知的財産を小さな会社の経営戦略に活かそう!
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差別化の逆は同質化です。同質化というのは、市場占有率1位の強者が取る戦略です。2位以下の企業が差別化してきたら、直ちに真似をして同質化させる。スキを見せないということですね。かつてアサヒビールがスーパードライを出した時、業界でダントツに1位だったキリンビールは、これを静観してしまいました。その結果は皆さんご存知の通りですね。あわててドライを出したときには、すでに手遅れだったのです。ちなみにこの時にサッポロやサントリーもドライビールを出してきましたが、差別化しなくてはならない下位の会社が、自ら同質化しているのですから、全くの自殺行為ですね。あの時サッポロ贔屓の北海道民の何人かとサッポロビールがドライを出すとは何たることか!と話していましたが、お客の立場からだと、案外本質が見えているものですね。強いところに追従してしまう以外にも、同質化のわながあります。せっかく差別化できるものを生み出したのに、用途や客層を絞り込まないで、こういうところにも使える、ああいうところでも使えるだとか、こういう客層にもいいし、ああいう客層にも売り込めるのでは、などと欲をかいて対象を広げてしまうと、差別化のポイントがボケてしまい、同質化と同じ効果が表れてしまいます。幅が広くなることにより、強いところが取り込みやすくもなりますね。特徴のあるものを作っていこう、強いものを作っていこうという強い意思が社長にないと、結局は同質化してしまい、強い競争相手から強い圧迫を受けて、いつまでたっても苦しいままなのです。
2008.01.11
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