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June 1, 2013

読書記録。　07- - - - - 津村記久子／宇佐美游／歌野晶午

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テーマ：今日どんな本をよみましたか?(91740)

カテゴリ：ほん＆DVD

５月の読書。その３。

前回アップした　その２　と　その前にアップした　その１　でとりあげた本が一部かぶってました；
すみませんm(__)m

読書記録。

MY FAVORITE BOOKS.
© *Chee* may.2013

■TITLE
八番筋カウンシル

■WRITER
津村記久子

■THE DAY
when
I read this
book
2013.may.

あらすじ
小説の新人賞受賞を機に会社を辞めたタケヤス。実家に戻り、家業を継ごうと考えはじめるヨシズミ。地元の会社に就職するも家族との折り合いが悪く、家を買って独立したいと考えるホカリ。幼なじみの３人が３０歳を目前に、過去からの様々な思いをかかえて再会する。久しぶりに歩く地元の八番筋商店街は中学生の頃と全く変わらないが、近郊に建設される巨大モールにまつわる噂が浮上したことで、地元カウンシル（青年団）の面々がにわかに活気づく。そんな中、かつて商店街で起こった不穏な出来事で街を追われたカジオと１５年ぶりに再会し…。生まれ育った場所を出た者と残った者、それぞれの人生の岐路を見つめなおす終わらない物語。
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作者は、読書記録。　03　で紹介した『まともな家の子供はいない』の津村さん。だが、読みながら、これまた　読書記録。　01　で紹介した本多孝好さんの『WILL』や『MOMENT』を思い出してました。さびれかけの商店街が舞台だからっていうのもあるし、ホカリとタケヤスたちの関係性がWILL、MOMENTの森野と神田の距離感にちょっと似てるかなぁと。いや全然違うっちゃぁ違う。当り前だが。それはともかく、この本の感想としては、この作者の他の作品ほどこの小説は好きではなかったかな…。

■TITLE ウェストウイング

■WRITER
津村記久子

■THE DAY
when
I read this
book
2013.may.

あらすじ
職場の雑事に追われる事務職のＯＬ・ネゴロ、単調な毎日を送る平凡な２０代サラリーマン・フカボリ、進学塾に通う母子家庭の小学生・ヒロシ。職場、将来、成績と、それぞれに思いわずらう三人が、取り壊しの噂もある椿ビルディング西棟の物置き場で、互いの顔も知らぬまま物々交換を始める。ビルの隙間で一息つく日々のなか、隠し部屋の三人には、次から次へと不思議な災難が降りかかる。そして彼らは、図らずも西棟最大の危機に立ち向かうことに…。。
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実は今読んでる途中。

■TITLE
十歳の戦慄

■WRITER
宇佐美游

■THE DAY
when
I read this
book
2013.may.

あらすじ
なぜ凄いのか？少女を含めて、この作者は女性たち、たとえばオフィスガールでも、おミズの世界の女性たちでも、さらには海外駐在員の妻たちでも、女たちが「集まる」場の光景を実に生きいきと描き出す。女性の生命感にはずみのつく瞬間を、これほど鮮やかに明快に書く作者はそんなにはいない。パワーがあって愛嬌があり、悪意を鋭く見る。

【目次】

十歳の戦慄／薔薇と霊感／脚美人／赤いスコール

【著者情報】
宇佐美游（ウサミユウ）
１９６２年、青森県に生まれる。ロサンゼルスマリネロビューティカレッジ卒業。モデル兼銀座ホステスから２３歳で一部上場商社に転職。アメリカでのネイル・アーティスト、ＯＬを経て、フリーランス・ライターとなる。２０００年『調子のいい女』で第６回小説新潮長篇新人賞を受賞。井上ひさし・林真理子両氏に絶賛される。
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タイトルにつられて借りてみた。どれも『女』のリアルな感じが「あるかも～」とか思いながら読めた。作者の経歴を見て納得＆感心。なんかすごい人だな。『薔薇と霊感』に出てくる女友達の関係はちょっとうらやましいなと思って読んだ。個人的には最終話の『赤いスコール』の話の構成も展開も結末も、さらには登場人物の誰も好きになれないまま読み終えてしまったので、作品全体の印象もちょっと後味の悪い感じになってしまった。。。でもそれって若干、こういう話が書ける経歴を持つ作者への女の嫉妬も混じってんのかも；；；ってことは、結局この小説はすごいってことなのかな。

■TITLE
絶望ノート

■WRITER
歌野晶午

■THE DAY
when
I read this
book
2013.may.

あらすじ
中学2年の照音（しょおん）は、いじめられる苦しみを「絶望ノート」と名づけた日記帳に書き連ねた。彼はある日、頭部大の石を見つけ、それを「神」とし、自らの血を捧げ、いじめグループの中心人物・是永の死を祈る。結果、是永は死んだ。しかし、収まらないいじめに対し、次々と神に級友の殺人を依頼する。生徒の死について、警察は取り調べを始めるが…。
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これもタイトルにつられて。日記形式で構成されてて主人公の絶望的な日記が延々と続くので途中からちょっと辟易気味になり、つい、後半を先に読んでしまった。そ、そーゆーことなのね・・・と。以前に読んだ『死日記』を思い出した。系統としては似てるかも。個人的には『死日記』のほうが主人公に共感して泣けるツボもあったし、面白く読めた。(内容が内容だけに面白いという表現には抵抗があるが)

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