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2009.01.20
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カテゴリ: その他の映画

 いったいどういう客層を想定して作ったのかわからない不思議な映画なのだが、わたしはこういうものは結構好きだ。
 東山演じる主人公は監察医。いつも死体を扱っている。
 特殊能力があって、何らかの思いを残して死んでいった人の幽霊を見ることができる。
 そのため、自殺か他殺か、という判断をしなくてはならない時には、幽霊が見えるかどうかが判断基準の一つになっている。
 事故死と思われていても、他殺だったりすることがあるわけだ。
 うまくできているのは、幽霊が見える、というだけで、幽霊が何かヒントを出してくれるというわけではないところ。
 謎は、掲示や主人公が現場に足を運んで解き明かさなくてはならない。
 しょっちゅう死体が運び込まれてくるので、とにかく忙しい。
 妻の和久井映見とはすれ違いが続いているのだが、途中で、その妻は半年前に事故死していることが明らかになる。
 しかし、その妻の幽霊が見えるため、何か思いを伝えたがっているということはわかるのだが、何を伝えたがっているのかがわからない。事故死の直前、「大切な話があるの」と言われたのに、忙しいから、と後回しにしたことを悔やんでいる。
 この妻の話が全体を覆い、中に、少女の死と、女性殺人と男の自殺という二つの事件が織り込まれている。
 謎が解明されたからといって遺族が救われるわけではなく、かえって苦しむ場合もある。
 原作はマンガ なのだそうだ。
 主人公はいいのだが、同僚の室井滋とベッキーの造形があまりにも陳腐で、その部分はうんざり。こんなふうにでも振る舞わなければやっていられない仕事、ということなのだろうか。
 一般人の典型のように描いた方が、主人公の個性が際だったはず。
 強風の中で再鑑定を求められるところも、作りすぎていて不自然。
 日常的な場面での方が、話の内容が印象に残るだろう。
 いい素材を生かし切れなかったなあ、という思いが残る。

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Last updated  2009.01.21 00:33:40
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