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香港3分クッキング／スープ編

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2003年05月29日

先週末にWHOから渡航危険勧告を解かれた香港。
やっと2ヶ月ぶりに　晴れて「自由の身」となった訳だが
その途端、香港人の真髄ここにあり！って感じで
もう開放気分爆発状態になってしまった。
まず　街中でマスクをしてる人が極端に減った。
多分2割にも満たないと思う。
そしてマスク人口が減った代わりに外出する人間が極端に増えた。
WHOの安全宣言の翌日から　何と感染者が0（ゼロ）になって
何だかあまりに出来すぎてるんじゃないか、と
変な勘ぐりを入れたくなるが　まあ、これが本当なら
大いに歓迎すべき事だけど、、「本当」ならね。

しっかし、香港人ってまったくわかりやすい性格でいいよ（笑）。
今まで結構汚くしてても平気だったのが　SARSが猛威を揮い始めた途端
街中から漂白剤、消毒用アルコールが消えて
マスクを求めて長い列が出来、使い捨て手袋をしてドアを開けたりしてたのが
何事もなかったかのように　今じゃマスクもせずに平気で外出してるし。
おいおい、あの騒ぎは一体なんだったんだ？という感じ。
せっかく少しはきれいになった香港だけど
この調子じゃ　あっと言う間にSARS前のこ汚い香港に逆戻りだよ～
香港ではよくビルの中に「床にタンを吐かないように」なんて
張り紙がしてあったりするんだけど　そんなのは当然の事で
いちいちそんな注意書きをしなくちゃいけないって事が
そもそも問題なのよね。
やっぱり「習慣」というのは　一日や二日でどうにかなるものじゃなくて
親が、周りが　子供の頃から言い聞かせて身に付けさせるものだからさ。
教育というのが　いかに大切かというのは
今回のこの肺炎騒ぎをみても　本当によーくわかる。
方程式や歴史の年表を教えるだけが教育じゃないもん。
当たり前の事が　当たり前に浸透してないって事が
基礎教育が行き届いてない証拠なんだよね。

肺炎騒ぎがピークを迎えていた時　街中でいろいろ面白い光景を何度も見た。
例えば　マスクをしないで手で口を一生懸命覆っている人。
ティッシュで押さえている人。
だったら、マスクしたらいいんじゃないの（笑）。
手なんかで覆ったって　何の意味もないでしょ。
引き手のドアを自分の手で開けるのが嫌（間接接触）で　
誰かが開けるまで待ってる人。
直にエレベーターの釦に触れたくないから　ティッシュ
（それも5センチ四方位しかない）で覆ってから触ってる人。
その後ドアを開けようとして　その5センチ四方のティッシュじゃ
覆い切れなくて　結局ドアの取っ手に触ってる人。（←コイツをバカ大将と任命）
もう　どれもメガトン級の大バカ揃い。
笑わせてくれるわ、ほんと。
ダンナも同じこと言ってるんだから　
これは私の香港人全般に対する偏見じゃないよ。
悲しい現実です、はい。

こんなお茶目な香港に是非おいで下さい（笑）。
今なら安全よ。（ホントかぁ？）

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