ほろほろ日記

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2009.05.11
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カテゴリ: 実家ライフ
連休の最中に横浜へ帰る予定が3日遅れて明けてからになってしまいました。

実は兼ねてより入院中だった私の祖母が5月3日の明け方に亡くなったのです。
あと1ヶ月くらいは大丈夫そうだと聞いていたのに。。。
94歳でした。
病気でというよりは老衰で亡くなったという感じです。

私が子供の頃、時々泊まりがけて遊びにきてくれたおばあちゃん。
いつも優しくて根気よく遊んでくれたおばあちゃん。
数年前には私が作ってプレゼントしたビーズアクセサリーに感激し、いつも通っていた町内の共同浴場のお仲間に「孫が作った」と自慢していたとか。。。
私もすごく嬉しくて、指輪だけでなく髪飾りを作ったり。
でもいくつになっても私は「孫」で、「こんなに素晴らしいものを作ってもらってありがとなぁ。小遣いける(あげる)からなぁ」と、本気で断っているにも関わらずにお小遣いをくれたっけ。。。
チビほろが生まれた頃はまだ認知症も酷くはなくて「お祝いに行かなくては」と叔父の車に乗ってわざわざ来てくれたっけ。
その後施設に入ってから2回ほどチビほろを連れて面会に行った際には、私のことは覚えていてもチビほろのことは「お前の子かぁ?お母さんになったんだなぁ」と何度も同じことを繰り返して聞いていた。
でも不思議とその時の状況に即した話題からはそれずに話していたことからすれば、認知症というよりは「ただ新しいことを覚えられなくなっただけ」のような気がした。

最後まで徘徊もせず、入院するまでは自力でトイレにも行き、耳は遠くなることなく、意識もハッキリ保ったまま過ごしていた祖母。
残念ながら、今回の帰省で祖母に会うことは叶いませんでしたが(行こうと思っていた日に亡くなった)、実のところ最後の頼りない姿を見たくなかったという気持ちがあったのも確かで。。。
亡くなって家に戻った祖母の亡骸を目にした時には「やはり会わずにお別れしてよかったかも」と思えるほどに小さくなっていました。

殆ど顔も知らぬままに祖父のもとに嫁いだ祖母。
でもその頃はそれで当然だったのか、祖母は本当に祖父のことを好きで尊敬していました。
絶対に夫に逆らうことは無く(祖父も祖母を大事にしたし)、舅や姑に逆らうこともなく、子供や孫にはいつも優しく寛大で、老いては子に従うを実行した人でした。
すごくすごく悲しいけれど、94歳まで立派に生きた祖母を思うと涙よりも「素晴らしかったね」と拍手したい気持ちでいっぱいです。
私が祖母と同じように生きられるかと問われれば、今の時点で既にその半分も実行できていないので恥ずかしくて隠れたいくらい。。。

祖母のようには生きられそうにないけれど、いつも心に留めて生きていきたいと思います。
祖母がチビほろを抱っこして母と私と親子4代で撮影した写真。
大切に保管してチビほろに見せながら祖母の話をしてあげたいな。

さようなら、おばあちゃん。
そちらでまたおじいちゃんと仲良く暮らしてね。






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Last updated  2009.05.11 23:19:37
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