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2006.02.24
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銭形平次捕物控(14) 「駕籠《かご》の行方」「雛《ひな》の別れ」「井戸の茶碗」「仏師の娘」「火の呪い」「鐘五郎の死」「紅い扱帯《しごき》」「第廿七吉」「父の遺書」「五つの命」
 いずれも同じ雰囲気の十編。
 謎解きがあるようでないようないつもの平次なのである。
 もちろん、「これが犯人だろう」と目星がつくのもある。
 「火の呪い」は初期の作で、明暦の振り袖火事から三年目。

 「果たし眼」(p117)
 「はたしめ」かと思ったら「はたしまなこ」と読むらしい。
 「必死の目つき」ということだそうだ。

 巻末の付録は野村胡堂の「平次放談」。
 平次にまつわる随筆ではあるのだが、終わりの方は、女性落語家の第一号の話だったりして、筆の赴くままという雰囲気。これはこれで野村胡堂を知るよすがとなる。
 「今日も長時間レコードを仕入れてきたが」(p280)というところで、レコードを仕入れるのに時間がかかったのかと思ったら、そのあとも読むと「長時間レコード」を仕入れたということだった。何かというとLPレコードのことである。
 といっても、CDしか知らない人にはわからないかもしれない。
 シングルレコードではなく、「アルバム」と呼ばれていた、何曲も入っていた直径たしか30cmのレコードである。

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Last updated  2006.02.25 15:32:24
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