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2002.01.08
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カテゴリ: その他の読書録


 正月にテレビ・ドラマ化したものを見たので、読み直してみた。
 前に読んだのは二十年以上も前のことで、すっかり忘れていた。今回読み直して、一座の人間関係も理解できたし、「私」の立場も飲み込めた。
 学生なのに、回りから「旦那様」と呼ばれるが、社会的地位が全く違うのだ。
 主人公の宿に遊びに来た男と一緒に食事をすれば、当然主人公が支払うのである。
 もちろん、下心があって一座が主人公と一緒に行動するのではない。しかし、そうすることが当然なのだ。
 主人公は二十歳、踊子は十四歳だがいずれも数え年。川端康成が実際に体験したことを元にしているらしい。
 題は「伊豆の踊子」だが、主人公はあくまでも「私」であり、「私」の知り得ないことは書いてない。その点は映画やテレビとは違う。
 映画は、今回読んだ本に収録されていた「温泉宿」を元にして新たな登場人物を作りだしていたことを知った。
 吉永小百合の出演した映画で、たしか十朱幸代が演じたのは原作にない役だったが、「温泉宿」のお清なのである。
 「伊豆の踊子」という題がいい。題名がいいために何度も映像化されているのではないだろうか。
 ほかに、「抒情詩」「禽獣」の二編が収録されているが、正直なところ、読んでもよく理解できない。奥深い情念が渦巻いていて、何かをかいま見ることができそうな気はするのだが、そこに何があるのかは分からなかった。

 「伊豆の踊子」は何度も映像化されている。映画は吉永小百合のと山口百恵のを見たが、 山口百恵版
の方が原作に近い。

 テレビでは、最近では2002年に モーニング娘。 でドラマ化された。ちょっとだけしか出番がなかった保田圭が一番光っていた。






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Last updated  2006.12.02 17:33:35
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