ついにゲート44番のテープがあけられ、搭乗するはずだった僕らがボーディングチケットをいつもの機械に通していく。その後向かうのは飛行機に続く道ではなく、入国手続きに向かう通路だった。
つい一時間ほど前に出国した僕らが向かったのは入国審査場だった。そこでそれぞれ頂いたばかりの出国日付の上に赤い「VOID」のスタンプを押してもらうのだ。
これはまるで最高潮の寸前まで行った瞬間にすべてを失った虚脱感に似た、諦めと、脱力感に満ちた悲しい出国手続きだった。いつもは華やかな帰国者を迎える到着ロビーにはまるで浮浪者と貸した良好者がそこらじゅうで床に横になっている。
出掛けにスタッフから手渡された品は、「寝袋」、「毛布」、「ペットボトル水」、そしてなんと「乾パン」。これはおそらく空港職員の災害時のマニュアル通りの行為。広い空港内を歩き回り自分の今宵の宿として陣取ったコンクリートの壁の上に寝袋を敷き、毛布をかけて眠りに付いたのは 04:00 を回ろうとするころ。ちょうど前日目覚ましにセットした携帯が鳴り出す。
それから数時間、硬いフロワーと寒さと雑音に悩まされながらの仮眠、目を覚まして再度活動を起こしたのが 08:00 を回ったころ。一度トイレに起きてからは2時間ほどは眠ったようだ。
その後再開した出国手続きを早めに済ませ、シャワーを浴びて一息。手元には自前で作ったブラディーメリー。やっと落ち着きを取り戻してこのブログを書きながらニュースをしらげてみればなんと昨夜同じように空港に泊まった人たちがなんと4,000人いたという。
後5時間後と迫った搭乗時間、台風16号も姿を消し、何もなければ飛べるのだろう。その後は24時間遅れでバンクーバー-ビクトリアのフライトに乗り継がなければならない。
さーていったいどうなるのだろう。
あれから五年 March 6, 2007
A Happy New Year January 1, 2007 コメント(2)
Protrade December 23, 2006