Angel

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全て | 日々の日記 | 小説
February 1, 2015
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カテゴリ: 日々の日記
         『 天使の恋 続編 その後 (バレンタイン編) 』




 天使として生きていたあの頃は、チョコなんて渡すのも、何だかイケない気がしてた。気高くて、気さくで、面倒見が良くて、優しい先輩にただ憧れているだけでよかった。





 あの頃までは……

悪魔と天使で対立関係があるのに、ある時その禁忌を破り、天界が悪に染まっていった。その事実に気が付いた先輩は嵌められた。そして、天界からの追放が決まった。





 「…セレア…護れなくて、ごめんな…。立派な天使になれよ。」

その言葉を言い残し、彼は天界を去り、堕天使になり、傷心の私の元に更なる悲劇が襲った。

「…嫌…誰か助けて……ラピス様……」

助けを呼ぶ声も空しく、穢された。

そして、それを口止めするかのように昇進し、ラピス様の妹様は天使ではないのだが、崇められる様になった。これは一つ、監視と反乱分子を抑えるための口実な事にすぐに気が付いたが弱い私は何もすることが出来なかった。










 「…悪魔に寝返ったか。ラピス…」

逢いたくて、逢いたくて仕方なかった彼は、真っ白な羽じゃなく、黒装束に生える黒い羽根。罪に苛まれる。

“ラピス様…私のせいだ。誰よりも気高きあの方を地に堕したのは私だ……”

彼の姿を真っ直ぐに見ることが出来ない。悪魔と天使としての再会が私の心を蝕む。

“セレア……綺麗になった。……だけど、痩せた……お前にそんな顔をさせたくて、俺は天界を去ったんじゃないのに、どうしてそんなに痩せ細ってしまったんだ。俺に、俺に、俺にもっと力があればこんなことにはならなかったはずなのに!セレア、ごめん。……抱き締める事も、お前を護る事も出来ない。悪に手を染める俺をどうか、忘れてしまえばいいのに……。”

悪いことをしているだけど、あいつを傷付ける事だけはしたくない。

““…好きな(んだ)の。貴方(お前)がどうしたら、この罪を償えるだろうか……?””







 そして、あの日。耐えられなくなった私はすべての真実を打ち明け、天界を去った。









 そして、純粋な少年に出逢い、使わなくなった。両翼を彼にあげて、死に場所を求め、旅に出た。






 旅の途中、魔王様に出逢った。神様と違って、不器用でとても純粋な人だと知った。彼を信頼し、護ってくれていると言う事実を知り、安心して死に逝けると思った。

それでも、幾度となく私を探し求める彼。逢う度にその胸に縋りついてしまいたくなる。だけど、そんなことは許されない。

“私の罪なの。貴方と一緒に生きていくことは出来ない。”

いくつもの地を巡り、色んな人の悩みを解決し、その度に人の弱さ、そして、強さ、優しさ、醜さも知った。

だけど、生きていることが烏滸がましいと想えば想うほどに、この胸を締め付ける。







 やっと、見つけた死に場所。

もう何も思い残すことはない。そう思っていたのに……

「セレア!死ぬ。死なないでくれ……」

彼に見つかって、死を阻止されそうになる。抵抗し、彼から逃れようとすると強く抱き締められ、こう言われたのだった。

「私には、生きている価値なんてないんです。私は……私は……私は……貴方様を傷付けた……」

死ぬしかないと言おうとすると

「お前のせいじゃない。お前が死ぬ必要なんてどこにもない。どうしてもというなら……」

彼の目から涙が零れ、こう言ったのだ。

「…俺と一緒に生きてくれ。俺も魔界を去る。セレア、お前が好きなんだ!」

その一言に心が震える。夢でも見ている様な気がした。

「私なんか、相応しくありません。」

そう言い放てば、唇を強引に奪い、次の瞬間、漆黒の堕天使の翼を捥ぎ取った。

「セレアが良いんだ!お前がいなければ、生きている意味もない。だから残りの人生、俺と一緒に生きてくれ。」

熱烈な愛の告白で、死ぬことを辞めた。彼は魔王様に私と生きると告げ、魔界を去る。

途中から来た彼の悪魔の同僚の女性と私の元後輩はポカーンとその光景を見て、固まっていてのだが、口を挟んできたが、私をヒョイッと持ち上げ、二人の前から逃走。ある種無意味な事だったが、それを静止したの他のでもなく、神様と魔王様だった。

お互いの争いはまだ続くが、前ほどじゃないようだ。


そして、私達は翼をあげた少年の元を訪ね、そしてとある森の中で暮らし始めたのだった。






 ~ 本編 ~

 人間の世界には、愛を伝える日としてバレンタインデーと言うものがある事を知った。

そのことを教えてくれたのは、近隣に住む可愛らしい少女のクリスティーナだった。

アイリーは、突如やってくる魔王様の恋の相手なのだ。相思相愛で、クリスティーナと付き合っているらしいが私達は胃が痛くなるような想いだった。

「…ラピス様。私、何だかそろそろ魔王様が来るような気がします。」

虫の知らせの様に嫌な予感がしていた。

「そうだな。クリスに正体が知れたらと思うと……。」

魔王様は未だに自分の正体を隠していて、私達にも口止めしていた。

クリスは、聖女の様な娘で、神様に愛される様な少女であるがために、魔王様の正体がバレテも受け止めてくれる気はするのだが、その先が厄介な気がしてならないのだ。

「こんにちわ♪ラピスさん、セレアさん。お母さんがクラムチャウダーとパンをたくさん作ったから、御裾分けに来ました♪」

噂をするとクリスがやって来たのだった。

「いつもありがとうね。」

「いえ。そう言えばお祭りに来ないんですか?」

それは、バレンタインデーは、街をも、活気良くさせる恋人達の祭典になっていた。

「そうね…。」

「行きましょうよ!カップルだけじゃなく、夫婦でも可のベストカップルのイベントが開催されるんですよ!」

彼女は、夫婦だと思っているので訂正を入れる。

「クリス。私達は夫婦ではないんだ。だけど、彼女とゆっくり出来ればそれでいいんだ。」

クリスは不思議に思いつつも深くは突っ込まなかった。

だけど、それが妙に引っ掛かっているのだった。





 snowの日記
もう2月。早いよ。
そして、日々さに書いた小説が、長い。あらすじを省略失敗してしまいましたが、天使の恋の続編のその後のエピソードとなっています。
なんかこの時点で疲れました。
もうすぐ先輩とお別れです。寂しいな。





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Last updated  March 30, 2015 06:55:09 PM
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