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2013年01月11日
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Eaton Mess
Hull a punnet of strawberries, then cut them into pieces and gently squash the pieces. Crush up two ready-made meringues and set aside. Whip 250 ml cream until soft peaks form and fold the strawberries and meringue through the cream. Serve in glass dishes. Serves 4.

イートン・メス
かご一杯分の苺のへたを取り、小さく切った後やさしくつぶす。既製のメレンゲ2個を粉々に砕いておく。クリーム250ccを柔らかく角が立つまでホイップし、苺とメレンゲを折りこむように混ぜる。ガラスの器に盛る。4人前。

ということで、「E」は「Eaton Mess」、イートン・メスという苺のデザートです。


このデザートは日本でも有名なのでしょうか?

イートン校という由緒と伝統があって、子息の誕生前から貴族が席取りをするパブリックスクールで、

学生たちがぐちゃぐちゃ(mess)に混ぜて食べたから・・・といったような由来を聞きます。

全寮制の男子校。どんなに立派なところでもかなりメッシーなのでしょう。

現王室の王子様たちもこちらのご出身ですね。私には関係ないけど。

で、これを初めてイギリスで見たとき、私は「日本のあれって、これかあ~」と思ったのです。

「あれ」っていうのは日本で苺を食べるとき、

以前は主流だった食べ方の「ミルク掛け苺」です。

「これ」はイートン・メスです。

最近は農家の努力でおいしいイチゴだらけになったから、あまり見ませんが。

海外の苺を食べると、あの食べ方は良かった、と思いますよ。すっぱい!

我が家でも母は、苺をガラスの器に入れて、最近見かけなくなった苺スプーンを添えて出してくれました。

そこに、グラニュー糖をまぶし、ミルクをかけて、苺スプーンの背で、器に苺を押しつけながら潰す。

そして、ミルク砂糖味のつぶれて柔らかくなった苺を頂く。

最後にずずっとピンクのミルク砂糖を飲む。おいしい。

今も日本の苺は高額ですけど(とくに海外で、日本ブランドの苺「あまおう」なんて、二千円ぐらいします。ギフト製品ですな)、

私が子供のころは、苺は庶民の食卓には毎日は登らない、お高いフルーツだったのでした。

そして、今のアメリカやイギリスの苺みたいに、酸っぱいけれど、苺本来の香りがしました。

苺本来の香り、というのは何なのかわかりませんが、日本の高級苺のとろけるような香りとはちょっと違うんです。

それはともかく、

苺って酸っぱいから、砂糖とミルクをかけて食べるんだな。
とか、
苺スプーンを考えた人は偉いな、
とか考えながら、

時にはつぶしそこなってスプーンと器の間から苺がするりと飛び跳ねて、

ミルクをかっ散らかして親に怒られる、

といったような食べ方をしていました。

で、後年イギリスで苺を食べた時、「スッパアア」と思いました。
すでに、
日本のおいしいイチゴに慣れ親しんでいたものですから。

で、どこかでこのイートン・メスを見たときに、

これが日本で食べるミルク掛け苺の原型だ、と勝手に思いました。

日本では、クリームもメレンゲも一般的じゃないし、既製のメレンゲなんてめったに売ってないし。

だから、練乳をかけちゃう人たちも出てきたし、

練乳は今ではチューブ入りで手軽に買えるようになったけど、あれって主に苺用ですよね。

あ、話が飛びましたが、

つまり、メレンゲの代わりに、甘くするものとしてグラニュー糖を、

クリームの代わりに似ているミルクをかけて、

そして、どの家庭でもちゃんと、ガラスの器と苺スプーンを取りそろえて食していた。

なんか、
昭和レトロでかわいいなあ。

今の私は苺スプーンを持っていません。

イートン・メスから変形したミルク掛け苺をお上品に頂きながら海外のものや様式を取り入れようとしていたころの日本、

そして、

あこがれていたはずの西洋の苺なんかより数倍もおいしい苺を開発してしまってそれを手軽に食べられるようになった日本、

思えば遠くへ来たもんだ~








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最終更新日  2013年01月11日 14時56分41秒
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