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2006.12.20
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カテゴリ: 芸能・テレビ
 自閉症の主人公ということにひかれて、全話見た。
 主人公が成長するというよりも、周囲の人間が、主人公を受け止め、理解し、それによって成長するという物語だった。
 最初のうちは、自閉症特有の症状による周囲の困惑、途中で、家族内の葛藤、最後は、全員が次の段階に足を踏み出す。
 見ていて物足りなかったのは、すべてが図式化されているようだったこと。
 どんな人間でも、複雑な内面を持っているはずなのに、登場人物が記号のような存在に思えることもあった。
 自閉症の子を持つことを隠していた同僚、出世思考が強かったのに動物に愛着を持ち始める園長、ほとんど絶対者のような医師、勉強のことで息子を追い詰めていた兄嫁。
 さすがに、長山藍子演じる母親は、ここまで達観するまでに、想像もつかないような苦労をしてきたのだろうと思わせるところがあった。
 ほかに、若い飼育係と妹も、それぞれ好感の持てるところがあった。(宮古ちゃん、あの飼育係にMEGUMIを紹介してやったら?)
 そうそう、飼育係の自閉症の息子が登場した回で、どんな症状なのかと思ったら、主人公と同じタイプだったのは残念だった。さまざまな症状があるのだから、もっと違うタイプにすれば、視聴者の理解も深まっただろう。制作者がモデルにした自閉症の人は一人しかいなかったのだろうか。
 主人公が、まるで忍者のように、そばに自分と同じタイプの人間がいることを察知したのには驚いた。
 最後は、グループホームに住んで自立を目指していくことになったが、そこでの暮らしぶりも知りたかった。

 自閉症を取り上げるというのは、番組制作者としては勇気のいることだったろうし、それなりの努力はしていると思う。
 比較しても仕方がないのだが、日本テレビで放送した「 光とともに…~自閉症児を抱えて~ 」の方が、自閉症の症状は一様でないこと、理解者ばかりではないことが描かれていて、内容が深かった。
 努力は買うが、あと一歩。

音楽 は控えめなメロディで良かった。

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Last updated  2006.12.20 09:31:48
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