「きらりの旅日記」

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ほしのきらり。

ほしのきらり。

2023.07.29
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カテゴリ: 歌舞伎
さぁ〜め組の喧嘩となる経緯がわかった来ました〜江戸っ子って面白いですねウィンク

東京:歌舞伎座


【夜の部】​

​かみのめぐみわごうのとりくみ​​
​​​二、 神明恵和合取組​


  め組の喧嘩​​   ​四幕​


​​ ​竹柴其水 作​​​


三幕目 第一場 焚出し喜三郎内の場
(昨日)


​三幕目 第二場 浜松町辰五郎の場​ ・・・今日はここ
​​


浜松町辰五郎( 團十郎


・・・あらすじ・・・

​三幕目 第二場 浜松町辰五郎の場


​​​一方その頃、

浜松町の辰五郎( 團十郎 )の家では、

背高の竹( 歌昇 )と、

三ツ星半次( 廣松 )が鳶口を磨く傍らで、

又八( 宿屋蒼真・本宮在真・交互出演 )が遊んでいる。


​​そこへお仲(雀右衛門)が戻り、

帰りの遅い辰五郎を案じていると、

酒に酔った辰五郎が帰ってくる。


日頃、飲めぬ酒に酔った辰五郎は、

又八に枕を持って来させて横になろうとする。


これを止めて、

喜三郎( 又五郎 )の許を訪れた理由を尋ねるお仲に

喜三郎に短気を起こすなと意見されたと答える辰五郎。


それを聞いたお仲は、

何故、昨日の一件の仕返しをしないのか、

このままだで済ますつもりかと詰め寄る。


さらには、

喜三郎を訪ねる辰五郎の後を付けて行き、

始終の話を聞いたと明かすと、

鳶と男の面子を立てようとしない

辰五郎の意気地の無さを責める。


その様子を門口で窺っていた亀右衛門( 市蔵 )も、

お仲に同調し、

辰五郎に仕返しをするように勤める。


しかし、

辰五郎は相手にせず、

又八に水を持って来させると、

酔い覚ましの水だと言って一口飲み、

又蜂とお腹にも飲ませる。


そうした中、

お仲は辰五郎に離縁して欲しいと願い出ると、

驚く辰五郎に向かい、

惚れて一緒になったが、

これほど不甲斐ないとは知らなかったと、

愛想を尽かす。


亀右衛門もまた、

兄弟分の付き合いを止めると言い出し、

お仲は又八を連れて、

家を出てゆこうとする。

すると、

辰五郎はお仲を呼び止め、

望み通りに夫婦の縁を切ろうと

離縁状を投げ渡す。



実は、

辰五郎は死を覚悟の上で、

四ツ車たちに仕返しするつもりであり、

最前お仲と又八と共に水を飲んだのは、

別れの水盃の代わりだったのだ。


辰五郎の覚悟を知り亀右衛門と共に

不心得を詫びたお仲は、

辰五郎の発奮を促すための離縁だと言って、

離縁状を戻そうとする。


これを辰五郎が受け取らずにいると、

又八が取り上げ破り捨ててしまう。


程なく、

角力が終わると七ツを告げる鐘の音が聞こえる。

見物客を巻き添えにしてしまうことを恐れていた辰五郎だが、

もう憂慮することはない。

亀右衛門は若い者が早まらぬようにと

一足先に駆け出して行く。

そして半纏を見に纏い、

白鞘の短刀を腰に差した辰五郎を、

お仲は切り火を切って送り出すのだが、

又八が一緒に行くと我儘を言い出す。

その姿を見て、

さすがの辰五郎も涙を流すが、

角力の打ち出しの太鼓の音が聞こえると、

勢いよく駆け出していく。


​​​​​
・・・おわり

​お話はいよいよ 『大詰』 へつづく

​​​
(写真撮影:ほしのきらり。)​



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最終更新日  2023.07.29 00:10:12
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