The Life Style in The New Millennium

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Master21

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2003.12.23
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カテゴリ: エッセイ
同じ事をやっていても
幸せを感じる人感じない人が
います。人の幸せは
自分が何に価値を感じるか?
それを自然に分かっている人に
訪れるようです。

私には画家をしている二人の友人がいます。
二人とも10年以上の付き合いです。
二人とも、とってもイイやつです。
一人はK君で
「私は職人ですから
少しでも良いものを作りつづけるしかない」
彼はお金を少ししか頂けなくても、
一生懸命描きます。
彼に言わせれば、自分は職人だから
仕事があって食べて行ければ満足だそうです。
そして、自分の作品を絶対に誉めない人です。
正確に言えば、描いている最中は
とってもニコニコして
「良い絵や。最高や」
なんて右から見たり左から見たり
上機嫌なのですが。
絵が完成すると、
「もっと、イイ絵を描かんとなあ」
とガッカリしています。そして、また描き始めるのです。
そんな繰り返しを続けています。
どこに行く時も不精ヒゲで作業服を着ています。
全然モテない彼ですが、中学時代からの彼女と
学生時代からいっしょに住んでいて、そのまま結婚しました。
現在は子供さんも二人います。
もう一人はU君で
「一円の価値もない絵を描くより大作を描きたい」
と言う人で
描く絵の枚数は非常に少ないのです。
展覧会の前になると描く人で
普段は絵画教室の先生をしています。
彼は才能はあるようで
すばやく上手に絵を描きます。
生活も裕福な生活をしていました。
独身貴族で、外見は今でもモデルばりの
カッコ良さです。
学生時代から20代前半くらいまでは
U君の方が圧倒的に評判が
良かったです。カッコの良いU君は
非常に人気者でした。展覧会に入選するのも
個展を開くのもU君の方が早かったのです。
でも、30歳前から、
U君は絵以外の商売に興味を持ち始めました。
最近は、ほとんど
作品を発表していませんし、
洒落た喫茶店やブティックを開店したり
商売の方に気持ちが行っている様です。
相変わらず絵画教室も繁盛していますので
生活も裕福です。
反対にK君は、28歳で
初めて入選してから、画家としては
若手のホープと言われるくらいに
なってきました。相変わらずの
旺盛な創作意欲です。
雑誌の記者が取材に訪れるように
なった最近も対応は奥さんに
任せています。話をする暇があったら
描きたいそうです。

二人の人生は、対照的ですが、
この二人が仲が良いのも不思議です。
たぶん、お互いに才能を認め合っているからでしょう。
一人は絵を描く職人としての生き方に
「価値」を求め、
一人は多方面に才能を発揮することに
「価値」を求めています。
価値観は違いますが
二人とも
「私は幸せ者だ」
と今も昔も自信を持って言います。






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Last updated  2015.08.29 10:49:52
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