「きらりの旅日記」

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ほしのきらり。

ほしのきらり。

2024.04.08
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浜離宮恩賜公園は、皇室の方が外国からの賓客を招いて「鴨場」にご案内する光景が思い出されますが、鴨場では何をするのでしょうか?

​令和6年春のお散歩​

 はまりきゅうおんしていえん
​『浜離宮恩賜庭園』​
Hama-rikyu Gadens

  かもば
『鴨場』 ・・・とは?
​Duck Hunting Sites


​​​​前から見ると木々に囲まれ、こんな形の山で

ハンティングの罠とは思えませんが・・・

中央に扉が見えます。近付いてみましょう


ピラミッド「王家の墓」の入り口的な?

そんな訳は、ないでしょう〜ここは「鴨場」

江戸時代の鴨を捕獲する場所です。


どうなっているのでしょうか?

奥まですすむと、細〜い横一の穴が

はは〜ん!ここから覗くのですね

立っている高さと目の位置が一致するから

中には、何かありますよ!

何か後ろに仕掛けがありそう〜


裏に回って見ると・・・おやっ

形は、そのままで内側には

溝が長〜く掘ってあるのです

あの横一の覗き窓は、

こちら側からは覗くことができないので、

溝には何が・・・

どれだけ深いのかしら?

おおお〜っ。結構しっかりした堀です

       ひきぼり
これは、 「引堀 ​」というもの​ です。

引堀は、森まで続いて先には池があり、

     もとだまり
池は 「元溜まり」 と言います。

かなり茂った先に元溜まりがあります。

​『鴨場』の仕掛けとは?​

秋から冬にかけて、

鴨などの水鳥が渡って来て

奥の池「元溜まり」に入ります。

そこには、囮のアヒルを放っておきます。

アヒルは、飼い慣らされていて

「板木」を木槌で叩くと

アヒルは「引堀」に入るように訓練され

それは、引堀に

エサ(ヒエ・あわ)をまいて

アヒルは、

エサがもらえる合図と認識している

カァ〜カァ〜と

「引堀」に入る様子を

この穴から覗きます

野の鴨は、アヒルの後を追う習性があるので

アヒルにつられて「引堀」に入って来て

ここから覗いて必要な数を確認すると合図で

引堀の両側にスタン張っていた「鷹匠」が

合図で、一斉に掌から鷹を放って、

空中で鴨を捕獲する

・・という、ちょっと怖い?残酷な狩です。

明治以降は「叉手網」で捕獲するようになりましたが

叉手網から逃げた鴨は、

罠の様子を仲間に教えると困るので

鷹に追いかけさせ捕獲したのです。

やはり、ちょっと怖い!うううっつづく

写真撮影:ほしのきらり。
撮影日:2024年2月24日

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最終更新日  2024.04.08 00:10:13
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