阪神打線が能見を援護。1点差まで迫られた直後の五回裏、関本、新井、金本の連続安打で無死満塁とするとブラゼルの併殺の間に1点をもぎとった。六回以降、アッチソン-ウィリアムス-藤川と自慢のリリーフ陣が楽天打線を2安打に封じる完ぺきな内容で連敗を2で止めた。阪神の交流戦成績は9勝13敗2分。調子上向き!阪神・桜井、三塁打&適時打 阪神の桜井は二回1死後、藤原の直球を狙い打って三塁を陥れた。続く鳥谷の右前打で先制のホームへ。「真っすぐを一発で仕留められてよかった」と振り返った。 三回2死一、三塁ではふわりと上がった打球が二塁手後方に落ちる適時打に。桜井は「徐々に調子は上がってきている。この調子を続けてチームに貢献したい」と話した。
Jun 21, 2009
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やっと勝てました能見も、久々に勝てましたねAJFもだいぶ安定してきました。桜井、ブラゼルは相変わらずいい!!関本、新井、金本の三連打も、後半戦に向けていい材料でしょうなんとか、調子あげてほしいなぁ。。。
Jun 21, 2009
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阪神・久保、交流戦最多タイ14勝! 先発した久保は、5回6安打3失点で今季2勝目を挙げたが、立ち上がりでの失点に不満げ。 「全然ダメです。(勝ち星は)チームにとってはでかいけど」と言葉少なく引き上げた。これで交流戦通算14勝(6敗)となり、川上憲伸(5敗)=前中日、ブレーブス=に並んで最多タイ。また、打席では三回の第1打席で左翼線2塁打を放ち、自ら逆転の口火をきった。安打を放ったのは08年5月5日広島戦(広島)以来387日ぶり。阪神、久々の継投ガッチリ!藤川も自信 阪神はウィリアムス、アッチソン、藤川が無失点でつないだ。勝ち試合の継投が久々にはまった。 3人がそろって登板し、白星につながったのは5月25日以来。中軸を三者凡退で片付けたアッチソンは「最初の打者を打ち取れて波に乗って行けた」。3者連続三振で最後を締めた藤川は「チームとして、きょうの勝ち方で行けば一番いい」と自信を見せた。 このところは不安定だった3投手。山口投手コーチは「あしたからも信用して使います」と上機嫌だった。無安打リレー!阪神・球児、K、K、K締め 1点のリードを鉄壁の無安打リレーでつないだ。九回にバトンを託されたのはもちろん、藤川だ。待ち望んだ虎党のボルテージを最高潮に導くK、K、K締めだ。 「あんまり連敗とかは気にしていなかったです。個人的には結果を求めて投げているんですけど、いまの状態を考えればその日、その日を抑えていかないとね。もちろん勝つことが大事」 先頭の小谷野をフルカウントから高めの147キロ直球で空振り三振に。金子誠、代打・二岡も落差の大きいフォークで空転させ、3日の楽天戦(Kスタ宮城)以来、9試合ぶりとなる6セーブ目。ややコントロールが乱れたこともあり、「ノーコン投手になにかある?」と自虐的に笑ったが、57試合目にしてようやく、『JAF』が1点差ゲームを守り抜いた。 試合前練習では普段より、約40分早くグラウンドに足を運び、フェンス沿いを走った。本人は「メタボ対策ですよ」と冗談めかしたが、「(前日15日が)休みだったからね」と伊藤トレーニングコーチ。体を動かし、コンディションを整えた。登板機会が回ってこない状況が続いても、準備は怠らなかった。 ここ数試合、安定感を欠いたウィリアムスも周囲の不安を一掃。七回にマウンドに上がると、最速147キロの直球に切れ味鋭いスライダーで今季初の3者連続三振。八回のアッチソンにバトンを渡し、「アシタ、ガンバリマス」。虎7年目のベテラン助っ投は流ちょうな日本語で振り返った。 勝利の方程式が本来の輝きを取り戻した。藤川がリリーフ陣の思いを代弁した。「ああいうところで、出してもらえることを意気に感じないと。チームにしてもきょうの勝ち方が一番いい」。逆襲への思いを込めた。最高の勝利だ。
Jun 16, 2009
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ブラゼル4戦連発!阪神、連敗「5」でストップ 阪神は絶好調・ブラゼルが4試合連続となるソロ本塁打。不振の新井にも2点本塁打が飛び出し、逆転で日本ハムに辛勝。連敗を「5」でストップさせた。 右翼手の稲葉は一歩も動かなかった。2点を追う二回。ブラゼルがカウント1-2から120キロのスライダーを完ぺきにとらえると、打球は右翼席上段席のさらに上で弾んだ。ブラゼルは、ゆっくりとベースを回った。「先頭打者だったので、四球でも何でも、とにかく塁に出ることだけを考えていたよ」 5号ソロは推定140メートル弾。阪神の外国人選手では、1999年のジョンソン以来となる4試合連続本塁打に、チームの反撃ムードが高まった。 10日の西武戦(西武ドーム)で打線を大幅に変更したが、埼玉、千葉と続いた遠征で一つも勝てなかった。DH制のないホームに戻ったこの日、再度オーダーを変更。10試合ぶりに赤星を1番に起用し、2番に関本。そして好調のブラゼルを2試合連続で5番に据えた。 相手先発は武田勝。5月31日の前回対戦では5回2/3で9安打を浴びせたが、3点止まり。組み直した打線で攻略したかった。1-2の三回。先頭の久保が遊撃後方へ落ちる打球で二塁に到達(記録は二塁打)。一死後、関本は出場9試合ぶりの適時打を左中間に運んだ。「チャンスだったんでやるしかないです」。さらに新井の9号2ランで4-2と勝ち越しに成功し、試合の流れを引き寄せた。 試合は結局、久保の後を継いだリリーフ陣営が日本ハム打線に得点を与えず、4-3で逃げ切り勝ち。阪神の連敗は「5」でストップした。ブラゼル(4試合連続本塁打)「前の3発よりチームの勝利に貢献できたので良かった」久保(トップタイの交流戦通算14勝目にも)「全然駄目です。投球内容が(ここ数試合と)一緒なんで」阪神・久慈守備走塁コーチ(三盗を2個)「何かしなければという思いがうまくはまった。うまくすきを突いた」虎ノせた!ブラゼル、4戦連発弾で連敗脱出この驚弾こそ、逆襲へのノロシだ。阪神のクレイグ・ブラゼル内野手(29)が仰天の4試合連発。京セラドームの5階席に放り込んだ5号ソロが号砲となって、逆転勝ちで連敗を6で止めた。勝負はこれから。頼れるB砲が加わった阪神には、まだ87試合も残ってまっせ!!どこまでも続きそうな連敗を超特大弾で食い止めた。二回。力強く舞い上がったブラゼルの打球に、虎党が祈った。その願いは、右翼5階席で跳ねた。4試合連発となる、推定飛距離140メートルの一発。遅れてやってきた救世主が、虎を“底なし沼”から救ってくれた。 「とにかく塁に出ることだけ考えていた。きょうの本塁打はチームの勝利に貢献できた分、(連敗中だった)前の3試合よりよかったと思う」 13日のロッテ戦で自打球が両ひざを直撃。休日の15日は、腫れを引かせるためアイシングした。手負いの助っ人は打席に立つと豹変(ひょうへん)。武田勝との左対決も苦にせず、高めの120キロスライダーを打ち抜いた。虎の外国人では1999年に年間20発を記録したジョンソン以来、10年ぶりの4試合連発。まさに「10年に1人」の優良助っ人だ。 真弓監督は「足の状態がよくないけど、よく打ってくれた。1戦1戦勝って、勢いがついてくれば…」と目を見張った。 1メートル91の巨漢で、靴のサイズは30センチ。だが、デッカイのは体だけではない。試合前練習中、三塁ベンチを訪れて、ダルビッシュ(日本ハム)を呼び止めた。 「ワールド・ベースボール・クラシックからずっと頑張っているなあ。それを続けるように。ことしもいい投球しているよ。頑張って!」 7歳年下とはいえ、球界を代表する投手を“上から目線”で激励。梨田監督に近寄って握手を交わした。昨年の西武時代に面識があるとはいえ、大胆不敵な行動。それでも嫌われない。肝っ玉の大きさと愛きょうが最大の魅力だ。 連敗を5で止めても借金は8。冷たい現実の中、ブラ様のバットには夢が詰まっている。 「たまたまチームは悪い状態が続いているけど、毎試合勝つつもりでやっている。チームが勝てばいいので、記録は全く気にしていないよ」 推定年俸は2500万円。個人成績による出来高増が収入に直結するが、来日以来、チーム優先の姿勢を崩さない。まだ、シーズンは折り返し点の手前。浪花節を胸に打って、打ち続ける。その先にきっと、仲間と喜び合える希望があると信じている。阪神・ブラゼル、4試合連発の特大5号ソロ! 阪神のブラゼルが4試合連続の5号ソロを放った。0-2の二回、武田勝の甘く入ったスライダーを右翼席最上段へ運ぶ特大の一発。「先頭打者だったので、四球でも何でもとにかく塁に出ることだけを考えた」と控えめに喜んだ。 新外国人の一発に打線も乗せられた。三回には新井の9号2ランなどで3点を奪い、逆転した。助っ人に続いた!阪神・新井、決勝弾 その行方を確信したときに、新井はバットを勢いよく放る。手にした感触に間違いはない。 「打った瞬間入ると思った」。淡々とベースを1周した。決勝の2ラン。文句なしのヒーローだったが、お立ち台では笑顔が控えめだった。虎党に誓いたいことがあった。 「ちょっとゲーム差は離されていますけど、選手は全然あきらめていません。ファンのみなさんも一緒に戦っていきましょう」 首位・巨人と12.5差借金はまだ「8」ある。自分が殊勲者という自覚などなかった。 2-2に追いついた三回一死二塁。関本が三盗を決めた。カウント2-2。「三振だけは嫌な場面」で左翼へ運ぶ勝ち越し9号2ラン。昨季の8本塁打を上回ったが「特に何もない」と感想を拒んだ。 守備では八回。先頭・稲葉の三塁線への打球に手を伸ばした。 「飛んだら入りました」。倒れ込みながらつかみ、起き上がってワンバウンド送球。アウトにすると、一塁・ブラゼルを指さした。 「真っすぐ立って、真っすぐ回る」 新井は“新井”を探していた。基本に立ち返り、打撃フォームを見直したことで不振を抜け出した。43本塁打でキングの座につく前、広島時代の2004年オフ。金本に打撃を師事したときに教えられ「ずっと言われてきたこと」だ。それでも、つかみきれない。毎日の試合前練習では、タイミングをとる左足の上げ方も、少しずつ変えている。 「俺でもよくわからないよ」。自嘲(じちょう)気味に笑ったこともある。10日の西武戦(西武D)から3番に入って5試合。20打数5安打で打率.250、3本塁打、4打点と本調子が出ない。和田打撃コーチが「長打が出てきているけど、ヒットが続いて率を上げてもらわないと」と注文をつけるのも期待の大きさゆえだ。 「なかなか個人的にもチーム的にもうまくいっていないですけど、まだまだ今からだと思ってやっています。たくさん応援にきてもらっている。関東でもそうだった。またあした、頑張ります」 新井は今季、自分が打っても心から笑うことが少ない。優勝を目指し、全力を尽くす。それしかない。まだ、87試合ある。阪神、三回に逆転し6試合ぶりの白星! たまっていたうっぷんを一気に晴らした。先行を許す展開をはね返し、阪神の真弓監督は「先に取られたが、逆転してくれた。勝ってよかった」と6試合ぶりの白星の味をかみしめた。 1-2の三回、先頭の久保が左にぽとりと落ちる二塁打。これが口火となった。1死後、関本の左中間二塁打でまず同点。続く新井の2球目に関本がスタートを切り、ヘッドスライディングで三塁を陥れた。 広がった好機で新井が期待に応えた。「とにかく走者をかえすことだけを考えた」という打球は左越えの勝ち越し2ラン。嫌な流れを鮮やかな攻撃でひっくり返した。得点にはつながらなかったものの、この後、二塁打で出塁した金本も三盗を決めた。今までにはない攻めに指揮官は「何とか攻略していくということ」と振り返った。 しかし、四回からは得点できないばかりか、安打すら出なかった。連敗は5で止めたが、波に乗れないチーム状態はこういうところに表れる。真弓監督は「本塁打が出ると勢いがついてくるが、その後が問題」と指摘した。阪神・関本、34打席ぶりタイムリー スコアボードに名前を刻んだ瞬間、痛みを本能が消してしまう。虎の仕事人が10試合ぶりに「2番」に座れば、息を潜めていた打線が活気づく。そして、連敗が止まった。当たって、打って、走って、歩いて…。関本が虎をトンネルから脱出させた。 「(勝って)よかった。好球必打というかね。チャンスだったんで、やるしかなかったです」 1点を追う三回一死二塁。赤星が進塁打を放てず、イヤなムードが漂った中、ド真ん中の直球を一閃した。ライナーで左中間フェンスへブチ当てる二塁打。34打席ぶりの適時打で試合を振り出しに戻した。 二塁上で胸を張った直後、スタンドを驚愕させた。一回に左ひざにぶつけられたが、ベンチから出た“いけたらいけ”のサインにうなずく。続く新井の2球目にヘッドスライディングで三盗。 「スキがあったら、いこうと思ってね」 山脇守備走塁コーチが「スタートがいい。最後は足がもつれとったけどね」と冗談交じりに称える激走で日本ハム先発・武田勝を揺さぶり、新井の勝ち越し2ランを誘発した。 「(試合を)やると(痛みを)忘れるから」 14日のロッテ戦。右腰にピリッと張りを覚えた。昨夏も疲労性腰痛を患ったことがあった。アスリートとして飯を食う以上、根幹となる部分だけに首脳陣は休養を選択。フリー打撃やシートノックを回避した。「シークレット」と本人が首を振ると、常川チーフトレーナーでさえ、「わかりません」と口にチャック。5連敗中で大げさに報じられては、というチーム方針だった。歯を食いしばった千葉から帰阪。 「2日間休んだから大丈夫」。試合前、言葉に力を込めた。4打席の内訳は死球、左中間適時二塁打、四球、捕犠打。満身創痍でも期待に応えるのが、関本だ。阪神・金本、打って走って復調アピール 金本が打って走って、復調をアピールした。新井の逆転2ランの直後の第2打席、2球目の直球をとらえて右中間2塁打で続くと、ブラゼルの6球目に三盗に成功した。 山脇守備走塁コーチは「前へ前へという気持ちが表れていたね」。今季初の三盗で、4個目の盗塁。シーズン4個以上の盗塁は5盗塁を記録した2004年以来。また、八回二死二塁の第4打席では4戦連発のB砲の前で敬遠され、存在感を示した。
Jun 16, 2009
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やりました!!!久保が移籍後2勝目初ヒットも記録しました。そして、ブラゼルは4試合連続ホームラン!!!久保のヒットから、関本の同点タイムリーツーベース!!そして、関本が三盗を決めました!!新井さんの逆転ツーランホームラン!!金本もツーベースの後三盗!おしくも追加点にはなりませんでしたが、今年は、金本走りますね~狩野のパスボールで、かなりヒヤヒヤでしたが渡辺、ジェフ、アッチソン、球児と全て3人で討ち取りました!!!6回表 渡辺小谷野 ショートゴロ金子誠 ショートライナー大野 ライトファウルフライ7回表代打坪井ということで、渡辺からジェフに坪井の代打・ボッツ 空振り三振田中 空振り三振糸井 空振り三振8回表アッチソン稲葉 サードゴロ高橋 ショートゴロスレッジ 空振り三振9回表球児小谷野 空振り三振金子誠 空振り三振代打・二岡 空振り三振やりました!!!久々に接戦をものにしました!!球児も、久々の登板でしたが、今日はフォークも良かったです!!今度こそ調子を上げてくれ!!!!!
Jun 16, 2009
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Jun 8, 2009
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阪神・林&鳥谷、連打でサヨナラ演出! 阪神の林威助と鳥谷が九回に連打でつなぎ、逆転サヨナラ勝ちを演出した。 林は5月19、20日のソフトバンク戦で馬原から本塁打を含む2打数2安打。自信を持って打席に入り、右前打で出塁した。続く鳥谷は2球バントを失敗した後に右前打を放ち、一、三塁と好機を広げた。 「逆転できて、それが大きい」と林。鳥谷は「バントを決められれば一番良かったけど…。何とかバットに当てることだけを考えていた」と控えめに喜んだ。馬原撃ち再び!阪神・林がサヨナラ口火打 あの光景がフラッシュバックした。残像と両手の感触がよみがえる。「最初から真っすぐ1本で待ってて…」。守護神の148キロは、快音と同時に右前に抜けた。またも林が馬原を打った。劇的勝利の突破口を開いた。 「前に打っていたんで、入りやすかったです」 1点を追う九回無死の場面で代打。5月19日のヤフードームでも状況は全く一緒だった。151キロを左翼席に1号同点ソロ。土壇場で延長に持ち込んだ。これで鷹のストッパーに対し、今季3打数3安打。金本が勝負を決めると、目いっぱいのリンちゃんスマイルで、歓喜の輪に加わった。 6月反攻に勢いづくチームの中で悲壮感を漂わせる。新外国人のブラゼルが加入。同じ左の長距離砲でも、飛距離は向こうが圧倒的に上。初球から思い切り振るのもウリだったが“専売特許”も完全に奪われた。ベンチでは切り札の桧山が好調。「僕は外されないですかね…」。チーム関係者に本音を漏らした。だからこそ、1打席にかけている。 “10センチの変化”で見える世界も違った。オープン戦の不振で1軍を外れた。復活を期し、八木2軍打撃コーチの助言でスタンスをスパイクの幅だけ広くした。 「そのことでボールをとらえにいくまでの時間を短くして、イメージと実際のポイントが一致するようになった」と八木コーチ。直球に差し込まれ、詰まっていたのが芯でとらえられるようになった。林も「体重が後ろに残りすぎることがなくなった」。力が伝わり、スイングのバランスがよくなった。これで打率.303に上昇し、代打率は.444(9打数4安打)。ここ一番での勝負強さを発揮している。 「結果的に逆転したんで、それが一番大きいです。勝たないと意味がないんで、勝ててよかったです」 チームの波に乗れたよろこびがある。朝までは余韻に浸っていい。そして次の戦いが待っている。初夏の夜。体を包む外の空気が心地よかった。バント失敗返上や!阪神・鳥谷がつない打 )険しい表情で三塁側コーチスボックスを見つめた。1点を追う九回無死一塁。送りバントを決められず、カウント2-0と追い込まれた。ベンチからのサインは『打て』。鳥谷が意地の一打で劇勝をお膳立てした。 「バントを決めていれば1番よかったんですけど、打ててよかったです。とりあえずバットに当てることだけ考えていました」 執念だった。2-2からの6球目。高めフォークを強振した。黒土の上を跳ねた白球は右前へ。一、三塁と好機を拡大。金本のサヨナラ打を呼び込むと、逆転のホームを踏みしめた。 1番で起用を続ける真弓監督は「バントをしっかり決めてくれればよかったんだけどね」と苦笑いしつつ、「何とか最後に意地を見せてくれた。あれでつながった」と目尻を下げた。 リードオフマンとしての意識を強く持つ。試合前に必ず盗塁練習をするようになった。山脇守備走塁コーチにスタートやスライディングをチェックしてもらい、毎日数本をこなす。2日の楽天戦(Kスタ宮城)。1点を追う七回無死一塁で送りバントを決められず、遊飛に倒れた。だからこそ、2度同じミスをしたまま終われなかった。それまで4打数無安打3三振。必死に食らいつき、勝利につなげた。 「(バント失敗は)本当にしっかりしないといけないという感じです」 自分を戒めるように、言葉を絞り出した。悔しさを力に。意地で生み出した流れに乗って、さらなる高みへと羽ばたいてみせる。バース越え!阪神・ブラゼルが3戦連続打 実力を疑いようもない、“ホンモノ”の助っ人だ。ブラゼルがタイムリーを含む3安打。タテジマ初猛打賞で、打率.545(11打数5安打)。興奮の渦を巻き起こした。 「自分は自分で仕事をしたと思う。金本さんがああいう場面で仕事をしてくれてよかった。きょうはいい日だったね」 一回二死一、二塁で、追い込まれてから外角スライダーなどを3球ファウルする粘り腰。左腕・杉内との我慢比べに負けず、9球目の直球をセンター前へはじき返した。四回には初球カーブを右中間二塁打。変化球を打ったのは初めて。六回は内角球に詰まらされたが、力で左翼手の前へ弾ませた。 合流即、3試合連続安打で猛打賞の固め打ちまでやってのけた。ランディ・バース氏(55)=現・米オクラホマ州上院議員=が1年目の1983年に、初めて猛打賞を記録したのは先発6試合目。日本一になった85年でも8試合目。伝説の助っ人をも上回るスピード達成だ。 「甘いところにくれば、打ち損じせず打ち返せる。フォークを(振らずに)我慢できれば、打率も上がる」と和田打撃コーチの評価は高い。4打席すべて初球から振っていく積極性。パワーはもちろん、広角へ打ち分ける柔軟性も持つ。年俸2500万円の格安助っ人は、待望久しいバース級の“大当たり”かもしれない。 「打ちますねえ。続けていってほしい。打順? 流れがよくなっているので、変えたくない」 合流以来負けなしの勝利の使者に、真弓監督は当面の6番固定を決めた。新井、金本と結成した“AKB砲”で4打点。その快音が、6月反攻の潮流を強めていく。阪神・ジェフ、1日遅れバースデー初勝利 完ぺきリレーでつなげた。七回からアッチソンが2回を無失点に抑えると、バトンを受けたウィリアムスが九回を3者凡退。「1点差は何が起こるかわからない」と、1点ビハインドながら迷わずA&Jを投入した真弓監督の期待に見事に応えた。 「最高のプレゼントになったよ。チームに自信がある状態の中で、いい投球ができてよかった」 サヨナラ劇で今季初勝利が舞い込んだウィリアムスの興奮は収まらない。前日6日に37歳の誕生日を迎え、一夜明けて昨年9月11日のヤクルト戦(甲子園)以来、269日ぶりの白星が舞い込んだ。「みんな頑張って我慢して感情に流されずに投げて、いい結果を出せているよ」。 誕生日だった6日の朝はサプライズから始まった。神戸市内の自宅で目を覚ますとキャンディ、ポテトチップス、ガム、そしてルービックキューブが枕もとに置かれていた。何これ? と左腕が目を丸くしているとシェラ夫人が、「これは子供たちだけで選んだものなのよ」と耳打ち。こんなことは初めてだった。小学生の長女・ライディーちゃん、そして、長男・ケイドくんの心のこもった贈り物。目頭が熱くなって、思いきり抱きしめた。家族の愛を実感。気合十分で臨んだマウンドだった。 バトンを渡したアッチソンも「いい日になったね。ああいう場面で投げることが仕事」と胸を張った。チームの上昇気流に合わせるかのように守護神・藤川を加えた虎の最強ブルペンも乗ってきた。阪神・新井、12打席ぶりの安打で1打点 炎の5連打の口火は、5番・新井だ。1点リードの四回一死。ボーグルソンのチェンジアップを叩き、左前打。3試合12打席ぶりとなる安打をマークし、一挙3得点を誘発した。 五回一死一、三塁では高いバウンドの遊ゴロを放ち、しぶとく1打点。いまだ打率・219と苦しんでいるが、6番・ブラゼルの加入をキッカケに、本来の調子を取り戻したい。
Jun 7, 2009
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金本、4度目サヨナラ打!阪神今季初の4連勝 阪神の劇的な勝利の中心にいたのはまたも金本だった。今季4度のサヨナラ勝ちはすべて41歳のバットから生まれている。「後ろの新井さんに期待するわけにもいかなかったので」。お立ち台では恒例の後輩いじりを交えてファンを沸かせた。 2-3の九回。味方が必死につないで、1死満塁で打席に入った。抑えの馬原の初球をたたきつけると、打球は右翼線に転がり、2者を迎え入れた。 シーズン4本のサヨナラ安打は田淵、竹之内に並ぶ球団記録。金本は「つないで、つないで好機をつくってくれているから、たまたま僕に回ってきている」と控えめに言う。しかし、真弓監督は「最後にしっかりと仕事をしてくれた」とたたえた。 苦しみながら今季初の4連勝。ただ、好機をものにできないところも多い。金本は「まだ勢いという感じじゃない。自分たちの形というか、必勝パターンができれば、もっとノリノリでやっていけると思う」と振り返った。サヨナラ勝ちの余韻に浸りながらも、チーム状況を冷静に見ていた。やっぱりアニキ!阪神、逆転サヨナラで4連勝 阪神は1点ビハインドで迎えた九回裏、一死満塁から4番金本が右前打を放ち、三塁走者・平野、二塁走者・鳥谷が一気に生還し、サヨナラ勝ちで4連勝を飾った。 阪神は初回、二死走者無しから関本が四球で出塁し、金本、新井、ブラゼルの3連打で2点を先制。しかし、先発・能見が二回表、ソフトバンク・田上に今季第9号となる2点本塁打を浴び、すぐさま同点に追いつかれた。同点で迎えた六回表、ソフトバンクは小久保が2試合連続となる今季第7号ソロ本塁打を放ち1点を勝ち越し。阪神・能見は結局この回でマウンドを降りた。 しかし、ドラマは九回裏だった。1点を追う阪神は、先頭打者の代打・林が右前打で出塁。1番鳥谷も右前打で続き無死一、三塁の絶好のチャンス。赤星はレフトフライに倒れたが、代打・桧山が四球を選び満塁に。ここで4番金本がソフトバンク・馬原の初球を右前に運び三塁走者に続き二塁走者まで生還。4番のひと振りで劇的なサヨナラ勝ちとなった。 阪神はこれで4連勝となり、交流戦の成績も貯金「1」に。この日も3安打した好調ブラゼルの加入で打線につながりが出て、チームも勢いに乗ってきた。サヨナラぜ~んぶ金本打!虎今季初4連勝 劇勝の中心は、やっぱりアニキや! 阪神・金本知憲外野手(41)が1点を追う九回一死満塁、右前へ逆転サヨナラ打。交流戦首位を走るソフトバンクを下し、初の4連勝だ。今季4度のサヨナラ勝ちは、すべて4番が主役。開幕から乗り切れない虎が壁をぶち破り、今度こそビッグウエーブに乗った。 今季最多4万6849人の虎党の夢を乗せ、ベンチ、そしてナインの願いを乗せて、金本がバットを振り抜いた。1点を追う九回一死満塁。鷹の守護神・馬原の初球直球。高く跳ね上がった打球が一塁手・小久保の頭上を越える。手荒い祝福の真ん中に、やはり頼れる4番の笑顔があった。 「おいしいところといえば、おいしいところでしたので。後ろの新井サンに期待するわけには、いかないんでね」 歓喜の日曜日。お立ち台で恒例の後輩いじりも冴える。交流戦首位のソフトバンクとの2連戦。先発は難敵・杉内だったが、今季3度目の挑戦で初の4連勝。聖地での3連勝も初めて。正念場の一戦で、チームの勢いを加速させた。 「馬原くんを打ったというより、杉内くんが投げた試合で勝ったのが、大きいと思います」 一回、自らの中前打で口火を切り、新井、ブラゼルと続く“虎のAKB”の3連打で2点先制。そして、土壇場でうっちゃった。シーズン4本のサヨナラ打は田淵幸一、竹之内雅史に並ぶ球団記録。「それだけ前の打者がつないでつないでチャンス作ってくれて、たまたま僕に回ってきている」。控えめにいうが、51試合目でプロ野球記録の5本にもリーチだ。“お決まり”のシーンがある。殺到するナインへの両手での手招き。先頭で突っ込むのは藤本、葛城らだ。「とにかく当たり負けしないように」と藤本は笑う。アニキ流“ぶつかり稽古”。4番の重み、チームを背負う重み。全てを全身で受け止め、はね返す。左ひざや右内転筋の不安を抱える41歳だが、シーズン中では最高値となる130キロのスクワットと90キロのベンチを、今もこなす。歓喜の輪で後輩に当たり負けなどあり得ない。 「やっぱりあそこ(4番)に回ってくる」と真弓監督。6月はここまで4試合15打数2安打だったが「ちょっと調子を落としていたけれど…最後は仕事してくれますね」。開幕から打線が低迷。ブラゼルが加入して勢いづくが、それを地力に変えるためには、主砲の完全復調が必要だ。 借金は4に減り、交流戦は貯金1。金本は「まだまだ借金があるんで。絶対1日も早く5割にしたい」と声を強める。 「まだまだ自分たちの戦いができていないですが、こうやって4連勝できたんでもっと強くなると思います。必勝パターンができたらノリノリになっていくと思います」 反攻の6月。決して倒れない4番に導かれ、虎が奇跡の扉を開く。【金本トーク】1日も早く5割にしたいです--最高の場面でのサヨナラ打でした 金本 「一死満塁。おいしいところといえば、おいしいところでしたので。後ろの新井サンに期待するわけにはいかないんでね」 --今季の4度のサヨナラは、すべて金本選手です 「まあ、それだけ前のバッターがつないでつないで、チャンスつくってくれて、たまたま僕に回ってきているんで。決めないよりは、決めたほうがいいんで、うれしいですね」 --交流戦首位のホークス、しかも守護神の馬原投手を打った 「馬原くんを打ったというより、先発の杉内くんが投げた試合で勝ったのが大きいと思います」 --いい投手を打って勝っています 「まだまだ自分たちの戦いができていないですけれど、こうやって4連勝できたんで、もっと強くなると思います」 --4連勝は今季初 「まだまだ勢いっていう感じじゃないんで。必死で勝っている。必勝パターンができたら、ノリノリになっていくと思います」 --交流戦で、貯金1(7勝6敗1分け)ができました 「交流戦どうこうより、まだまだ借金があるんで、絶対1日も早く(勝率)5割にしたいです」
Jun 7, 2009
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本当にすごい!!!初回!!関本のフォアボールの後、金本!新井!ブラゼル!!三連打で天敵杉内から2点先取!!!!2-2の同点に追いつかれて、さらに勝ち越されて。。。その後、アッチソン、ジェフの好投で1点差のまま阪神は、何度もチャンスを作るもの残塁。。。9回裏、馬原から林がヒット!!鳥谷も1-2塁間赤星が倒れましたが、代打桧山は迫力勝ちでフォアボール一死満塁のチャンスでアニキ!!後ろの新井さんに期待するわけにいかないんで アニキが一塁線の高いバウンドで、抜いた!!!!ファールゾーンを転がっている間に鳥谷もホームイン!!金本サヨナラ打!!!!!!金本四本目のサヨナラ打!!!!昨年に続いてサヨナラ勝ち!!!これで阪神四連勝!!!!!明日も勝つ!!!
Jun 7, 2009
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阪神、先発全員安打で3連勝!福原は今季初完封 阪神は打線がつながりオリックス投手陣を攻略。先発全員安打の13安打で7点を奪い快勝。交流戦はこれで6勝6敗となり、借金を返済。ブラゼル加入で再び勢いに乗ってきた。 0-0で迎えた三回裏、阪神は先頭の狩野が中前打で出塁し、二死二塁から2番赤星が適時打を放ち1点を先制。さらに四回裏には新井、ブラゼル、林、狩野、福原の5連打で一挙3点。昨年までチームメイトだったオリックス・ボーグルソンから4点のリードを奪った。 阪神はその後も福原の2打席連続適時打、鳥谷の二塁打などで得点を重ね、終わってみれば先発全員安打の13安打7点でオリックスに完勝。福原はオリックス打線を5安打に抑え、10奪三振で今季初完封。3勝目を挙げた。阪神・福原、プロ初3打点!本業でも完封 右腕をしならせて投げ抜き、バットをもてば、得点につながる。10奪三振の完封&2安打3打点。お立ち台の阪神・福原にマンモスが揺れた。 「(九回は)クリーンアップからだったし、打たれるかなと。完封ができる確率は低いと思っていた。(三振数は)驚いています。記憶にないですねぇ。(打席は)マグレですョ。」 スコアボードに9つの「0」を並べたのが昨年3月30日の開幕3戦目(対横浜、京セラD)以来。「その後(右手人さし指を)骨折したし、今年はしないように」と自虐ネタを披露。同年4月24日の中日戦(ナゴヤD)の打席でバントする際、バットを持つ手にボールが当たり、わずか3勝に終わったシーズンを繰り返さないことを誓った。 「0点に終わったので、楽に投げられました」 六回無死一、二塁のピンチは、フェルナンデスを遊ゴロ併殺打。ラロッカを三振で切り抜けると、そこから5者連続三振。「投」が5年ぶりの2けた奪三振ならば、「打」も文句なし。赤と茶のカラーリングを施したローリングス社の青木(ヤクルト)モデルのバットで四回一死満塁から一塁手の頭上を越す2点右前打を放つと、六回無死一、二塁ではバスターで右前へ。2006年8月19日のヤクルト戦(神宮)以来となるマルチ安打。3打点は自身初だ。 「完封もできなくて、ヘラヘラしているようじゃ、あと5年も6年も投げられるようなピッチャーになれないぞ!」 携帯電話の先からそう叱責されたのが5月下旬。東洋大の高橋昭雄監督(60)だった。戦後初の東都リーグ5連覇のお祝いにと桧山、今岡らとOBとして電話を入れた。だが、8回1失点で今季初勝利を挙げた4月25日の広島戦(マツダ)をテレビ観ていた恩師に指摘されたツメの甘さ。だからこそ、緊張の糸は張りつめていた。 「(チームの)連勝をのばしていきたい」。背番号28が胸を張る。真弓監督も「制球もキレも言うことなし」と手をたたく。さぁ、乗ってきた。福原が完全復活だ。阪神・福原が今季初完封!チーム3連勝に貢献 一つ一つ、丁寧にアウトを重ねた。昨年3月30日以来の完封。阪神の福原は「できる確率は少ないと思っていた」と照れ笑いを見せた。 カットボールを軸に、序盤からテンポ良く攻めた。唯一のピンチは5-0の六回。連打で無死一、二塁とされ、フェルナンデスを迎えた。「ゴロを打たせようと狙った」とシュートで詰まらせ、遊ゴロ併殺打に打ち取った。次のラロッカから八回1死までは5者連続三振。04年10月6日のヤクルト戦以来の2けた奪三振だった。 打撃も好調で2安打3打点の活躍。チームは4月25日以来の3連勝。福原は「何とかして連勝を伸ばしたい」と今季最多の4万6792人のファンを盛り上げた。阪神・狩野、好リードで2試合連続無失点 阪神の狩野が攻守で活躍した。好リードで福原を完封に導き、前日から2試合連続無失点。「投手の頑張りはもちろんだけど、自分でもひそかに喜んでおきたい」 打っては3安打。中前打で出塁した0-0の三回には二盗を決め、赤星の左前打で先制のホームを踏んだ。「(走塁は)ことしのキャンプから言われているので、できる限りのことをやろうと思っている」と話した。阪神・狩野、走る捕手!打もバッチリ猛打賞 778日ぶりの聖地の“頂き”。ともに沖縄で自主トレに励んだ福原と上れたことが狩野にとってなによりうれしかった。 「投手の頑張りがもちろんですけど、自らもひそかに喜んでおきたいです」 捕手冥利に尽きる2試合連続の完封勝ちに狩野が茶目っ気たっぷりに答えた。 恐怖の8番打者-。そんなネーミングがしっくりくる。まずは三回の先頭。5試合連続安打となる中前打。二死から赤星の打席で、リーグ5位となる今季7個目の盗塁(二盗)を決め、レッドの先制タイムリーを呼び込んだ。四回、六回にも中前へ。今季4度目の猛打賞で、交流戦の打率は.358と堂々、チームトップだ。「8番打者なんで、上位にいい流れで回るようにと、考えているのがよかった」と振り返った。捕手としての成長の軌跡が『走・攻』に生きている。オリックスの先発・ボーグルソンは昨季までバッテリーを組んだ間柄。「同じチームの時から捕手として、(ボーグルソンが)こうした方がいいのじゃないかと思っていたこともあったので。対戦しやすいという感じはあった」。フォームの癖、球種、ボールの軌道…。頭の中にインプットされた幾多のデータに“読み”も加わり、好結果へつながった。 「まだまだいたらないこともあるかと思いますが、応援よろしくお願いします」 プロ初安打がサヨナラ打となった2007年4月20日・巨人戦以来の甲子園のお立ち台。最後は先輩からのキツ~いエールで締めくくられた。「まだまだいたらない狩野ですが、応援してやってください」。伸び盛りの猛虎の要は苦笑いを浮かべた。夕日に照らされ、額の汗が輝いた。阪神、ブラ砲効果や!先発全員安打で3連勝 ブラ砲効果や! 阪神はオリックス4回戦(甲子園)で、今季初の先発全員安打。クレイグ・ブラゼル内野手(29)に2日連続の安打が出るなど、新助っ人に刺激された打線に火がつき7-0圧勝した。今季3度目の3連勝を決め、ようやく上昇ムードだ。自然体で構えたブラゼルのバットが、猛虎打線に火をつけた。四回一死一塁、左前打でチャンスを広げ今季最多タイの5連打で一気に3得点。圧勝の立役者は豪快にハイタッチを交わした。 「勝つために来たんだ。自分が犠牲になってつなぐこともあるだろうし、どんなときもチームのためにやりたい」 ブラゼルの一打に続けと、7番の林威助は初球を右前打、狩野も1球目から的確に中前へ。投手の福原までがバスターと、四回はわずか8球で5連打のつるべ打ち。ボーグルソンをKOした。 「やっと(打線が)続くようになったなあ。きのうの(ブラゼルの)本塁打から打線が活気づいた。打者がみんな積極的になってきているね」と真弓監督。 六回には、唯一安打のなかった鳥谷も左翼フェンス直撃の適時二塁打。とどめの7点目をたたきだし「チームのいい流れに乗って、1本出すことができてよかったです」とホッとした表情をみせた。 “ブラゼル効果”で、2008年8月19日の広島戦(広島)以来の先発全員安打。強い虎が帰ってきた。3連勝で、交流戦は5割。借金は5まで減った。 「この流れを大事にしたいね」 指揮官の視線は、すでに7日からのソフトバンク2連戦(甲子園)に向いた。今なら、交流戦首位の強豪さえ、迎撃できる勢いがある。阪神・林、久々先発で存在カ~ン! 7番・右翼」で先発した阪神・林が存在感を見せつけた。四回一死一、二塁から右前適時打。新井から続いた流れをつないでみせた。「久々のスタメンで必死だったんで。結果が出てよかったです」。5月25日・ロッテ戦(甲子園)以来の先発出場で2打数1安打1打点と結果を残した。これで乗っていけるか? の問いに、「ハイ!」と力強く答え、ロッカールームへ引き揚げた。阪神・赤星、快勝劇に火つけるタイムリー チャンスメーカーが果たしたポイントゲッターの仕事。快勝劇の点火役は2番・赤星だ。三回二死二塁。カウント1ー1から、ボーグルソンの143キロを弾き返した。左前への先制打。一塁ベースで両手を叩くと、小さく右コブシを握った。 「あまり調子がよくない中で、狩野が二塁までいってくれたんで。とにかく、何とかしたいという気持ちでした」 流れを呼び込む一打だった。先頭の狩野が出塁後、福原がバント失敗。鳥谷も遊飛に倒れ、打席へ入った。2球目に狩野が二盗。逃せない先制機だった。5月14日の広島戦(甲子園)以来の今季4打点目。適時打は4月7日の広島戦(同)以来、実に2カ月ぶりだ。直後には2試合連続で18個目の盗塁も決めた。 腰痛などで打率.257。もどかしい日々が続くが、決してうつむかない。仙台から帰阪した4日は、慢性の不眠症でほとんど寝ていなかったが、足はすぐに甲子園に向いた。室内で一人、マシン打撃。もがけるだけもがくのが、赤星流だ。 「後が続かないわ、オレ…」。つぶやいた試合後。六回無死二、三塁で遊飛など4打数1安打。納得はできない。それでも、全力で走り続ける日々の先には、必ず、上昇が待っているはずだ。阪神・関本、2安打も「まぁまぁですかね」 関本は3番・二塁で先発し、4打数2安打。 「(3番の仕事としては)まぁまぁですかね。チャンスで打ってたらいい顔できますけど…」 三回二死二塁の好機に三振に倒れたことを悔いた。それでも五回一死では中前打を放ち、5点目を演出。3番に入った前2試合では7打数無安打とふるわなかったが、ここに来て復調を感じさせた。阪神・新井、12打席ぶりの安打で1打点 炎の5連打の口火は、5番・新井だ。1点リードの四回一死。ボーグルソンのチェンジアップを叩き、左前打。3試合12打席ぶりとなる安打をマークし、一挙3得点を誘発した。 五回一死一、三塁では高いバウンドの遊ゴロを放ち、しぶとく1打点。いまだ打率・219と苦しんでいるが、6番・ブラゼルの加入をキッカケに、本来の調子を取り戻したい。阪神・鳥谷、先発全員安打のトリ飾る二塁打 1番・鳥谷がトドメの快音だ。六回無死一、三塁。鴨志田の143キロをとらえ、左翼フェンス直撃の適時二塁打。7点目を叩き出し、先発全員安打の最後を飾った。 「チームのいい流れに乗って、1本出すことができてよかったです」 1番に入って、3試合目。3日の楽天戦(Kスタ宮城)で田中から二塁打を放って以来、9打席ぶりの安打。打率・250とまだ本調子ではないが、3連勝の勢いに乗っていきたいところだ。
Jun 6, 2009
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また、ボーグルソンが負けたのが複雑ですが、福原-狩野バッテリーがやってくれましたね!!守備も良かったし、狩野は2試合連続で完封!!そして打ちまくって、今日は猛打賞!!ブラゼルが来てから、打線がつながりはじめましたね!!このまま、勢いに乗って、連勝を続けてほしいです!!!オリックス 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 阪 神 0 0 1 3 1 2 0 0 X 7 【投手】(オ)ボーグルソン、川越、清水、鴨志田、レスター-日高(神)福原-狩野【責任投手】(勝)福原8試合3勝4敗(敗)ボーグルソン16試合2敗【戦評】 阪神が3連勝。福原は制球が安定し、5安打、10奪三振で今季初完封。打線は三回、赤星の左前打で先制。四回には福原の右前打など5連打で3点を追加し、五、六回にも加点した。オリックスは2試合連続の零敗で4連敗。
Jun 6, 2009
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阪神・下柳、粘って5勝目!要所締めた投球 阪神の下柳が粘り強い投球で7回を無失点。「(大きいのは)連勝したことでしょう」と5月23、25日以来のチームの連勝を喜んだ。 六回以外は毎回走者を背負った。7回で7安打2四球。七回1死一、二塁でフェルナンデスを三振、大村を一ゴロに抑えるなど要所を締めた。 4連勝で5勝目。しかし「ランナーをためて迷惑を掛けた。みんなのおかげ」とベテランは控えめだった。ブラゼルよおおきに!阪神・下柳が5勝目 新助っ人砲の鮮烈デビューを歓迎するかのような虹を背に、ベテランの味を醸し出した。走者を許しても本塁を踏ませない。下柳が7回7安打無失点で5勝目。自身4連勝をマークし、チームを交流戦8位にあげた。 「みんなのおかげです。毎回、ランナーを出していて、迷惑をかけていたからね。チームが連勝したことが何よりだよ」 3者凡退の六回以外、すべて安打を許した。だが二回一死一、三塁も遊飛、二ゴロでピンチ脱出。四回無死一塁も三ゴロ併殺と要所を締めた。オリックス戦は2000年から自身4連勝。交流戦通算12勝目は歴代4位タイだ。 「すばらしいピッチングをしてくれますね」 チームを上昇気流に乗せる白星に、真弓監督が絶賛する。女房役の狩野も「シモさんに助けられた」と感謝しきりだ。 そんなベテラン左腕に新たな“信者”が現れた。開幕直前にロッテから移籍してきた久保は、「どんなときでも低めに狙って投げることができる。誰もがあこがれる投手です」と目を輝かせる。 最初のあいさつで「ホヤホヤの外様や」と下柳が声をかけた。緊張をほぐす一言。自らもダイエー、日本ハム、阪神と球団を渡り歩いてきただけに、不安な気持ちはわかる。無愛想な表情の裏の気遣いだった。今では久保は、試合前のランニングで下柳にくっつくように話しながら走る。 「心技体、すべてよかった」。久保投手コーチがたたえる。今季2度目の完封リレー。雨あがりの聖地で41歳が笑った。阪神・球児が3人斬り「勝ててよかった」 ニュー球児”で3人斬り!! 藤川がセーブのつかない4点リードの九回にマウンドへ。最速152キロの直球を軸に2三振を含む3者凡退で締めた。「勝ててよかった」。実はこの日担当者から渡されたばかりのブラウン色の新グラブを使用。これまでのオレンジ色のものより、やや小さめに仕上がっているようだ。守護神は「(変えた箇所は)全部や。今年は(グラブだけでなく)全部変えている途中」と笑みをこぼして、引き上げた。
Jun 5, 2009
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阪神・ブラゼル、いきなり爆発!先制弾放つ 杜の都で田中を撃ち、8日ぶりに戻ってきた甲子園。試合開始直後の空には、左中間スタンド後方から三塁側へと大きな虹が架かっていた。借金「7」からの巻き返しへの“予兆”だ。合流したばかりのブラゼルが、いきなり爆発だ。「広い球場なので、入るかなあと思いながら走っていました。ホームランがどうのこうのより、とにかく一本ヒットが出てよかった」 ホームで待ち受けた葛城の頭をドスン! とたたき、喜びを表現した。最高の虎デビューだ。 六回の第3打席。一死二塁から、オリックスの先発・金子の初球の真っすぐを粉砕した。左中間へと高く上がった打球は、失速することなくスタンドへ。虹が消えた夜空に、アーチを架けた。 試合前のフリー打撃から、好調さを見せていた。軽めの46スイングでポンポンと10発をほうり込むと、締めのひと振りで“本気”を見せた。右翼ポール上部を通り、右翼席中段へ。推定飛距離130メートル弾を突き刺した。 真弓監督は試合前に「力があるね。楽しみだよ。守備の動きもいい」と声を弾ませ、和田打撃コーチも「1球で流れを変えられる選手。日本で成功したいという気持ちも感じるよ」と笑顔を見せた。 「6番・一塁」で堂々の虎デビュー。金子とは、西武時代の昨季の開幕戦(3月20日、西武ドーム)で3三振を喫するなど、19打席でわずか3安打(打率・158)、12三振を喫した相手。数字的には不利だったが、パワーで覆してみせた。決勝2ラン!阪神・ブラゼルが衝撃デビュー 虎の救世主や! 阪神の新外国人、クレイグ・ブラゼル内野手(29)が衝撃デビューした。オリックス戦の六回に先制の1号2ランを放つなど2安打、2打点の大暴れで、4-0の快勝に導く大活躍。脅威の破壊力はまさにあのランディ・バースの再来だ。B砲、ブラボー!! 神様、仏様、ブラゼル様や! 2時間前まで聖地の空にかかっていた虹を再現するかのように、白球のアーチを架けた。六回一死二塁。ブラゼルの放った打球が、左中間最深部に吸い込まれた。いきなりの先制の1号2ラン。猛虎の救世主だ。最高のデビューだ。 「ホームランを打って、皆さんをハッピーにできたし、勝利に貢献できたことが1番よかった」 それまで2安打に抑えこまれていた先発・金子を打ち砕いた。凱旋した本塁で待っていた葛城の頭にゴツン! と手荒い祝福タッチ。『ソフトに頼むぜ』と苦笑いの下柳には軽くタッチすると、記念のトラッキー人形を『あちらに投げ込めばいいのか?』と確認してスタンドへ投げ込んだ。 虎の助っ人の一発デビューは2002年のアリアス以来。その破壊力は超ド級だ。ひげ面で85年の日本一に貢献し、三冠王を獲得したランディー・バース(55)=現オクラホマ州上院議員=をほうふつとさせるのは風貌だけではない。まさにバースの再来だ。 そのバースの身代わりに大阪・道頓堀川に投げ込まれたカーネルサンダース像が今年発見された。それでも呪いは解けずに真弓阪神は低迷していたが…。B砲こそが呪縛を解き、虎を勝利へと導く使者に他ならない。 先制弾の次は切り込み役も務めた。八回二死走者なしで2番手・菊地原から左前打で出た。高橋光、狩野の連打を呼び込み、貴重な追加点を演出してみせた。 遠く離れた友人に朗報を届けるために、振りまくる。来日直前、所属していた米独立リーグのセイントポール・セインツのメンバーに、日本で自身が掲載された新聞を写真に撮って送った。「みんな喜んでくれたんだ」。晴れ舞台を目指して汗を流した男たち。彼らの励みになりたい。分厚い胸のうちには、そんな熱い思いがある。 「全力でプレーして、ファンの皆さんの期待に応えたい」。お立ち台で力強く誓った。4月23、24日以来、42日ぶりの連勝で、借金は「6」とジワリと減った。真弓監督も最高の助っ人デビューに声を弾ませた。 「いきなり2ランだったね。打った瞬間いったと思った。すばらしい滑り出しだね」。貧打に泣いた真弓阪神に待望の大砲が加わった。真弓阪神に大きな大きな反攻のノロシが打ち上がった。【ブラゼルトーク】皆さんをハッピーにできた 衝撃デビューを飾った阪神のクレイグ・ブラゼル内野手(29)が、聖地のお立ち台で喜びを爆発させた。B砲のハッピーボイスを存分にどうぞ。 (試合後のお立ち台) --今の気分は ブラゼル 「本当にどう表現していいのか分からない。信じられない。ファンのみなさんのおかげで打つことができたと思う」 --初球を本塁打した 「積極的にいこうと思っていた。よかったよ。最初のヒットがホームランになって、2点入った。本当に興奮しているという感じ」 --本塁打を期待されている 「ホームランを打って、皆さんをハッピーにできたし、ゲームの勝利に貢献できたことが1番よかった。塁に出ることも自分の仕事だと思っているよ」 --大歓声は? 「ホームランを打ったときは素晴らしい声援だった。日本に戻れて、阪神でプレーできてよかった」 --ファンへ 「とにかくグラウンドでは全力でプレーして、ファンの皆さんの期待に応えたい」 (囲み取材) --いい場面で一発 「あの場面で、初めてのヒットを打ちたいという気持ちがあった。塁に出たいと思っていたけど、チームの点になってよかった」 --どんな気分だったか 「緊張感はあったけど、バッティング集中して打席に入った。とにかくヒットを打ちたいと思っていた。去年より今年の方がすごく緊張した」 --西武時代の昨年と気持ちは違うか 「去年は去年。今年は今年と思ってタイガースでプレーするだけ」ブラゼルに負けん!阪神・高橋光が仕事打 B砲劇場の余韻のなか、ゆっくりと歩を進めた。懐かしいカクテル光線を浴びて、仕事人のバットがキラリと光った。中前にはじかれた打球を目で追いながら、ゆっくりと一塁に到達。高橋光がつないだ。 「ブラゼルに続いた? うん。つないでチャンスをつくれました」 2点リードの八回二死。この日からともに1軍昇格したブラゼルが左前打を放つと、出番がやってきた。「代打・高橋光」-。昨年10月8日以来、240日ぶりのコールに待ち望んでいたマンモスが揺れた。 気持ちを高ぶらせて臨んだ打席。目の前で見せた新助っ人の豪快なスイングすら「正直あまり見られなかった」。それだけ集中していた。左腕・菊地原が投じた3球目。内角高めの140キロ直球を見事にとらえた。昨季対左投手に打率.329と“左キラー”の異名をとった男らしいひと振り。「去年もそうだったからね」と昨年の“1打席目”と同じ中前打でダメ押し点を演出した。 昨季に続き、今年も2軍スタート。打撃の調子が上向いた矢先の4月下旬には右ふくらはぎの故障。それでも、心は折れなかった。地道な屋内でのリハビリから解放され、屋外練習を再開すると、それまで装着していた眼鏡を外し、コンタクトレンズに変えた。「眼鏡はオフモード。コンタクトはオンモードだからね」。苦しい日々も笑みは絶やさなかった。 「和田(打撃コーチ)さんの言った通り打ててよかった。内容は秘密だけどね。じゃあ、もういいかな? 着替えたいから」 大粒の汗をしたたらせながら、クラブハウスへ消えた。“ミツさんスマイル”が1軍に戻ってきた。虎・狩野、会心の三塁打!投手陣も好リード 阪神の狩野が八回に2点三塁打。「今まで好機でなかなか打てていなかった。つなごうと思っていた」と喜んだ。 2死一、二塁でカウント2-3。走者がスタートを切り、狩野の打球は右中間を破った。「走者が走って、一、二塁間も開く。おっつけようと思っていた」と会心の一打だったようだ。 守っても、下柳らを好リード。「シモさん(下柳)に助けられました」と感謝した。リードも冴えた!虎・狩野がブラゼル歓迎打 お楽しみは、舶来砲だけで終わらせない。右翼手の左を抜ける打球に、狩野が全力で一塁ベースを蹴った。躊躇(ちゅうちょ)なく二塁も回って、2点三塁打。八回に、トドメを刺す8番打者の粘りが虎党をさらにしびれさせた。 「チャンスでなかなか打てないことがあったしね。2点あったけど、とにかくつなごうと思っていました」 マウンドは左腕・菊地原。データから直球とスライダーの“2択”に絞り、速球をギリギリまで引きつけて引っぱたいた。今季3本目の三塁打は、広島・天谷(4本)に次ぐリーグ2位タイ。得点圏打率わずか.194のバットに、ブラゼルと高橋光の連打に誘われるように火がついた。 5月末に途中入団したブラゼルがこの日、1軍初出場。先制2ランの鮮烈デビューを自分のことのように喜んでいた。 「新加入で、打ってくれたからね。チームにとって大きいですよ。頼もしい」 前日まで借金7。打線の援護がなく、奮投が報われない投手陣の苦悩をマスク越しに痛いほど感じていた。そんな貧打を救うべく現れた存在。迫力を増したスタメンが、心強かった。六回はブラゼルの2ランのあと、二死から三塁左を破る二塁打。八回には二死から左前打で出塁した助っ人を、三塁打でホームへ招き入れた。新大砲との見事な“誘爆”に、「連打で点を取るのは、楽天戦から少しずつ出だしたね」と真弓監督は手応え。坂井オーナーからも「八回に2点取ったのも大きい。狩野クンもね。2アウトから点を取ることが少なかったから」と、名前を挙げてたたえられた。 リードでも、下柳の制球力を生かして7回ゼロ封。七回一、二塁では、代打・フェルナンデスをスライダーで追い込み、ワンバウンドのフォークで空振り三振に仕留めた。捕手冥利に尽きる3投手での完封リレーだ。 「下柳さんに助けられました」と謙そんしたが、もはや経験不足の声は聞こえてこない。矢野の陰に隠れ続けた過去8年間との決別。日の当たる場所で、26歳がグングンと“芽”を伸ばし続けている。阪神・金本がブラゼル弾をおぜん立て 金本が、ブラゼルの1号2ランをおぜん立て。先頭打者の六回、コーナーをつく先発・金子を冷静に見極めて、ストレートの四球で出塁。1打席目の二回にはファウルで3球粘り、甘いカットボールを中前打。9打席ぶりに快音だ。ブラゼル夫人、甲子園の雰囲気に興奮 ブラゼルとともに来日したラニー夫人(29)はネット裏で観戦。夫の劇弾はもちろん、大興奮の甲子園の雰囲気に胸を熱くしていた。 「エキサイティング! 彼を信じていたし、誇りに思う。お腹の子供も興奮したみたいで、動いたの」。9月に出産予定の胎児も興奮し、ピクリと胎動を見せたという。「おいしいものを食べさせてあげたい」と満面の笑みだった。
Jun 5, 2009
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下さんが、またもや粘りづよく投げて、アッチソン、球児と完封リレー!!そして、来日、合流、一軍にあがったばかりで、いきなりのホームランで勝ちを呼びこびましたブラゼル!!!きっと阪神の大逆転優勝の救世主となることでしょう!!!オリックス 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 阪 神 0 0 0 0 0 2 0 2 X 4 【投手】(オ)金子、菊地原-鈴木(神)下柳、アッチソン、藤川-狩野【責任投手】(勝)下柳9試合5勝2敗(敗)金子9試合5勝4敗【本塁打】(オ)(神)ブラゼル1号2ラン(6回、金子)【戦評】 阪神の新外国人ブラゼルが六回、左へ先制の1号2ラン。八回には狩野の三塁打で2点を追加した。下柳は毎回のように走者を背負ったが、7回無失点で5勝目。オリックスは3連敗で30敗目。今季最多の借金10となった。
Jun 5, 2009
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阪神・安藤、7連勝中のマー君に投げ勝つ! (交流戦、楽天2-3阪神、2回戦、1勝1敗、3日、Kスタ宮城)阪神の安藤が7回1失点で、楽天・田中との投げ合いを制した。「味方が逆転してくれると信じて投げていた」と胸を張った。 三回に1点を先制された。「相手がマー君で、先に点を与えたくなかった。反省」と悔しがったが、ここから粘った。七回に中村真の鋭い打球を臀部(でんぶ)に当てたが続投。1死一、三塁のピンチを切り抜け、直後に味方が逆転した。 4勝目を挙げた右腕は「自分自身もチームも乗っていきたい。絶対に巻き返す」と意気込んだ。阪神・鳥谷(今季初の1番で1安打)「打順は意識していない。バッティングカウントだったので、思いきりいった」阪神・和田打撃コーチ(田中を攻略)「浮上のきっかけにしたい。桧山の三塁打が大きかった」虎が目覚めた!下位打線が楽天・マー君打ち! つながらない、点がとれない打線を何とかしたかった。「1番・鳥谷、2番・赤星、3番・関本」。真弓監督がついに手をうった。この1、2番コンビは2007年9月29日の広島戦(甲子園)以来、613日ぶり。好調の関本をクリーンアップに据えた。 新生阪神のひとつの“目玉”だった3、4番の並びを変えた。相手投手は、いまや球界を代表する田中。絶好調右腕の攻略は至難の業と思われた。 「自信をつけている。同じ150キロでも昨年とは違う。調子が出てくる前にたたければいい。そうチャンスはない」 和田打撃コーチは難敵を重々理解しつつ、数少ない好機を覚悟していた。しかし、走者すら出すことができない。150キロの直球、130キロ後半のスライダーとフォーク。狙い球を絞りきれず三振と凡打だけが続いていった。 快音が響いたのは六回だった。二死から鳥谷が中堅フェンス直撃の二塁打。チーム初安打も、続く赤星が三飛に倒れ得点機を逸した。しかし八回、DH桧山の三塁打。葛城の適時打で、ようやく田中を捕らえ、同点に追い付くと、続く狩野、平野の下位打線が連続適時打でこの回一挙3点を奪い逆転。今季7勝の田中をノックアウトした。 眠っていた虎が、ようやく目覚めはじめた。マー君止めた!虎・桧山、火つけ激走三塁打虎がミラクル4連打でマー君斬り! 阪神は、「6番・DH」で先発出場の桧山進次郎外野手(39)が楽天戦の八回、田中将大投手(20)から激走の三塁打。これが口火となって4連打の逆転劇だ。開幕から7連勝中だった神の子をKOし、連敗を3でストップ。この勢いで頼んまっせ~。 “神様”が“神の子”を沈めた。瀕死の虎を、桧山がドン底から救い上げた。0-1で迎えた八回無死。楽天・田中の145キロをとらえた。鋭い打球が右中間を破る。7月に40歳になる男が、猛然とダイヤモンドを駆けた。 「先頭だったし、どんな形でも塁に出ようと思っていた」 負の流れを激変させる、昨年6月11日の西武戦(西武D)以来の三塁打。葛城が、狩野が、平野が続いた。怒濤の4連打で、今季7戦7勝の右腕をKOだ。初めて大きく入れ替えた打順も不発で、七回まで1安打。負ければ4連敗、2年ぶり借金9という土俵際で、百戦錬磨の男の冷静かつ豪快な一撃がチームを蘇生させた。 「とにかくボール球だけは振らないよう。いかに我慢するかだった」 今季3度目のDHも、代打で磨いた“心の準備”が光った。1ストライクからフォーク、スライダーを見極め、カウント1-2へ。「打ち気を抑え、いい形で見逃せた。落ち着けているな、と思った」。勝負の4球目。ここで田中がサインに2回首を振った。 「あれで真っすぐとわかる。桧山だから、やられると思った」とピンときた楽天・野村監督。桧山も「ここで力むな。丁寧に行け」と、自らに言い聞かせた。そして、渾身の直球を一閃!! 敵味方ながら、“師弟”が通じた1球。これぞプロという1打席だった。 99~01年に虎を率いた名将と暗黒時代の4番。「俺に熱心に話を聞いてきたのはあいつだけや」と野村監督。00年に控えへ落とされた桧山も「あの期間があったから、今の自分がある」と振り返る。ベンチで試合を見ながら、野村監督のID野球をどん欲に吸収した。視野が、考え方が変わった。翌01年には自身初の打率3割をマーク。「一番嫌いな監督で一番好きな監督」。卓越したひと振りで“恩返し”してみせた。 「桧山の一打でゴロッと流れが変わったね。三塁に行ってくれたから、相手が1点を守りにいってくれた」と最敬礼の真弓監督。現指揮官に満面の笑みを贈った桧山は、「好投手を打つのは一人では無理。みんなでかかって、みんなの力でワンチャンスをモノにできた」と顔を紅潮させた。 「こういう競った試合をモノにしていけばノッていける」。崖っぷちから勝利をもぎとった。連敗を3で止め、交流戦最下位から浮上。チームを鼓舞するように、仙台に“神様”の言葉が響いた。阪神・葛城、同点打「楽天に負けてられん」 牛タンより、ずんだ餅より、イクローや! 杜の都を揺るがすワッショイ・コールに乗って、打球はしぶとく一、二塁間を抜けた。1点を追う八回無死三塁。桧山が作った好機に葛城が続いた。貴重な同点適時打で、ビッグイニングを演出だ。 「ホント、ヒー(桧山)さんが三塁まで走ってくれたんでね。こっちも(楽天に)負けてはいけないと思いましたよ」 ベテランが目の前で見せた勝利への執念に、背番号33も燃えていた。 過去、田中とは昨年に1度対戦して2打数無安打。三回先頭の第1打席はシュートで一ゴロ、五回二死一塁は直球で二ゴロ。それでも、頭は冷静だった。 「何とか当てられれば、抜けてくれたらいいなと思っていた。自分でプレッシャーもかけていないし、何とかなるかなといいイメージで(打席に)立てていました」 バットを短めに握り、フォークの連投を見極めた。カウント2-2からの5球目。外角低めのフォークを打ち返した。 「選球眼がいい。カウントが進んでからヒットを打てる打者だね」 右翼、一塁、代打と起用されているが、指揮官の評価は高い。同じ左打者には林、新加入のブラゼルがいる。負けてはいられない。結果を残すことこそ、生き残る道だ。 「シュートみたいな球で2回、やられていたからね」と、穏やかに振り返った。やられっぱなしでは終わらない。7番打者の意地が、貴重な白星を猛虎にもたらした。でかした下位打線!阪神・狩野、V三塁打 あの日つかんだ感覚を頼りに、狩野は今、自分にできることを考えた。1-1の八回無死一塁の打席。選択肢は2つ。 「もう、真っすぐは捨てるじゃないですけど、こっちきたら“当たってやろう”という気持ちでした」 マー君の内角球に体を張る覚悟を決めた。見逃せばボールぎみ。手を伸ばした外角のスライダーは左中間に抜けていった。勝ち越し。三塁に立ち、少しうなずいた。 「正直にいいピッチャー。1打席目にあんな三振したんで、なかなか打てないなと思った」 (交流戦、楽天2-3阪神、2回戦、1勝1敗、3日、Kスタ宮城)3球三振の残像があった。二回一死。田中の変化球にバットが当たらなかった。六回先頭ではバントヒットを狙い、あがいてみせた。そして、八回。「送りバントを失敗していたので、何とかしようと食らいついていきました。葛城さんが同点にしてくれたので少し楽に入れました」。5月23日のオリックス戦(スカイM)以来、8打席ぶりの適時打だった。 打席に入るとき、決まってすることがある。構える前に左方向に1度“ひねり”を入れる。きっかけは5月15-17日、神宮でのヤクルト戦。試合前、室内練習場で和田打撃コーチにいわれた。「悪いときは左肩が入りすぎている」。バックスイングからバットがスムーズに出てこず、イメージするポイントで打てなくなっていた。そこで体を開き気味に意識することで、その誤差を修正した。19日のソフトバンク戦(ヤフーD)で杉内から左前打。「あっ、これかな」。投手を正対して見ることで視界が違った。 「変化球にはついていけないか心配だったけど、それもなかった」。この日の決勝打は、エースの宝刀・スライダーだった。フリー打撃では自らマー君対策。約1.5メートル、投手よりに立った。「球が速いピッチャーだから」。体感速度を上げて、本番に臨んでいた。 「バントを失敗したし、一発で決めるのがチームのため。勉強しないといけないです」 チームが勝つために、反省して次に進む。夜の空気が優しく体を包んだ。仙台を少し好きになれた気がした。阪神・平野、マー君にトドメ打 平野が、マー君をマウンドから引きずり下ろした。狩野の適時三塁打で勝ち越した直後の八回無死三塁。田中が投じた内角高めの直球を中前へ。貴重な3点目をもぎとって、ビッグイニングを締めた。勝利の立役者となったが、試合後は「あのエラーが全部ダメです」と繰り返すばかり。八回二死二塁で、草野の二ゴロをファンブル。一、三塁として再び同点とされるピンチを招いた。ウィリアムスが山崎武を右飛に打ち取って事なきを得たが、最後までミスを悔いていた。阪神・球児、超ヒヤヒヤ5セーブ 土壇場で何とか逃げ切った。2点リードの九回から登板した藤川は、1点を失いなおも二死一、二塁。渡辺直を遊ゴロに打ち取り、何とか5セーブ目。ヒヤヒヤのマウンドを球児らしい一言で振り返った。 「勝ったからそれでいいですよ」 九回、先頭の鉄平に150キロの直球を中前に弾かれると、中村真には右中間へエンタイトルツーベースを浴び、無死二、三塁。打席にはこの日3打数1安打の中村紀。一打同点のピンチで、ベンチは満塁策を選択した。 「(一塁に歩かせるのは)逆転の走者だけど、(中村紀は)タイミングが合っていたし、守備をやりやすくしようと。同点も逆転も同じだよ」 真弓監督が舞台裏を明かした。そんな指揮官の“背水”の采配に守護神が、気合の投球で応えた。一死後、中島に中犠飛を打たれ1点差まで追い上げられたが、気迫の投球で逃げ切ると、最後は笑みをこぼして、捕手・狩野とハイタッチ。7日ぶりの勝利をかみしめた。 今季は痛打を食らう場面が目立つ。その原因を久保投手コーチは「ボールが高くなっている」と説明。投球時に軸足がやや曲がり、リリースポイントが早くなる“クセ”の修正に取り組んでいる。 シーズンはまだまだ長い。猛虎の躍進には背番号「22」の存在が必要不可欠だ。
Jun 3, 2009
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安藤が粘って7回を1点そして、8回表マー君から桧山スリーベース!!葛城タイムリー!!狩野タイムリースリーベース!!平野タイムリー!!8回ジェフが平野のお手玉でピンチを作りましたが、最後はライトフライいやあ、最後危なかった。。。無死満塁から球児なんとか1点にしのぎました。。。恐怖の下位打線四連長短打!!!見事な連打で好投の安藤に勝利をつけました!!!安藤は、ヒーローインタビューで涙がうるんでました本当に良かった!!!やっとエースが報われました!!やっとスカッとする勝利でした!!!!
Jun 3, 2009
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よかったです、背番号9とられなくて!!阪神がブラゼルと契約「優勝を味わいたい」 阪神は28日、前西武のクレイグ・ブラゼル内野手(29)と契約を結んだと発表した。今季終了までの契約で、年俸2500万円プラス出来高払い。背番号は67。 兵庫県西宮市の球団事務所で会見を行ったブラゼルは「新しいエネルギーを自分が持ち込みたい。それでチームが爆発してくれれば。最大限の努力をして、優勝を味わいたい」と抱負を語った。 ブラゼルは昨年、西武で打率2割3分4厘、27本塁打、87打点の成績を残した。今季はここまで米独立リーグでプレーしていた。阪神・南社長、ブラゼルの要求に困惑 阪神・南信男球団社長(54)は26日、新助っ人候補・ブラゼルの背番号9要求について「(担当者から)聞いていないけどな」と少々困惑ぎみだった。 27日の来日は決まっているが、契約日程などについては「何か決まったら、広報から発表します」と話すにとどめた。 この日の試合は打線が追加点を奪えないまま終盤に逆転負け。新大砲がいれば…という展開だけに、複雑そうな表情で甲子園を後にした。ブラゼル爆弾要求「9」つく背番号欲しい 阪神への入団が内定している元西武のクレイグ・ブラゼル内野手(29)=米独立リーグ・セイントポール・セインツ=が“爆弾要求”だ。自身のラッキーナンバー「9」入りの背番号を希望し、米国を出発した。真弓阪神はロッテに2-3で逆転負けしたが、B砲は日本時間の27日、日本に上陸。打てない、勝てない日々とは、もうオサラバや!! 淡々と凡打を重ね、黒星を並べる悪い流れにピリオドを打つ。ウィリアムス、球児が打たれ、逆転負けを喫したロッテ戦終了から数時間後、ブラゼルが日本に向けて飛び立った。出発前にサンケイスポーツの単独取材に応じ、胸躍る心境を語った。 「独立リーグでは三塁を守った。芝の長さが違うし地面はデコボコ。難しかったけど、無難にこなせたと思う。左翼と右翼も守った経験もあるし、日本では、要求されたことをするまでだよ」 阪神は25日(日本時間=以下同)のロッテ戦(甲子園)で一塁に葛城を入れ、二塁・関本のスタメンで戦った。真弓監督は「外野ができるか聞いてみる」とコンバートの可能性も探っている。B砲は打順についても注目発言。打順も主軸の後ろで6番、7番が有力だが「打順も、守備位置と同じだよ。どのチームでも、与えられたことをするのが、選手の仕事だと思っているよ」と話した。 早くもチームの一員のような従順さを披露したが、譲れないものもあった。背番号だ。 「背番号は9がつけばいいな。何番でもいいけど、できれば9のつく番号がいい」 2004年にメッツでメジャー昇格した際、受け取った番号が「9」だった。07年にはロイヤルズで「39」をつけた。それ以来、大切にしてきたラッキーナンバーで、メールアドレスの末尾にも「9」を入れているほど。 だが、阪神では「9」の藤本から「99」の狩野まで、9のつく背番号はふさがっている。現在の空き番号は「18」、「67」、「77」、「80」の4つ。「18」はエースナンバー、「77」は星野仙一元監督、「80」は岡田彰布前監督の背番号だ。現状では「67」が最有力だが、大リーグでは大物選手が移籍した場合、若手の背番号を変更させて迎え入れることも多い。昨年プレーした西武では「42」を受け入れたが、契約の場で球団に「9をよこせ」と仰天要求を突きつける可能性が出てきた。 「この週末で準備を終えた。いろんなところへ行かなきゃいけなかったけど、メドがついた」 慌ただしく身支度を整え、機上の人になった。27日に来日し、28日に正式契約を結ぶ運び。コンディションは良好で6月2日の楽天戦(Kスタ宮城)でのデビューを目指す。 ラッキーナンバー「9」が示す九回に、ドラマを呼ぶ打撃を…。逆転Vを目指す真弓阪神の、文字通りの“9(救)”世主を目指して、米国を発った。
May 28, 2009
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虎怒とうの逆転勝利!難敵・石井一を沈めた(交流戦、阪神4-1西武、1回戦、阪神1勝、27日、甲子園)怒とうの逆転劇や! 阪神は1点を追う七回、桧山進次郎外野手(39)の今季初タイムリーで同点に追いつき、一挙4点の猛攻。「7番・一塁」で先発した今岡誠内野手(34)が二塁打で口火を切り、難敵・石井一を攻略した。両ベテランが虎を上昇気流に乗せた!甲子園が息を吹き返した。この興奮をみんなが待っていた。0-1で迎えた七回一死三塁。4万6160人を飲み込んだ聖地が「代打・桧山」のコールに総立ち。力強いゴロが一、二塁間を抜けた瞬間、地鳴りとともに激しく揺れた。 「チャンスだったんで積極的にいこうと。勝利に貢献するような活躍ができていなくて、迷惑をかけていました。ファンのみなさんにも心配をかけたと思います。1本打ててよかったです」 今季初のお立ち台で、“神様”の顔が紅潮した。六回まで2安打に抑えられた左腕・石井一の142キロをとらえた。千金の同点打は、今季24打席目で初タイムリー。。さらに3点を加え、一挙4得点の逆転劇。つながりを欠いていた打線が覚醒した。 ネクストバッターサークルで背後から声をかけられた。「まだ、いかせてくれよ」。下柳だった。7回1失点と熱投する先輩左腕の代打。燃えないわけがない。「(下柳の)愛犬ラガーをなだめるようにじゃないですが『まぁまぁ。辛抱してください』と。何とかしたいと思った」。白星を贈る最高のひと振りとなった。 真弓監督も左対左に迷いなし。「きょうの勝ちは、本当に後につながる」と力を込め、もう一人の立役者もたたえた。 「やっぱり最初の今岡の二塁打でしょう」 代打中心に打率.130だった男を「何回か打席に立った方がいい。思い切って使いました」と「7番・一塁」で今季2度目のスタメンへ-。2タコで迎えた七回無死。石井一の真っすぐを左中間へ弾き返すと、二塁へヘッドスライディング。流れは確かに変わった。 「ヒットが出ていなかったんで自分的にもよかった。ヘッド? 足が速かったらかっこいいんだけれどね」。信頼に応え、今岡も安どの表情だ。プロ1年目以来、12年ぶりに一塁で先発。8試合12打席ぶりに快音を響かせた。くしくも東洋大出身の2人。試合前、東都リーグで戦後初の5連覇を果たした恩師・高橋昭雄監督(60)に福原と3人で電話を入れた。祝いの言葉に見事、プレーも添えてみせた。 「波に乗っていきたい。関西はインフルエンザで萎縮してしまって、ラッキーセブンの風船も飛ばすことができないですが、みんなで力を合わせてやっていくので応援よろしくお願いします」 桧山がファンに呼びかけた。浮上への分岐点となりえる1勝。いや、必ずしなければいけない歓喜の夜だ。阪神・下柳、4勝目!5月は無傷3連勝 仲間を信じ、黙々と左腕をしならせた。7回1失点で降板すると、直後に味方が爆発だ。下柳に野球の神様がほほえんで5月は負けなしの3連勝。“ミスターメイ”が、ナインへの感謝の思いを口にした。 「みんなの頑張りや」 唯一の後悔が五回だった。二死二塁で投手・石井一に内角球を右前へ運ばれた。まさかの先制点を献上。だが、その後は両リーグトップタイの57発を誇る強力打線をあざ笑うかのように低めに集め、ゴロの山を築いた。完全に本来のリズムを取り戻した。 これで5月は4試合に投げて、防御率0.64。打線低迷の中で踏ん張り続け、16日に41歳になってから初白星。球団で41歳以上での勝ち星は、1949年10月8日の巨人戦(甲子園)で、若林忠志(41歳7カ月)が完投勝利を挙げて以来60年ぶり2人目の快挙だ。 41歳になった直後の前回20日、ソフトバンク戦(ヤフーD)は七回途中2失点(自責1)も白星つかず。実はその2日前、あるアスリートと約束を交わしていた。オフに奄美大島で共に汗を流したプロゴルファーの久保啓子(22)。久保投手コーチのまな娘だ。 今月中旬。福岡で行われていた「ヴァーナル・レディース」で、久保は初の予選通過。大会が終わった翌18日。福岡市内の料理店で落ち合った。久々の再会。そして祝福。話に花が咲き、博多ラーメンがアッという間になくなった。その分かれ際。「おれも頑張るわ」。頭を下げる“相棒”を背にベテラン左腕はエレベータに乗り、自室へ戻った。 19歳下から受ける刺激。ベテランの闘争心がくすぐられた瞬間だった。 「ナイス、ピッチング!」。久保コーチも最敬礼だ。前日26日のロッテ戦は藤川&ウィリアムスの2枚看板が打たれて敗北したが、交流戦5割復帰。だからこの4勝目は大きい。ベテラン左腕の粘りが、チームに勢いをもたらした。阪神・下柳「みんなのおかげ」チームトップ4勝目 阪神の下柳が7回を6安打1失点で、チームトップの4勝目をマークした。 西武・石井一とのベテラン左腕同士の投げ合い。味方の援護がない中、毎回のように走者を出したが、五回の1点だけにしのいだ。 逆転勝ちに「みんなでつかんだ1勝?」と問われると「そうだね」とうなずき「みんなのおかげだよ」と感謝の言葉を口にした。阪神、今岡激走!桧山同点打!気迫で勝利呼び込む がむしゃらだった。0-1の七回。左中間への当たりで阪神・今岡が二塁に頭から滑り込んだ。34歳が見せた気迫に甲子園が大きく沸いた。この一打をきっかけに、打者9人で4点を奪った。 「安打が出てなかったから、打ちたかった。足が速かったら、格好よかったけどね」と今岡は照れ笑いを浮かべた。定位置はなく、キャンプでは若手と同じ練習メニューを課されたこともあった。今は誰よりも早くグラウンドに現れ、外野を走る姿がしばしば見られる。 生え抜きの激走に、生え抜きが応える。狩野の送りバントの後、打席には代打桧山。それまで打ちあぐねていた石井一の直球を右前に運ぶ同点打に「今岡の走塁、狩野のバント、シモさん(下柳)の好投。みんなの気持ちが一つになった安打」と振り返った。 関本の勝ち越し打や新井の犠飛など、その後も攻撃の手を緩めなかった。「みんなでワンチャンスをものにした」と真弓監督の声は自然と弾んでいた。阪神・藤川(九回無死一、二塁から3者連続三振)「最初は自分がふらふらしていた。結果的に良かった」阪神・和田打撃コーチ(左腕の石井一に左の桧山を代打)「右でも左でも関係ない。あそこは桧山だった」阪神・関本、勝ち越し打も「データのおかげ」 阪神の関本が七回、西武の新人野上から勝ち越し打。「桧山さんが(同点打を)打ってくれたので楽になった」という。 スコアラーからの「失投はその辺に集まる」というデータ通り、真ん中高めにきた初球のスライダーを中前にはじき返した。「自信を持たせてくれるようなデータをもらっていた」としてやったりの表情だった。阪神・今岡、招待ファンに見せた千金二塁打 「7番・一塁」で先発した阪神・今岡誠内野手(34)が二塁打で口火を切り、難敵・石井一を攻略した。 約束も果たした。今岡はオフにサンケイスポーツの人気企画『猛虎のお約束』で将棋対決を行った兵庫・尼崎市の中学1年生、水上紳吾くん(12)を、甲子園に招待していた。その前で、スタメン出場&千金の二塁打。「すごい試合で嬉しいです。今岡選手の二塁打に興奮しました。もっとファンになりました」と、紳吾くんも大感激の1日となった。阪神・赤星、絶妙のセーフティーバント 阪神・赤星の小技が難敵左腕を引きずり下ろした。同点に追いついた直後の七回一死一塁、投前に絶妙のセーフティーバント。捕球に戸惑った石井一は足を痛めて降板。犠打野選の記録に「どう考えてもヒットやろ」。三回には今季15個目の二盗に成功。25日のオリックス戦で右ふくらはぎに死球を受けて以来、初の盗塁に「足がどうかと思ったけど、セーフになったから問題ない。痛くないといえば嘘になるけど」。身体をはったプレーでチームを引っ張る。阪神・金本&新井、アベック打点3連勝 阪神・金本が危険を冒して打点を挙げた。七回に1点勝ち越し、なお一死満塁。3番手・星野から2度顔面付近に投げられ、のけぞった。8球目に右こぶしをかすめる死球を受け、押し出し。体を張って、貴重な3点目をたたき出した。 厳しい内角攻めは主砲の宿命。覚悟はできている。先発・石井一の前には3打席連続三振。1試合3三振は今季初。これで3試合13打席無安打だが、4番の意地をみせた。 アニキに新井が続いた。なお一死満塁できっちりと中犠飛。「(石井一は)すごく球がキレていた。スライダーがね。最低限の仕事」と安どの表情を浮かべた。これでAKアベック打点は7勝1敗。3連勝中。28日の先発予定は涌井。左右の主砲が日本一・西武、世界一右腕に立ち向かう。阪神・藤川、前夜の悪夢払拭4セーブ目 阪神・藤川球児が前夜の悪夢を振り払った。火の玉ストレートが復活。走者を出しながらも、3者連続の3球三振でしめた。 「最初は自分がフラフラしていただけ。狩野を信じてやっています」。 3点リードの九回、四球と安打でいきなり無死一、二塁のピンチを迎えたが、ここから本領発揮。ボカチカの初球に153キロを記録するなど、終わってみれば、一度もバットにかすらせることなく3人を仕留めて4セーブ目。 「ストレートで空振りが取れていた。ピッチングスタイルが戻ってきたね」と指揮官もひと安心。25日のロッテ戦では39日ぶりの3セーブ目も満塁のピンチを招き、ヒヤヒヤ。前日の同戦はまさかの敗戦投手。「頑張りが足りん」。自らに一喝して、ロッカーへと引き上げた。神・狩野、出場7試合連続安打 阪神・狩野が攻守に活躍した。五回はチーム初ヒットとなる左前打を放ち、出場7試合連続安打。七回無死二塁の同点の好機では、きっちりと投前にバントを決めた。「昨日はああいうのもあって、試合の流れを変えてしまったので」。26日のロッテ戦でファウルフライをとれずに落としたシーンを振り返った。さらに無死一、二塁とピンチを招いた藤川に対しては直球主体に強気のリード。「変化球でもついてくると思ったし、直球の方が安全と判断した」とニヤリ。
May 27, 2009
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やりました!!スタメンの今岡のツーベースから始まった7回!!今岡 左中間ツーベース (代走)平野 狩野ピッチャー犠打代打・桧山!! ライトタイムリーヒット 同点!! (代走)大和 赤星 ピッチャー犠打(エラー)ここで石井KO 野上に交代 関本 センタータイムリーヒット!!逆転!! (投手交代)野上 → 星野 鳥谷続きます!! センターヒット満塁!!金本 デッドボール押し出し!!3-1 (投手交代)星野 → 岡本慎 新井 センター犠牲フライ 4-1 7回一気に4点!!これで激投の下さんに勝ちをつけました!!球児は、また危なかったけど、三連続三振に打ち取りました西 武 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 阪 神 0 0 0 0 0 0 4 0 X 4 【投手】(西)石井一、野上、星野、岡本慎、許銘傑-銀仁朗(神)下柳、アッチソン、藤川-狩野【責任投手】(勝)下柳8試合4勝2敗(S)藤川12試合1勝3敗4S(敗)石井一8試合2勝4敗
May 27, 2009
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阪神・久保、古巣相手に移籍後初白星! 交流戦無敗阪神のユニホームでようやく白星を手にした。ロッテから移籍した久保が8度目の登板でやっと刻んだ1勝目。「ほっとしますね」。初めてのお立ち台で照れるように言った。これまでは好投しながらも打線の援護に恵まれなかった。この日は立ち上がりから不安定。二回までに4四死球と苦しんだ。 ここから久保投手コーチに「しっかり腕を振ったらどうだ」とアドバイスを受けて徐々に立ち直る。本人は「何とか試合をつくれるレベル」と言うが、許したのは六回の2点だけだった。 細身の体に大胆さを秘めている。勝ち星のつかない間も焦りはなかったという。抑えの藤川が招いたピンチも「何とかなるやろう」と動じることなく見ていた。 「これからも勝ち星をつけていきたい」。交流戦は通算13勝目。古巣を相手に、甲子園のファンに名刺代わりの1勝を届けた。平野(3安打)「何でもいいから塁に出ようと思っていた。久保のために頑張った」葛城(八回に本塁へ好返球)「あれが勝負だった。何とかアウトにできてよかった」久保、今季初登板から49日目で“虎1勝”球児から手渡されたウイニングボールが、とてつもなく重く感じた。4月7日の広島戦(甲子園)の虎初登板から8度目の挑戦、49日目にして今季初勝利。4万人超の虎党に背中を押され、久保がお立ち台で叫んだ。 「やっと1勝できました。これから勝ち続けていきたいです。やりにくさもなかった」古巣ロッテ相手に移籍初勝利。これも何かの因縁か。ただ、調子は今ひとつだった。二回まで4四死球。六回には大松に右前適時打を浴びるなどで2点を失った。しかし、直後に新井が逆転3ラン。今度は打線に助けてもらった。 思い起こせば11年前。右腕は関大一高のユニホームに袖を通し、このマウンドで全国デビューした。春準V、夏8強。そして、2007年3月-。そのときの指揮官、尾崎光宏氏が67歳で亡くなった。「人に一切、弱みを見せない監督だった。毎年1回、手を合わせている」。阪神にトレードが決定した3月も恩師の墓がある高松に足を運んだ。打線の援護がなくとも辛抱。「いつかは勝てるだろうと思っていた」。悲観的には決してならなかった。 6回1失点で08年10月2日の楽天戦(千葉マリン)以来、235日ぶりの白星。交流戦の勝ち星はロッテ時代の“貯金”で通算13勝目。和田(ソフトバンク)と並んで2位タイ(1位は川上=前中日、現ブレーブス=の14勝)だ。これでのれる。虎投の救世主になってみせる。阪神久々の連勝!新井、40打席ぶり一発で逆転前日の激しい雷雨での中止からの仕切り直しとなった一戦。主役は新井だ。一撃で試合をひっくり返すと、一塁ベンチ前でアニキに背中をポーンとたたかれた。「よかったです」。広報を通じて寄せたコメントが、すべてだった。 2点を追う六回。先頭の平野、関本の連打に鳥谷の四球で満塁とすると、金本が中堅への犠飛。1点差に詰め寄った直後、新井のバットが火を噴いた。カウント1-1からの3球目。ロッテ先発・清水の真っすぐを振り抜いた。 普段とは逆に、ホームから中堅へと吹く追い風にも押され、虎ファンで黄色く染まる中堅右スタンドへ着弾。5月13日の広島戦(甲子園)以来9試合40打席ぶりの一発は、逆転の6号3ラン。好投を続けていた久保に、勝利投手の権利をプレゼントした。 連日の早出特打に励んでいる。この日も室内練習場で林や桜井らと一緒に、1時間近くバットを振り込んだ。試合前まで、規定打席到達者では最低の打率・215。現状打破に必死になっていた。「新井は練習での感じは悪くない。何かキッカケというか、試合でしっかりと出せれば」と和田コーチ。ようやくその期待に応えられた。 負けられない試合が続く。5月はここまで5勝11敗1分け。この日を含め5月は残り6試合。すべて勝たなければ、月間負け越しという現状だ。 あとがない場面で、新井の価値あるひと振り。5番のアーチが、勝利を大きく手繰り寄せ、チームに勢いを与えた。最後は守護神・藤川が2死からまさかの満塁まで追いつめられたが、井口をなんとか右飛に打ち取り、5月10、12日以来の連勝を飾った。真弓監督(新井の一発に)「打球が低くてどうかなと思ったが、かなり押し込んでいた。いい打ち方をした」ブラゼル効果や!阪神・新井が逆転ダ~ンあっぱれ、逆転ダァ~ン! 阪神は新井貴浩内野手(32)がロッテ戦の六回に逆転の6号3ランを放ち、4-3で2連勝。悩める5番が目覚めた打線に、27日に来日する新外国人、元西武のクレイグ・ブラゼル内野手(29)も加わる。破壊力を増した猛虎が反撃開始だ!!聖地の夜空に描いた白い放物線を目で追った。「抜けてくれ!」。そう願った打球が、虎党の待つ右中間スタンドへ消えた。新井の豪快なひと振りに、マンモスが揺れた。 「よかった。ホッとしました。久保が今までずっといい投球をしていたので、なんとか白星をつけてあげたかった」 大声援で迎えられたお立ち台。久保と並んだ打のヒーローは少しだけ表情を崩した。 2点を追う六回だ。無死満塁から金本の中犠飛で1点をかえした直後。一死一、二塁で、アーティストの本能が目を覚ました。カウント1-1からの3球目。先発・清水の内よりの真っすぐを完ぺきにとらえた。 逆転の6号3ラン。13日の広島戦(甲子園)以来、9試合40打席ぶり。しかも今季初めて走者を置いて放った一発。ひと振りで3打点を稼いだ5番が試合を決めた。 開幕から続く不調に、自分を見失っていた。この試合まで打率は.215。セの規定打席到達者では最低の数字。「自分でもどうしていいか分からなかった」。苦しんでいた。そんな新井を救ったのが、尊敬する金本だった。 前日24日のロッテ戦。雷雨により、四回裏一死で降雨ノーゲームが決まると金本、中村打撃コーチの3人で室内練習場にこもった。約1時間。つきっきりでアニキから直接指導を受けた。「金本さんのおかげ。『あ~そうか』って。自分をだんだんと思い出した」。その“金言”は「ひと言では言えません」と胸にしまった。『右の軸足をしっかりと重心移動してポイントを前へ』という課題を徹底的に矯正してもらった。この試合前も早出特打で約1時間振り込んだ。 やっと目覚めてくれた。「あそこで久々に打ってくれた。だから何とかこのゲームを取りたかった」。真弓監督が素直に喜びを口にし、和田打撃コーチは「新井が打つと、ああいう(大量)点の入り方になる。これを続けてほしい」。虎の反攻へのまさに号砲だった。 責任も感じた。自らの打撃不振もあって、球団は左の大砲、ブラゼルを緊急補強した。新助っ人は27日に来日する。このまま迷惑をかけるわけにはいかない。土壇場に追い込まれたA砲の意地のつまった一発。もう大丈夫だ。覚醒した5番&新助っ人。破壊力抜群だ。 「ファンのみなさんにはご迷惑をおかけしてすみませんでした。(金本さんにも)まだ何も言い返せません」。新井が壇上で“ザンゲ”した。もう迷いはない。猛虎のばく進態勢が整った。ヒヤヒヤ…阪神・藤川、何とか3セーブ目 阪神の藤川が二死満塁のピンチを背負いながら、井口を抑えて何とか逃げ切った。久々の3セーブ目に「それはどうでもいい。チームメートの勝ちがうれしい」と淡々と話した。 1点差の九回に登板したが、二死から2四球と安打で走者をため「直球のコントロールが全然ない」と反省。冷や冷やの幕切れに、真弓監督は「本当にしんどかった」と大きく息をついていた。
May 25, 2009
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いやぁ、、、6回にサブローのヒット、井口のフォアボールで、すごくいやな雰囲気になってそれまで、すごい好投だったのに、簡単に大松にタイムリーを打たれて。。。古巣相手になら、きっと勝ってくれると思ってたけど、これでだめかと。。。あんなに、簡単に崩れると、今日も勝ちはないなと、あきらめてしまいました。。。さらに、里崎にも犠牲フライで、追加点完封しないと、勝ちがないってな感じなのにしかし、今日は違いました!!久保の初勝利のために、一丸となりましたね!平野、関本の連打に、鳥谷のフォアボールで満塁!!金本の犠飛で一点差そして、ここまで、数々の大チャンスをつぶしてきた新井が、とうとう打ってくれました!!!!右中間に逆転のスリーランホームラン!!!取られた後に、すぐに取り返して、久保の初勝利をつなぎましたその後は、アッチソンが一発打たれ、ジェフが打たれたタイムリーを葛城がホームでなんとか刺し球児も満塁のピンチを作って、最後なんとか井口を打ちとって久保にヒヤヒヤの初勝利を全員一丸でもたらしました!!!去年、結局勝てなかった金村でしたが、久保は、そうならず、これからは、勝ち続けてくれるでしょうね!!新井が、この調子で打ってくれればいいんですけどね。久々に、好守も光りました!!金本に葛城さあ、この調子で明日もロッテから勝利で三連勝だ!!!
May 25, 2009
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サンスポにインタビュー掲載されてますね。フォード、メンチ以上の活躍は当たり前ですが。。。今年は、各チーム新外人が大活躍してますねそのくらいはがんばってほしいです甲子園好き!焼肉好き!ブラゼルが独占激白阪神入団が決定的な元西武のクレイグ・ブラゼル内野手(29)=米独立リーグセイントポール・セインツ=が、本拠地のミッドウェイ・スタジアムでサンケイスポーツの取材に対応。再び日本で野球ができる熱い思いを激白した。昨年は西武で27発をマークした大砲は、日本時間27日に来日予定。早ければ6月2日の楽天戦(Kスタ宮城)でタテジマデビューする。引き締まった体つきから、気合が伝わってくる。早く日本でプレーしたい-。単独取材に応じたブラゼルが、高鳴る胸中を激白にした。 --阪神に入団ということだが ブラゼル 「まだ交渉中なので、その件に関しては、何も言えない。ただ日本でプレーをすることは、昨年、日本を離れていたときから、ずっと望んでいたことだ」 --日本での思い出は 「(今年の)オリオールズのキャンプで上原(前巨人)とチームメートだったんだ(ブラゼルは招待選手)。すると彼から『お前、俺からホームラン打っただろ』といわれてね。彼は状況を詳細に覚えていたんだ」 --あなたも覚えていた 「もちろん。2球目の(決め球の)フォークを、中堅に本塁打を打ったんだ。だから彼もムキになって、次の打席では、いきなりフォークを投げてきた。でも、それも二塁打したんだ」 --日本1年目で、いきなり結果を残せた要因は? 「代理人からは『何でも受け入れるように』とアドバイスを受け、日本の生活をそのまま受け入れたんだ」 --違和感はなかった 「友達から映画『ミスター・ベースボール』を見るように言われて、見たよ。日本の野球を知る上で参考になった。とにかく現状をそのまま受け入れようと思ったんだ」 --食生活も? 「『ヤキニク』が好きなんだ。鉄板焼きも最高。神戸ビーフの味は、忘れられないな。あとは『吉野家』も。『ギュードン』は本当においしいと思うよ。それに焼き鳥! こっちではそういうものがあるとも思ってもみなかったから」 --もちろん野球も違う 「スタイルの違いは確かに感じたよ。こっちでは投手たちが直球で勝負してくる。つまりチャレンジしてくる。でも日本の投手はベースいっぱいを使い、コーナーを突いてくる。最初に対戦したころは、全くこっちにチャンスを与えてくれないとさえ感じたよ」 --それでも、4月に数字を残した 「うん。でも5月は最悪だったな。相手が今度は僕に適応したんだ。でも6月に僕はMVPを獲得した。感じたのは、常に適応していかなければいけないということ。そこに、終わりはない」 --好きな球場は 「西武ドームはよかったね。セでは東京ドームと甲子園。甲子園のファンの熱狂ぶりには本当に驚いた。声援の大きさは信じられなかったよ。ジェット風船もすごかった。一塁にいて『10万個の風船が飛ぶのか?』って。初めて見たときは言葉が出なかったよ」 --交流戦で、セとパの違いも感じた 「確かに、2つのリーグでもピッチングスタイルには、違いがあると思ったね。セの方が、挑戦的という印象かな」 --セの野球の方が、メジャーに近い? 「僕の印象では、そうだね。セの方がアメリカのピッチングスタイルに近いと思う」 --肉が好きというが、日本食でダメだったのは? 「すしだね。何度もトライしたが、どうしてもダメだった。片岡や中島、細川、石井らが、色んなところに連れてってくれるんだけど、どうしてもすしだけは…」 --日本を離れて寂しかった 「やっぱり、日本のファンがねえ…。みんな温かく迎えてくれたんだ。電車に乗って球場に行っていたんだけど、みんなが声をかけてくれてね。うれしかったなあ」 --奥さんも日本を楽しんだ 「彼女も日本が大好きになった。米国に戻ってから『また戻りたいね』なんて話をしていたんだ。彼女が銀座に行かない限り、僕はうれしい(笑)」 --子供が生まれると聞いたが 「うん。9月に生まれることになってる。僕らにとっては初めての子供で、もう男の子だってことが分かってる」 --奥さんも日本が好きなら、日本に戻ることには何の障害もない 「僕の決断をいつでもサポートしてくれている。というよりむしろ、僕が日本でプレーすることを望んでいる。だから問題はない。異国で揃って生活したことは、2人の絆をより深めてくれたとも思ってるよ」 --独立リーグでの経験は 「ここにいる選手は経験も浅くて、色んなことを学んでいる段階。そんな若手に、自分の経験を伝えてきたつもりだ。そして一生懸命プレーすれば、どこかにチャンスが生まれる。だから、外から声がかかることは、僕にとっても、彼らにとっても重要なことなんだ」 異国での再デビューへ意欲満々。虎党の期待と熱気があふれる聖地に、豪快な一発を叩き込むのが待ち遠しい。
May 25, 2009
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甲子園でのロッテ戦福原が、すごく良い投球してたのですが、突然のものすごい雷雨で雨天中止になってしまいました。。。あと、もうちょっとだったのですが。。。小林宏の打つほうでの粘りもあったからでしょう。。。両投手、本当に良かった。平野がいきなりのセーフティバントで、出塁関本送りバント、金本フォアボールで、いきなりチャンスを作ったのですがやっぱり新井は、だめですね。。。昨日で、ちょっとは良くなるかと思ったのですが右投手の時だけでも、林を5番で使ってほしい。。。とりあえず、新井が、もうちょっと調子あがるまで。。。それに、新井の守備が。。。関本かバルだったら、抜かれないような打球もあるし、送りバントで福原が捕ったときのサードの反応も悪かった。。。満塁のファーストフライ、マウンド上に上がったのも新井の動きが怖くて。。。今からでも関本三塁で、ファーストに林とか葛城を。。。って思ってしまいますね試合中断、中止の時の、代打サヨナラの系譜って番組良かったですね。むちゃくちゃ懐かしい場面がたくさん!!感動しました!!やっと、昨日の試合のキャプチャーをUPしました。。。May 23, 2009 連敗ストップ!!!
May 24, 2009
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主軸が5打点!阪神、連敗「5」でストップ!(交流戦、オリックス3-7阪神、2回戦、1勝1敗、23日、京セラD大阪)阪神がクリーンアップの活躍でようやく連敗を脱出した。 オリックスの先発・小松は今季7試合目の登板となったが、またも初勝利はおあずけとなった。阪神は初回、オリックス先発の小松を攻め、赤星、関本、鳥谷の3連打であっさりと1点を先制。続く金本も四球を選びチャンスを広げたが、新井、桜井が打ち取られ、ビッグイニングを作れる攻勢だったが、1点で攻撃を終えてしまった。 三回、阪神は金本の二塁打で2点目を入れたが、オリックスはその裏、二死二塁から阪神・藤本のエラーで1点を返した。阪神は、取れそうな点を取れず、やらなくていい点を与えてしまうという、悪循環な試合運びとなってしまった。しかし、そんなミスを振り払うかのように、四回表には7番林威助がライトスタンドへ今季第2号のソロ本塁打。再び2点のリードを奪った。 味方に援護してもらった阪神先発の能見は五回裏、オリックスの上位打線に捕まり、2人の走者を置いて3番フェルナンデスに2点二塁打を打たれ同点とされた。 阪神は同点で迎えた七回、二死二、三塁から金本、新井の連続適時打で2点を勝ち越し。さらに八回には狩野にも適時打が出て6点目、九回には新井がダメ押しとなる犠牲フライで7点目。7点中5点がクリーンアップ3人が挙げた得点。阪神は打つべき人が打って、オリックスを引き離した。 阪神は14日の広島戦以降、ヤクルトに3連敗し、交流戦に入っても初戦のソフトバンク戦こそ引き分けたが、その後2連敗。引き分けを挟んで5連敗と不甲斐ない成績が続いていたが、ようやく長いトンネルを脱出した。鬼の形相や!阪神・金本が連敗脱出V打!やっと、やっと、やっと抜けたぁ~ッ。5連敗中だった阪神は金本知憲外野手(41)の3安打2打点の活躍などで、オリックスに雪辱し、交流戦初星。さらには、元西武のクレイグ・ブラゼル内野手(29)=米独立リーグセイントポール・セインツ=入団も決定的となる朗報も届いた。トンネルに足を踏み入れた虎に、這い上がる道筋を示した。もがき苦しんだ末の、9日ぶりの白星。1分けを挟み5連敗というチームをドン底から救い上げたのは、やはり4番・金本だった。 「二死でチャンスだったんで、どうもこうもない。ヒット打つことだけを考えていました」 必死だった。序盤の拙攻。2点リードを追いつかれた。七回無死一、二塁から関本の犠打の一塁判定を巡り、真弓監督がベンチを飛び出し猛抗議。「セーフに見えたんじゃないですかね」。主砲は冷静に振り返りながら心は燃えていた。一死二、三塁が二死一、三塁となり、打席へ。カウント1-1から清水のスライダーをとらえた。千金の決勝打が右前に跳ねた。 「やっぱり嬉しかったですね。勝ち越しましたし。その後、久々に“新井さん”が珍しく、つないでくれましたし」 左前適時打で続いた悩める5番をイジりながら、安どの笑みがもれた。三回一死一、二塁では、自身6試合ぶりの適時打となる左中間二塁打。九回の右前打を合わせ、4月16日の中日戦(甲子園)以来となる猛打賞。2四球も選び、全5打席出塁。20日のソフトバンク戦(ヤフーD)で初めて切った打率3割も、2試合で.311へ戻した。 「ホントに(勝利は)久々ですね。なかなかいいリズムを作れなくて、やることがうまくいかなくて…。じっと我慢していました」 喜怒哀楽でチームを鼓舞した真弓監督も「やっと(連敗が)止まった。勝つのに時間がかかりました」と安どの表情。「こういうゲームを続けていきたいが、続かないのが悩みの種です」と言いながらも、「(チームが)乗っていれば点が取れるが、1点しか取れなかったのが、勝てていないところ。攻撃のリズムが出ていない。(リズムを出すには)なんとか勝っていくことだと思う」と前を向いた。 「みんなでつないでつないで点をとって、投手がしっかり抑える。こういう野球がうちの勝ちパターンなんで大事にしたいですね」と金本。クリーンアップも4日の巨人戦(甲子園)以来、2度目の打点揃い踏み。8日の4月の月間MVP会見で「全然、思っているような野球が出来ていない」と、自身とチームへゲキを飛ばしたが、まだまだ理想は遠い。 ようやく交流戦初勝利を飾り、24日から甲子園でロッテ戦。「みっともないゲームは出来ない。そろそろ熱いゲームがしたいです」。まだ借金6。いざ、反攻へ。41歳のアニキは打線に喝を入れ続ける。代打不要です!阪神・林が何くそ弾! 自分のためではない。タテジマの誇りのために、林がバットを振り抜いた。四回。右翼へかかる美しい放物線を、目を細めて見送った。最近4試合で2発目の今季2号。これがDHに“指名”された大砲の爆発力だ。 「決していいチーム状況ではない中で、少しでも貢献したいと思っていました。打撃の調子がいいのを、試合で出せたことが自信になります」 二回に中前打で出塁すると、この打席はフォークのすっぽ抜けを見逃さなかった。八回の中前打で、昨年8月19日の広島戦(広島)以来、277日ぶりの猛打賞。「久しぶりですね」と男前スマイルを振りまいた。引き分けをはさむ5連敗で、借金は今季最多の7。転落を、何とか食い止めたい。その純粋な気持ちが快音に変わった。 前日22日のオリックス戦(京セラD)は、先発で2打席凡退。七回無死一、三塁で相手が左腕へ継投すると、代打・今岡との交代を言い渡された。チャンスに、打席にさえ入れない。冷酷に感じる仕打ちにもただ、指揮官に代打を決断させた自分の実力を省みた。 「僕の立場としては、しっかり結果を出して、信頼してもらえるように頑張るしかない」。恨み言を言わず、一夜明けで3安打。首脳陣から受けた愛のムチへの、雄弁な“反論”だった。 今季から新人の蕭一傑、テスト入団でジェンと同郷の仲間が加入。4月末に、寮生活の2人を食事に誘った。中華ではなく日本料理店を予約。「クエ鍋」を囲みながら、日本球界の話題で盛り上がった。「寮の食事がおいしいと言っていましたけどね」。兄貴分として、1軍にそろう日が楽しみ。まずは、自分が首脳陣の信頼を確立させるのが先決だ。 「結果がすべてですから。自分のタイミングで打てているので、この調子を保っていきたい」 メンチの2軍落ちでできた外野の“空席”。指名打者でなく、守備も任せてもらえる不動の外野手へ。1本1本、信頼の証しを積み重ねていく。勝利に導く!阪神・鳥谷が2戦連続先制打 鳥谷は一回無死一、三塁で右前へ。2試合連続先制打を放ち、「5回負けたから、5回勝てばいいんです」と連敗からの巻き返しを誓った。九回には二塁内野安打で4月30日の横浜戦(甲子園)以来、17試合ぶりのマルチ安打。「打順的には金本さんの前だし重要。打った試合は勝っているし、打たなかったら負けている。結果を出すしかない。積極的にやっていきたい」。目覚めつつある3番打者のバット。主砲につなぎ勝利に導く。阪神・新井が20打席ぶりタイムリー 笑顔はなかった。どこかもどかしい。すっきりしない。「よかったです」。新井は、その一言だけを残した。久しぶりの勝利も個人的には心から喜べなかった。 七回二死一、二塁。金本が4-3となる勝ち越し打を放った直後。4番手・川越から20打席ぶりの適時打を左前に運びダメを押した。「いい場面で打ててよかったです」。試合中には広報にそうコメントを寄せた。6-3の九回無死一、三塁では中犠飛。1試合2打点は4月28日の横浜戦(倉敷)以来だ。 だが、それまでの打席で苦しんだ。1点を先制した直後の一回無死満塁では遊直。二走・鳥谷が戻りきれずに併殺となり、大量得点のチャンスをつぶした。三回一死二、三塁ではニゴロ。さらに五回一死一塁では遊ゴロ、二、一塁と転送されてチェンジ。序盤でチャンスの芽を摘んでしまった。 「はい、ダッシュ! もう一丁!!」。試合前練習のノックでは、隣でボールを追う鳥谷ら周囲を鼓舞するように声を張り上げた。連敗中の重い空気を振り払うように、普段と変わりなく、明るく振る舞った。 24日からは甲子園でロッテを迎える。昨季の対戦成績は打率.353(17打数6安打)と相性はいい。「マリーンズとか独特の応援がある。雰囲気を楽しみながら感じながらやりたい」。交流戦開幕前の会見に対戦を心待ちにした相手。連勝のカギは自分のバットだということは、十分に分かっている。よみがえった火の玉!阪神・藤川が締めた 久しぶりのハイタッチの感触にほおがゆるんだ。4点リードの九回は、4月28日横浜戦(倉敷)以来となる勝ち試合のマウンド。藤川が本来の“居場所”で躍動した。自身のセーブは関係ない。チームの勝利が何よりもうれしかった。 「きょうは内容よりも結果を出したかったんで」 2連打で無死二、三塁のピンチを招いたが、ここからが真骨頂。4番・ラロッカ、5番・下山から真っすぐで立て続けに空振り三振を奪う。最後は売り出し中の岡田も二飛。投じた17球のうち9球が150キロ超。火の玉ストレートが蘇りつつある。 今月3日、右ひじ痛で約3年ぶりの出場選手登録抹消。決定後、ウィリアムスから「こっちのことは気にしなくていいから。自分のけがを治すことに集中してくれ」と声をかけられた。胸に染みる盟友の言葉。ただ、ひたすら「サンキュー」と繰り返し、1日も早い戦列復帰を誓った。そのウィリアムズの後を受けたマウンド。点をやるわけにはいかなかった。 「特になにもないですよ。3人目の打者から本調子? そんなことない。最初から同じですよ」 いつも通りの飾らない言葉。猛虎の最後を締めるのは、この男が一番ふさわしい。
May 23, 2009
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でも、なんだかスッキリしない。。。ランナーためても、、、なかなか点がとれませんおまけに、藤本、あそこで、あんなエラーするか。。。う~む。。。能見よかったんですけどね。まあ、そのあとのアッチソン、ジェフが良かった球児、ちょっと危なかったです。。。元阪神のボーグルソンと、吉野。。。乱調でした。。。ボーグルソンの連続四死球で勝ちをもらったような感じ。。。まあ、金本だけは、やっぱりすごいですね。林も調子いいです。もっとつかってあげなきゃ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 阪神 1 0 1 1 0 0 2 1 1 7 オリックス 0 0 1 0 2 0 0 0 0 3 投 手 阪神 能見 ―アッチソン ―ウィリアムス ―藤川 オリックス 小松 ―ボーグルソン ―清水 ―川越 ―吉野 【勝】 アッチソン 3勝 1敗 0S 【負】 ボーグルソン 0勝 1敗 0S 【S】 勝 敗 S 本塁打 阪神 林威助2号 1回表 赤星 レフト線ツーベース関本 センターヒット鳥谷 ライトタイムリーヒット阪神先取点!!!3回表 赤星 セカンドゴロ関本 レフトヒット鳥谷 フォアボール金本 左中間タイムリーツーベース2-0!!4回表 林 ライトソロホームラン3点目!!7回表 マウンドには、昨年まで阪神のボーグルソン平野 フォアボール赤星 デッドボール関本関本にボール1球投げたところでボーグルソンKO 清水がマウンドへピッチャー犠打清水がファーストに悪送球捕ってから離れましたが、阪神側は、猛抗議めずらしく、真弓監督が大抗議です鳥谷 セカンドゴロで、本塁タッチアウト金本 ライトタイムリーヒット阪神勝ち越し!(投手交代)清水 → 川越新井 レフトタイムリーヒット続きました!!!5-3!!7回裏 6回からマウンドのアッチソン2イニング目に大ピンチ大村 センターヒットランナー大村が二盗アウト大引 フォアボールフェルナンデス ライトヒットラロッカ セカンドゴロ下山 見逃し三振踏ん張りました!!!8回表 林 センター前ヒットこれをセンター坂口が後逸!!楽々三塁まで!!(代走)藤原狩野 レフトタイムリーヒット6点目!!8回裏 ウィリアムスがマウンドへ!岡田 デッドボール代打・辻 ライトヒットジェフがピンチです!!山崎 ファーストゴロ坂口 空振り三振大村 空振り三振9回表 元阪神の吉野がマウンドへ鳥谷 高いバウンドで投手の頭を高々超えてきました内野安打金本 ライトヒット金本猛打賞!!新井 センター犠牲フライ駄目押しです!!9回裏 球児がマウンドへ代打・一輝 ライトオーバーツーベースフェルナンデス レフトヒット球児もピンチを作りますラロッカ 空振り三振下山 空振り三振岡田 セカンドフライ阪神連敗ストップ!!!ヒーローインタビューは金本です!!
May 23, 2009
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もう、完全にあきらめてました。。。今日もか。。。阪 神 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 S B 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 (延長十二回規定により引き分け)【投手】(神)久保、ウィリアムス、江草、藤川-狩野(ソ)杉内、ファルケンボーグ、馬原、摂津、佐藤、水田-田上、山崎【本塁打】(神)林威助1号ソロ(9回、馬原)林がやってくれました!!!同点ホームラン!!そして、今日もよく投げたぞ久保!!ほんとうに、早く久保に一勝をあげてくれ!!そして、ジェフも江草も球児も良く投げた!!藤本のエラーで、また。。。と思いましたが、今日はジェフが踏ん張りましたね!!しかし、天敵杉内とはいえ、、、情けなさ過ぎる。。。。本当に投手がかわいそうだ。。。
May 19, 2009
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新井が口火!猛虎打線復活で“難敵”攻略虎の5番の意地を乗せて、打球がしぶとく一、二塁間を抜けていった。一回二死一、三塁。新井がフルカウントから、前田健の146キロの外角直球を振り抜いた。 「早い回で先制できてよかったです」 先制適時打。広報を通じた短いコメントに、安堵(あんど)感と責任感がこもっていた。 10日の横浜戦(横浜)での大量12得点を除くと、ここ5試合の得点は「1」「0」「0」「1」「1」という“極貧”打線。軸となる5番打者として、大きな重圧を受けていた。 前日13日の広島戦(甲子園)では、10試合41打席ぶりの5号ソロを放ったが、1-2の延長十回には、4番・金本を敬遠され二死一、二塁で迎えた打席で相手の好守に阻まれて右飛…。前日までで打率・213。中でも金本の四球後は16打数3安打と苦しんできた。 室内練習場では連日のように早出特打。汚名返上のチャンスは、すぐにやってきた。一回、先頭の赤星が左前打で出塁すると、二盗と関本の犠打で一死三塁。鳥谷が二ゴロに倒れると、金本は敬遠。新井は、前田健のスライダーに食らいつき、フルカウントまで粘って先制打を放った。 何よりチームに勢いをつける前田健打ちだ。昨年、対阪神戦4試合で2勝0敗、防御率0・98の右腕だが、今季はオープン戦で攻略すると、初対決の4月24日(マツダ)で5回4失点KO。この日も新井が先制打に続けとばかり、二回と三回にも追加点を挙げた。久々に打線がつながり、元難敵を3回でKOした。 阪神先発の安藤は9安打を打たれながらも9回を投げ1失点の粘投。今季3勝目を挙げた。阪神・鳥谷(5号ソロ)「しんでとらえていたので、あしたにつながる」阪神・平野(3安打2打点)「せっかく使っていただいた。チームに貢献できたので良かった」阪神・赤星(一回に出塁し、盗塁)「最高の形がつくれた」阪神・新井、前夜のお返し!虎打線“起爆” 打つ、走る、守る。そして勝つ!! 苦しむ5番にとって、それが何よりの良薬だ。打線が久々につながった快勝劇。その中心に、阪神・新井がいた。 「ベストゲーム? そうですね」 一回、二死三塁から金本が歩いた。前日13日は5号ソロで先制するも追いつかれた。延長十回に金本が四球。最後の打者となったが、今度はとらえた。フルカウントから、前田健の146キロ直球をたたくと、打球はしぶとく一、二塁間を破った。 「早い回で先制できたのでよかったです」 金本の四球後はこれで17打数4安打。5月4日の巨人戦(甲子園)以来、自身26打席ぶりの適時打が貴重な先制打となった。五回は二死走者なしから中前打。12試合ぶりの複数安打を決めると、桜井の左中間二塁打に鬼の形相でホームへ突っ込んだ。 甲子園では連日の早出特打にずっと付き合った真弓監督が言う。「きょうは新井に決めさせたいと試合の途中で思った。(一回に)粘ってヒットを打っていたからね」。虎を襲っていた貧打。解消には、この男のバットは絶対に欠かせない。阪神・平野、久々スタメン起用に“飛んだ” はね回る鯉に飛びついた。5点目を追加した直後の五回二死二塁。阪神・平野が飛んだ。広島の2番手・大島の直球をフルスイング。打球は左翼・マクレーンの頭上を越える。迷うことなく二塁を蹴ると、一気に三塁へヘッドスライディング。6点目をたたき出した。 「せっかく使っていただいたので。ちょっとでもチームに貢献できるようにやれたんで、よかったです」 8日横浜戦(横浜)以来の出場。将の起用に、見事に応えた。謙虚に振り返った5試合ぶりの出番は、『ちょっと』どころの活躍ではなかった。 先頭打者の二回は、カウント1-1から三塁線へセーフティーバント。頭から一塁に飛び込むと、赤星の左犠飛で2点目のベースを踏んだ。三回には二死一、三塁から右前へ適時打。 「よい流れできていたので、自分もその流れに乗って、次につなぐことしか考えてなかった」 4打数3安打、2打点と4月9日の広島戦(甲子園)以来、今季2度目の猛打賞と爆発した。これで今季の広島戦は18打数9安打、打率.500で3打点。『鯉キラー』と呼ぶにふさわしい。 「(前田健と)相性がいいからね。最近、少し調子が悪かったが、(二回の)セーフティーバントでリズムをつかんでくれたよ」 真弓監督は、起用に応えた小兵の奮闘に笑顔をみせた。昨季、前田健とは9打数1安打、打率.111。しかし、3月22日のオープン戦(広島)で3打数2安打と打ったことは、指揮官の脳裏にインプットされていた。 しばらく藤本に二塁のスタメン出場を譲っていたが、長打&短打で復調ぶりをアピール。ピリリと辛いバットで、打線の目覚めをうながした。虎・赤星、今季2度目犠飛&盗塁も決めた! かえされる役目が多い阪神・赤星が追加点。二回、4月5日のヤクルト戦(京セラD)以来、今季2度目となる犠牲フライを左翼に打ち上げ、追加点を奪った。 「久しぶりにランナーがいる状態で打席に入ったので、気合が入っていた」。左前打で出塁した初回には両リーグトップタイに並ぶ今季11個目の盗塁を決めた。今季は失敗なしで盗塁成功率は100%だ。快勝にも「こういう試合の後が続かないという悪い癖がある。次にどういう試合ができるかが重要」とチームを引き締めていた。阪神・鳥谷、これが虎の新3番スタイル! 快勝の締めは阪神・鳥谷の一発だった。大量6点リードの七回、先頭打者で打席に入ると、大島の高めに入ったスライダーを一閃。ダメ押しの5号ソロで鯉にトドメを差した。 「ストライクを打っていこうと思ってました。前の打席(3打席目の大飛球)で、ボールをとらえられていましたから」 甘い球を見逃さなかった。カウント1-2から軸回転で放った打球は、夜空にきれいな放物線を描き、右翼ポール際に飛び込んだ。 昨季13発の男がはや5発目。長距離砲への変身を遂げつつあるが、渋い働きも見逃せない。三回無死には失策で出塁した一塁走者を、バントで二塁に進めた。桜井、平野の連続適時打をおぜん立て。10日の横浜戦(横浜)以来の2度目の犠打。ベンチからのサインを忠実にこなした。4番金本の前で大技小技。25得点はリーグトップ。なんでもできる。これが虎の新3番スタイルだ。 12日の同カードでは4打数無安打。カウントを間違い、ベンチに引き揚げそうになるポカまで犯していた。ふがいない己にカツを入れた。試合後は、すぐさま室内練習場にこもり、無心にバットを振り続けた。一時の不調を脱しつつある。 真弓監督から打率3割、30本塁打を義務づけられた。プロ6年目を迎え、初めてクリーンアップに座った今季、ようやく殻を破りそうだ。可能性を秘めた3番の成長は終わらない。
May 14, 2009
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阪神・安藤、完封逃し笑顔なしの3勝目 阪神の安藤は九回に1点を失い、3年ぶりの完封を逃した。4月17日以来の3勝目にも、お立ち台では「情けないです」と笑顔はなかった。 「調子はあまり良くなかった」と言うが、要所を抑えた。三回一死一、三塁では石井を外角に逃げるシュートで併殺打に。「序盤は粘れた。その辺は良かった」 完封できなかったのがよほど悔しいのか、最後まで表情を緩めなかった。「後味が悪いので、次に完封します」と力強く宣言した。阪神・安藤、1失点完投もプライド許さず 安藤コール』に包まれたお立ち台も表情は晴れなかった。「情けないですね」。ひと呼吸置いて発した言葉がすべて。9回9安打1失点。4月17日の横浜戦(横浜)以来の3勝目は手にしたが、最後にスコアボードに灯った「1」が許せなかった。 「バリバリ意識したよ。九回だけ」。九回二死満塁。赤松に粘られた6球目。中前に抜けそうなゴロを二塁・大和が飛び込んで止めたが、無情にも内野安打となって、天を仰いだ。約3年ぶりの完封があと1球でこぼれ落ちた。それでも2006年9月3日横浜戦(横浜)、9月12日広島戦(広島、ただし雨天5回コールド)以来となる2試合連続の完投(前回5月8日横浜戦は完投負け)。「期待に応えないと。必死」と汗をぬぐった。 140キロ中盤の直球に軸はスライダー、フォーク、シュート…。これに新球のツーシームが、八回までわずか97球の省エネピッチ(9回で123球)の鍵。「理想は27球で終わること」という男の09年の進化だった。 対左打者の切り札として春季キャンプから本格的に着手した新球は「十分使える」とここ一番で効果を発揮。飽くなき向上心が猛虎の大黒柱として君臨する理由だ。 真弓監督は「今までいい投球をしていても点が取れずに勝ちをつけてやれなかったからね」とニンマリだったが…。安藤は「きょうは打線。だからこそ、完封しないといけなかった」と締めくくった。これぞエースのプライドだ。阪神・狩野、攻守に存在感! 阪神・狩野は二回無死一塁からバスターを決めて中前打を放ち、チャンス拡大。赤星の犠飛をアシストしたが試合後は九回の失点に悔しさをにじませた。「完封したかったですね。まあ、勝ったのが一番よかったです」。ブルペンから安藤の調子が悪いと気づくと、ジェスチャーを大きくするなどリード面で工夫をこらした。女房役ぶりが板に付いてきた。虎・桜井、真弓采配に応える猛打ショー! 初夏の聖地で、サクラが満開や!阪神は桜井広大外野手(25)が「6番」起用に応え、1年9カ月ぶりの猛打賞の活躍。打線がつながり、12安打の猛攻で、広島に快勝した。真弓監督が期待する大砲が、目覚めの大暴れ。虎を上昇ロードへ導く。 大歓声が身体じゅうを包み込む。2年ぶり、3度目の聖地でのお立ち台。久しぶりの景色は「もう最高ですね」。ヒーローは、難敵を打ち砕いた次代の大砲・桜井だ。 「きのう悔しい負け方をしていたので、絶対に勝つという気持ちだった。いいところで打ててよかった」 まずは2点リードの三回二死一、三塁。広島の先発・前田健の外角直球、147キロに反応。「何とか食らいついていった」当たりは、中前へのタイムリー。5月4日の巨人戦(甲子園)以来の適時打で勢いに乗った。 2本目は五回二死一塁だ。2番手・大島の2球目を強振。左中間を深々と破る適時2塁打で5点目を奪うと、七回二死からまたも大島から右越えの二塁打。2007年8月22日のヤクルト戦(神宮)以来、631日ぶりの猛打賞で快勝を呼び込み、07年9月2日のヤクルト戦(神宮)以来のヒーローインタビューを楽しんだ。 指揮官の期待に応えた。昨季チームは前田健と4度対戦し、0勝2敗。防御率0.98と抑えられていた。だが、4月24日の広島戦(マツダ)では五回までに6安打を浴びせ4得点と攻略。そのカギがその時も1安打した「6番・桜井」だった。 真弓監督は「(右腕の前田健は)右打者の方が球種が少ない。前にもこれで成功している」とこの日もスタメンで起用。その期待通り、桜井が同じPL学園高の後輩を打ち砕き、チームを3位に浮上させた。メンチの1軍復帰が控えるが、『右翼は俺だ』といわんばかりの大活躍だ。 2年ぶりにいい報告ができる。今年1月。1本の電話があった。PL学園高時代の恩師・河野有道監督(60)からだ。世間話の最後に「今年はしっかり頑張れよ」とゲキを飛ばされた。 9本塁打し、ブレークした07年には初の1軍昇格時、プロ初アーチのときと、節目ごとに電話を入れた。だが、左ひざの負傷などで出遅れた昨季はノーアーチの打率.125。何も言えなかった。今季は4月12日の巨人戦(東京D)で2年ぶりの1発を放ったが、試合は引き分け。連絡はできなかった。これでようやく吉報を届けられる。 「ヤクルト戦でまた頑張ります!!」 大声でファンに誓った。15日から神宮でヤクルトとの2位攻防戦。追撃の体勢は整った。3連勝すれば、指揮官の掲げる交流戦前の貯金も生まれる。うなりをあげた桜井のバットが、ツバメを撃ち落とす。
May 14, 2009
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安藤惜しかった!!!最後、あと一球で、赤松にタイムリー内野安打。。。大和~!!!!しかし、ほんとに、すばらしいピッチングでした!!そして、打線も爆発!!新井、桜井、平野、鳥谷と大当たりでした!!久保の時にも打ってやってくれ~!!!
May 14, 2009
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金本、劇的サヨナラ弾!虎通算7000号! アニキだぁ~ッ! 阪神・金本知憲外野手(41)が12日、広島7回戦(甲子園)の延長突入を覚悟した九回、サヨナラ弾。チーム通算7000本塁打のメモリアル弾で、劇的な勝利を呼び込んだ。今季のサヨナラ勝ち3試合すべてでケリをつけた鉄人のバットが、また新たな歴史を刻んだ。投げては下柳剛投手(40)が完封勝利。トラの“アラフォー”が止まらない。夜空に舞い上がった白球を、黄色い声援が包み込む。九回裏、左翼席へ吸い込まれるサヨナラ弾。一塁を回った金本は、ベンチを振り向いてグッと親指を立てた。 「全然狙っていなかったんですけど、風に乗ってくれてラッキー。本当にうれしいです」 大竹を攻めあぐねたまま九回に突入。しかし、投手が横山に交代し勝機は転がり込んできた。 「やっぱり気持ちいいですね」。4月7日の広島戦、同30日の横浜戦に続く今季3度目のサヨナラも、すべて金本のバットから。この一撃は1936年に故・藤井勇氏が1号を放って以来、球団通算7000号のメモリアルアーチ。こんな芸当ができるのは、アニキ以外に見あたらない。 今春のキャンプ前、真弓監督が金本、下柳、矢野の同級生トリオをさして「3人におんぶに抱っこでお願いします」という発言が耳に入った。「そんなことを耳にしたなら、応えるしかない」と誓い合った3人。矢野こそ2軍調整中だが、この日は下柳が九回まで2安打無失点。そして「『シモ、悪い』と思いながら守っていた」と力投に応える機会を待っていた金本が一発。“アラフォー”2人が監督に大きな白星を贈った。「乗っていかないといけないところだから、何とか取りたいと思っていた。やってくれました」と指揮官も改めて最敬礼だ。 4月の月間MVPを獲得したバットも、GW中は“連休”。4割近かった打率は急降下し、手術した左ひざの影響で一塁へ全力疾走できない試合が続いた。それでも19試合、85打席ぶりのサク越えは復調の証し。 「(劇弾に)チームのみなさんがごちそうしてくれると思います。勝ちたい思い? (みんなも)間違いなく持っていると思います。形はどうあれ勝つだけ」 2連勝で借金は2。カクテル光線に架かったアーチのように、猛虎が上昇曲線を歩み始めた。阪神・下柳、40歳11カ月完封勝利 本拠地の大歓声のなか、阪神・下柳は“ウイニングラン”を終えてホームに帰ってきた金本の頭をたたき、そしてがっちりと抱きしめた。 金本もすごいが、下柳だってすごい。03年8月29日のヤクルト戦(甲子園)以来、2083日ぶりの完封勝利。わずか2安打で3勝目を挙げた。40代の完封も、07年4月17日の中日・山本昌(阪神戦)以来、史上7人目の偉業だ。 「狩野が頑張っただけ。オレの完封なんかどうでもいい。チームが勝ったことが一番」 言葉の節々に下柳らしさがにじみ出た。 息詰まる投手戦の主役は、130キロ中盤の直球と変化球を低めに集める“匠の技”で五回二死まで無安打。九回に二死一、二塁のピンチを背負ったが、最後はマクレーンを右邪飛に仕留めた。 昨年手術した右ひざも、あえて負荷をかける右足のみのスクワットを繰り返すことで強化。前回4日の巨人戦(甲子園)では、6回まで0封し、あまりの好調さに「完封できるなあ」と冗談交じりに話していたが、本当に実現させてしまった。 119球の快投に、真弓監督も「球も切れていたし、球数も少なかった。コントロールがよかったね」と絶賛した。 「延長戦でもいけた? いや~もう限界だよ」 最後は照れくさそうに笑ったベテラン。何より、白星がうれしかった。阪神・下柳、6年ぶりの完封「勝ったことが一番」不惑を迎えた2人がこれ以上ない形で輝いた。阪神の下柳が一回から「0」を並べた。そして九回の攻撃。先頭打者の金本がカウント1-1から横山の136キロを強振。左へ飛んだ打球は、そのままスタンドに吸い込まれるサヨナラ本塁打となった。「シモ(下柳)に悪い、悪いと思って守っていた」という金本が快投に応えた。今季3本目のサヨナラ打で、本塁打は初めて。「やっぱりサヨナラ本塁打は気持ちいい」と喜びを爆発させた。球団通算7000本塁打となるメモリアルアーチ。ナインにもみくちゃにされた金本は「チームの皆さんが、ごちそうしてくれると思います」とおどけた。 16日に41歳となる下柳は打たせて取るお手本のような投球で凡打の山を築き、四回までは無安打。最後まで低めに球を集め続けた。2003年8月29日以来の完封勝利に真弓監督は「コントロールがよくて、先に先にストライクを取っていた」と評した。 それでも左腕は口数が少なかった。「(捕手の)狩野が頑張っただけ。おれの完封なんてどうでもいい。チームが勝ったことが一番」と照れくさそうに言った。真弓監督(サヨナラ勝ちに)「チームがいい形になってきた。交流戦前に、何とか借金をかえしたい」狩野(下柳に)「調子が良くて“完封するぞ”と言っておられた。できて良かった。助けてもらいました」阪神・狩野、下柳は「どの球もよかった」 完封劇をリードした阪神・狩野は「とりあえずよかった」と笑顔で胸をなでおろした。下柳について「全体的にどの球もよかった。経験のある人だから助けられた」。打撃でも2打数2安打(1敬遠)打率.290と好調をキープした。 試合後には次戦に向けて下柳と話し合った。「よかったよかった、で終わりではないから」。若き女房役が次なる戦いを見据えていた。虎ファン、金本&下柳に酔いしれた 阪神・金本知憲外野手(41)が12日、広島7回戦(甲子園)の延長突入を覚悟した九回、サヨナラ弾。チーム通算7000本塁打のメモリアル弾で、劇的な勝利を呼び込んだ。投げては下柳剛投手(40)が完封勝利。トラの“アラフォー”が止まらない。 さすがアニキ! さすがシモさん! 劇的過ぎる勝利に4万1558人の虎党は大感激。『六甲おろし』の大合唱だ。 「すごすぎる! それしか言葉がない」。名古屋市から駆けつけた中塚剛さん(48)=会社員=は、金本が打った瞬間、打球に向かって「届けぇ~!」と叫んだ。 白球が左翼席に消えると、大阪市在住の布袋一弘さん(41)=調理師=は「よっしゃ!」とガッツポーズ。「7000号王手は試合前から知っていたけど、あんな場面で出るなんて」とメモリアル弾に大騒ぎ。神戸市在住の太田克(まさる)さん(47)=自営業=は「シモ(下柳)が九回を抑えたから、何とか報われてほしかった。やっぱりカネだったね。どれだけ頼りになるんだろう」と思わず脱帽だ。 神戸市在住の後藤いづ子さん(50)=パート勤務=は「打つ気がした、やっぱり! でも今日は下柳。“剛は粘りづよし!”」と満面の笑みで、劇的勝利を呼び込んだベテラン左腕を称えた。老若男女…聖地の誰もが金本に、下柳に、酔いしれた。感動をありがとう!!
May 12, 2009
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