2021年11月09日
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カテゴリ: 海水魚の病気
セトミノカサゴ(Parapterois heterura)。

セトミノカサゴ(Parapterois heterura)5

やってきた時の写真。
ご覧の通り、白点病になっていた。

セトミノカサゴ(Parapterois heterura)6 白点病

まだ比較的初期。
早速治療を開始した。

ヒトでもそうだが、
風邪症状が出始めたころに
治療すれば治癒しやすいが、
肺炎などを併発すると治療期間は遷延する。

海水魚も同じだと思う。
鰭などに数個の白点が出現した時点で
治療すれば治癒しやすいが、
経過を見ていて悪化してからでは、
手遅れになることが非常に多い。

よく相談を受けるのがこのパターン。
悪化してからでは治癒率が低下するので、
もっと初期から治療すべきだと思う。

治療方法はいろいろあるが、
今回は水換えを繰り返すことで治療した。
昔から言われている
いわゆる「バケツリレー」ってやつ。

セトミノカサゴは脱皮をする。
さらに白点病を罹患していると
脱皮の頻度が高くなり、
脱皮したものが多数散乱する。
これには白点虫が
付いている可能性がある。
今回「バケツリレー」を選択したのは
この脱皮したものを
除去するという意味合いもある。

こちらは
1週間ほど経過したときの写真。

セトミノカサゴ(Parapterois heterura)7 白点病

まだわずかに残存しているが、
やってきた時と比べると、
かなり減少した。
その後治療を継続して完治した。





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Last updated  2021年12月30日 20時34分15秒
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