「きらりの旅日記」

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ほしのきらり。

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2020.01.02
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カテゴリ: 美術館・博物館
​​​​​​ベルギー・ブルージュにある12世紀の建築「聖ヨハネ施療院」の一部に小規模な『メムリンク美術館』があります。2019年4月14日(日)友人と2人で訪問小規模ですが、この荘厳な美術館は・・・絶対にお勧めです!!



さぁ〜「ハンス・メムリンク」の展示物があるコーナーへ手書きハート



​きらりのわがまま『ベルギー旅日記』ブルージュ編(​22回)


​Hospitaal museum Memling in Sint Jam​

​ブルージュ『メムリンク美術館』​



いよいよ手書きハートブルージュ訪問で一番の見所であります


ベルギー7大秘宝 ​​
『聖ウルスラの聖遺物箱』 ​​
The Shrine of St.Ursula


手書きハートハンス・メムリンク手書きハート
​Hans Mwmling​
1430/1440年頃-1494年8月11日


​​ ​​
『聖ウルスラの聖遺物箱』​
​​​


​聖ウルスラ・・・とは?​



ラテン語=Sancta Ursula(小さな熊の意味)

英語=Asint Ursula



聖ウルスラは・・・


伝説の人物。


ブリタニア出身のキリスト教徒の聖女である。


しかし、聖女の伝説は・・・


ドイツのケルンが発祥の地である。


ウルスラは、


1万1千人の処女をめぐる


キリスト教的伝説の中心人物で


この伝説は・・・9世紀に起源があり


ついでケルンの小礼拝堂内で墓石が発見されて後


13世紀になって伝承が変容し大きく増幅された。


ケルンの墓石は、後になってウルスラの名前を持つ


さる8歳の少女のものであるとされた。


中世以来、実在の聖女と信じられ


ウルスラ崇敬が盛んであったが


今日その実在は疑問とされている。


ベルギー・ブルージュ「メムリンク美術館」展示されている



​​ ​​『聖ウルスラの聖遺物箱』​ ​​​


聖ウルスラの聖遺物箱は・・・


初期ネーデルランド絵画の


画家「ハンス・メムリンク」の最高傑作である


碑文も著名も、残されていないものの


伝統的に聖ヨハネ施療院のために制作された


聖遺物箱の装飾として「メムリンク」が手掛けたとされる。


描かれているのは・・・


5世紀の英国王の娘で


ローマ巡礼から帰途の際に


ケルンのフン族の攻撃に遭い


巡礼に同行した1万1千人の処女と共に


殉教した聖女『聖ウルスラ』の伝説である。



伝統的なゴシック様式の聖堂を模した


聖遺物箱の前後側面には・・・


『聖母子と女性寄進者ヨコザ・ヴァン・ドゥゼーレとアンナ・ヴァン・デン・モールテレ』

『聖女ウルスラと聖女たち』



左右側面には・・・


『聖ウルスラ伝』から

『ケルン上陸』

『バーゼル上陸からの帰途』

『ケルンでのフン族の逆襲』

『聖ウルスラの殉教』が順に描かれている



蓋となっている天井部分には

メダイヨン(円形装飾モティーフ)部分には、


中央に聖母の宝冠や聖ウルスラの戴冠を


左右には、奏楽の天使が描かれている



この作品に示される


メムリンク独特の初期ネーデルランド絵画法と


優美で色彩豊かな様式は、


写実的緊張感に欠くものの


温和な・・・・される独自表現によって


聖遺物箱の総合的な美的評価は、現在も非常に高い。


聖遺物箱は・・・


1489年10月21日に使用された記録が残されている。


素晴らしい宝箱ですよね〜


詳しい内容は・・・次回に



・・・つづく・・・

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最終更新日  2020.01.02 00:10:19
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