Angel

Angel

全て | 日々の日記 | 小説
July 25, 2016
XML
カテゴリ: 日々の日記
         『 もう一度、君に ~ 幼き約束 ~』25


 泉先生は、月野家の屋敷で擦れ違った。

「お久し振りです。渡先生。何かお探しですか?」

答えずにいると彼は彼の耳元で囁いた。

「本当。お嬢様は素直で可愛い。私が貰っても良いですよね?」

そう言うとその手にはあの匂い袋を持っていた。渡先生は先までの表情と打って変わって、怖い顔をしていた。

「…それをどこで手に入れた!」

「そんな怖い顔をしないで下さいよ!これは私のものです!お嬢様から頂いたもの。ですので、邪魔をなさらないで下さいね!」

泉先生は涼しい顔して、去って行ったが、腸が煮えくり返るほど、苛立ちを感じていた。

彼は盲点だと思っていた。

すぐそこまで、魔の手が迫っていた。敵は長男だけじゃなくて、もっと身近に彼女の信頼をほぼ勝ち取っている男がいた。

その男こそ、実は羊の仮面を被った狼だった。何も出来ないこと、彼の手に渡ってしまったことを激しく後悔するのだった。

一度は自ら土俵を降りようとしたが、事態は急展開を迎え、自ら土俵にもう一度決意したのっだ。






 茶道の稽古の時間

先生はいつもと変わりない様子だが、時々昔のことを思い出せる言動をしていた。

だが、彼女はハッキリ気付いた。

きっと彼は自分が捜しいている人ではいないと結論付けたのだ。

だから、彼に少しだけ罠を仕掛けてみようとした。

「先生は私の捜している人に特徴とかよく似ているんですけど、先生は私の捜しているターくんですか?」

ストレートに訊ねた。先生に小さな嘘を吐いたが、先生は乗ってきた。

「ずっと、気付いてくれるのを待ってた。綺麗になったね。離れてから、君のことを忘れたことがなかった。」

とツラツラと嘘の言葉を並べる。

「・・・・・・ターくん。ずっとずっと逢いたかった。」

逢いたかったけど、彼が嘘を吐いているのは一目瞭然だ。それがどうしてかなんて知らない。

だけど、自分の手で終止符を打たなくてはと思った彼女は

「皆にバレたら不味いですね。でも、ターくんとほんの少しでいいから想い出のあの地で一緒に過ごしてみたいんですダメですか?」

彼はすっかり彼女が信じていると思っていたのだ。







 それから、悪巧みを企てる泉先生を辞めさせないと思った渡先生は彼の身辺を探るのだった。





 snowの日記
川崎まで健康診断に行ってきたよ。遠かったよ。
でも、今年も浴衣の帯とかすごく種類があって、気になってしまった。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  August 31, 2016 12:22:24 AM
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: