武魂(もののふだましい)のブログ

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2012年05月16日
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本日は経済学のお話


でも大丈夫


難しい話ではありませんよ♪




さあ  貴方ならどっち?




 1)確実に8万円をもらえる


 2)10万円もらえるが、15%の確率で何ももらえない



 この場合、ほとんどの人が1)を選択します。




 次に・・・




 3)8万円を支払わねばならない


 4)10万円支払わねばならないが 15%の確率で全く支払わなくてもよい




とした場合には4)を選ぶ人が多くなります


つまり 人間は利益になる場合には確実な方を

損する場合には不確実な方を選択する傾向があるということになります






プロスペクト理論は、たとえばファイナンスにおける意思決定などにおいて、人々が

既知の確率を伴う選択肢の間でどのように意思決定をするかを記述する。

期待効用理論のアノマリーを克服する理論として作成された。「プロスペクト」と

いう語は「期待・予想・見通し」といった意味を持ちます

その元々の由来は宝くじらしい・・・




プロスペクト理論の元となった実験は、カーネマンが「一つだけの質問による心理

学(psycology of single questions)」と呼ぶ手法による

この手法は、心理学者ウォルター・ミッシェルが用いた方法を参考にしたもの


質問1:あなたの目の前に、以下の二つの選択肢が提示されたものとする。

1. 選択肢A:100万円が無条件で手に入る。

2. 選択肢B:コインを投げ、表が出たら200万円が手に入るが、裏が出たら何も手に入


  らない。


質問2:あなたは200万円の負債を抱えているものとする。そのとき、同様に以下の二つ

   の選択肢が提示されたものとする。

1. 選択肢A:無条件で負債が100万円減額され、負債総額が100万円となる。

2. 選択肢B:コインを投げ、表が出たら支払いが全額免除されるが、裏が出たら負債

  総額は変わらない。



質問1は、どちらの選択肢も手に入る金額の期待値は100万円と同額である。

にもかかわらず、一般的には、堅実性の高い「選択肢A」を選ぶ人の方が圧倒的に多い

とされている。


質問2も両者の期待値は-100万円と同額である。

安易に考えれば、質問1で「選択肢A」を選んだ人ならば、質問2でも堅実的な

「選択肢A」を選ぶだろうと推測される。

しかし、質問1で「選択肢A」を選んだほぼすべての者が、質問2ではギャンブル性の

高い「選択肢B」を選ぶことが実証されている。


この一連の結果が意味することは、人間は目の前に利益があると、利益が手に入らな

いというリスクの回避を優先し、損失を目の前にすると、損失そのものを回避しよう

とする傾向があるということである。



質問1の場合は、「50%の確率で何も手に入らない」というリスクを回避し、

「100%の確率で確実に100万円を手に入れよう」としていると考えられる。

また、質問2の場合は、「100%の確率で確実に100万円を支払う」という損失を回避し、

「50%の確率で支払いを免除されよう」としていると考えられる。





上の実験を説明するために、次のようにも考えられる。





「価値の大きさは金額に比例しない。金額が2倍になると、価値は2倍にはならず、

2倍弱(1.6倍ぐらい)になる」


こう考えると、「2倍の金額を半分の確率で得るよりも1倍の金額を確実に得る」こと

の方が利益になるとわかる。

また、「損害額を2倍にしても損害の価値(マイナス値)は2倍にはならない」ので

あれば、2倍の損害のリスクを半分の確率で負う方が利益になる、とわかる。


このように、「価値の大きさは金額に比例しない」というモデルを取ることで、説明

が可能となる。



実際は関数を使って証明が出来るのですが


私には分かりませんでした・・・・








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最終更新日  2012年05月16日 19時18分20秒
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