「きらりの旅日記」

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ほしのきらり。

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2023.04.01
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カテゴリ: 歌舞伎
『元禄花見踊』とは、なんとなくだけ分かるような微妙な理解だけできてきたような気がしますが

さらに、詳しく・・・今更ですが理解できたら楽しいお花見が

​中村勘九郎 中村七之助 春暁特別公演2023​


げんろくはなみおどり
​『元禄花見踊』 ・・・​の歌詞​は、

吾妻路 ​(あずまじ)​ ​​​ ​​​​​​​​​​​​​を

​都の春に志賀山の

花見小袖の縫い箔も

​華美 (はで) をかまはぬ伊達染や​

​​ 斧琴菊 (よくこときく) の判じ物 ​​

思ひ思ひの出来栄


連れて着つれて行く袖も

たんだ振れ振れ 六尺袖の​

しかも鹿の子の岡崎女郎衆

袖に八つ橋染めても見たが

ヤンほんぼにさうかいな


そさま紫色も濃い

ヤンそんれはさうぢゃいな

​手先揃へて ざざんざ の​

音は浜松よんやさ


花と月とは

どれが都の眺めやら

かつぎ眼 (ま) 深に北嵯峨御室

二条通の百足屋が

辛気 こらした真紅の紐を

袖へ通して

繋げや桜

ひんだ鹿の子の 小袖幕

目にも綾ある

小袖の主の

顔を見たなら

なほよかろ

ヤンそんれはへ


花見するとて

熊谷笠よ

飲むも熊谷

武蔵野 でござれ​

​月に兎は

和田酒盛り の​
黒い盃闇でも嬉し

腰に瓢箪

毛巾着 ​(きんちゃく)​

酔うて踊るが

よいよいよいよいよいやさ


武蔵名物月のよい晩は 

をかた鉢巻蝙蝠羽織 

無反角鍔 (むぞりかくつば) 角内連れて

ととは手細に伏編笠で 

踊れや踊れや

布搗く杵も 

小町踊の 

伊達道具 

よいよいよいよいよいやさ 


面白や 

入り来る入り来る桜時  

永当東叡人の山 

いやが上野の花盛り 

清水の新舞台

賑わしかけりける次第なり
​​​​​​​​​​​​​​



「元禄花見踊」 歌詞の最も詳しい意味・・・とは?​

時は、元禄

上野の山は花見に集まる

丹前侍、供の奴、湯女、町娘などが、

踊り騒ぐ様子が描かれています。


​​ 「よきこと菊の判じ物」 ・・・とは?​​

斧琴菊


当時人気の團十郎、菊五郎のデザインを

小袖に描いたものを言います。


​​​ 「たんだ振れ振れ」「さざんさ」 ・・とは?  ​​​​

この 「ん」 のつく字は、

単に調子言葉で、あまり意味はありません。


「小袖幕」 ・・・とは?​

花見の「場所取り」のことです。

当時は、女性が着ている小袖をつないで、

幕のようにして「花見幕」にして

場所取りをしていました。

現在のビニールシートで囲う場所取りとは、

ずいぶん粋な場所取りですよねウィンク


「武蔵野」 とは・・・?​

広くて「野見尽くされない」ことにかけて

大きな盃のことを言います。


ちなみに、

「和田酒盛」 とは・・・?​

立派な盃のことです。


「清水の新舞台」 ・・・とは?​

花見をしている上野の清水堂に、

まさに新築した「新富座」を

かけてのことを言っています。

​げんろく​
『元禄』 ・・・とは?​

日本の元号。

1688年10月23日〜1704年4月16日までの16年間。

案外、短い

貞亮の後で、宝永の前まで。

この時代の天皇は・・・東山天皇。

江戸幕府将軍は・・・徳川綱吉。


やっと、イメージできました

 ​​


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最終更新日  2023.04.01 00:10:10
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