M*s natural cafe

回想イタリア旅行記～6日目

***6日目***

今日はナポリへ向かうため、朝5時起床。6:20ホテルを出発
食堂も開いていないため、今日の朝食はバス内でお弁当。
クロワッサンにオレンジジュース、ラスクにジャム、そしてりんごまるごと1個
こういうお弁当もありだなあ～とまだ薄暗い早朝のローマを抜け、
バスはイタリアのいろんな町並みを通り抜けていきます。
ナポリの朝日

かわいらしいレンガ造りの家の並ぶ街、レンガの水門、遠くの山に見える古城
牧草地、雪山、見渡す限りのブドウ畑、羊の群れ、馬の集まる綺麗な森などなど、
次々に移り変わる景色に見とれました。

どれくらいバスは走ったのでしょうか。
徐々にナポリの近代的な町並みが見えてきました。
この街はジプシーやスリが多く、マフィアが治安を維持しているとの事。
卵城をバス内から見学。続いてカプリ島へ向かうためのフェリー乗り場へ。
いよいよ憧れのカプリへいける。青の洞窟…みれるかなぁ…
どきどきしながらフェリーへ乗り込む。
いざカプリ島へ！
シートが船の先端のほうしか空きがなく、窓際の席へ座る。
海の様子がよく見えていいなあ～と思っていたのもつかの間。
Ｙ氏黙りこむ。顔は真っ白。「…と、トイレ行ってくる…」
… そして10分経過。やっと戻ってきたＹ氏は完全なる船酔い状態。
私もトイレに行こうと立ち上がった瞬間、座っていたときは感じなかった
ぐわんぐわんというすごい揺れ！だめだ！平衡感覚おかしくなる！
シートにつかまりながら後ろを振り向くと…
乗客大半顔面蒼白。
楽しいはずのフェリーの旅が、無言と半病人の世界と化していました。
確かにすごい波なんです。波の動きに視点をあわせていたら私は全く酔わず。
どうにかカプリ島へ到着。
しかし、あのフェリーの揺れ。相当波が強いとの事で青の洞窟には入れず…。
ショボーン…としているのもつかの間。
小さなワゴンのようなバスにギッシリ詰め込まれるわたしたち観光客。
その直後何が起こるかなんて想像できなかったですよ。
いままで散々船酔いしてきた連中を乗せたバスは、チョロＱなみの細かいクイックリーな動きで
車1台通るのがやっとのグネグネの山道をすごい勢いで登っていきます。
追い討ちをかけるような揺れと荒い運転に、ゆがむ乗客の顔…
合間に見える美しい海の景色なんてもうどうでもいい…
そして南イタリアにきたというのにまたも降り出すボタン雪。
そりゃもう体調不良者続出。
頂上付近のサンミケーレに到着しましたが、観光できる状態じゃないため、
15名ほどの観光客はすぐ近くのバールで身体を休めることに。
雪のため、恐ろしく寒い。あたたかいカプチーノで身体をしばしあたためる。
20分後、観光班が戻ってきた！またあのバスにすし詰め状態で下山するの!?
罰ゲームに近い感覚で山の中腹のリストランテへ昼食に向かう。
この状態で食事ができるのか…？滝汗
昼食はトマト風味のボンゴレスパゲッティーと鰹のグリル、ジェラートにカプリ島名物レモンジュース。
南イタリアの食事が日本の味に一番近かったかも？でもレモンジュースはイマイチでした
案の上大半の食事が残り、店員は残念そうな顔でしたが、仕方がない。

最悪なカプリを後にし、再びフェリーへ…またも憂鬱な時間です
今回は２階席に乗りました。
２階のほうが揺れは少なくて帰りは割とＹ氏も余裕でした。
しかし１階は不気味な静けさ…ナム。

ナポリに到着し、カメオ工場を見学。
ステキなカメオの商品が沢山！今まであまり興味はなかったのですが
ちょっと奮発してブローチを２個、ペンダントトップを１個選びに選んで購入しました。

婦人の横顔シェルカメオ made in Italy (CA113 PO385 OR)

再びバスにのりこみナポリを後に。一路ローマへ。
途中立ち寄ったサービスエリアのようなところで、バールでスプレムータを頼んで休憩。
そしてまたお菓子を購入。
Y氏がとあるものを発見してくれました。
緑色の箱にオレンジジャムとチョコの付いたビスケットの絵がついている。
ひょっとして昔たべたジャフィーというお菓子に近いのかも!?と6箱鬼買い！
ほくほくしながらバスへ再搭乗。

ライトアップされたローマの街へ戻ってくると今日の夕食の店へ。
Y氏の体調も少し戻りました。
ローマ市内のリストランテへ。
今夜のメニューはサルティンボッカとポテト、トマトのニョッキ、ティラミス、レモンソーダ。
ここでもカンツォーネを聴くことができました。
サルティンボッカは生ハムと牛肉のグリルなんですが、とっても美味！