P-Blog アイデア&インプレッション

2004.01.10
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カテゴリ: アート
POSTCARDS 「ギャルリー・ジュイエ」 に行った。
この「ギャルリー・ジュイエ」は、まだ新しいギャラリーで、高円寺駅から北に商店街を抜け、早稲田通り沿いに、少し西に行ったところで、コンクリート打ちっぱなしの小さなマンションの一階にあった。
キャラリーに入ると、いきなり、女主人に声をかけられた。
そういえば、女主人のギャラリーが多いような気がする。大阪の  Studio J 、銀座の  ギャラリー舫 や、 Gallery Nike 銀座九美洞ギャラリー など、訪問した所の、半数は女主人のような気がする。まあ、今回のギャラリーは、貸しギャラリー主体なので、少し趣が違うが、やはり、女主人が多い。
さて、話は戻って。
この「ギャルリー・ジュイエ」は2003年9月中旬オープンした、まだ新しいギャラリーで、しかも、テナントで入っているわけではなく、建物自体も独自に設計し施工されている。また、高円寺駅から、徒歩10分という、位置であり、来たからには、きっちりとしたスペースでありたいとの、オーナーの意向もあり。それだけに、いろいろな、オーナーの拘りが見える。
まず、右の奥にある、幅1.5メートル弱の奥まったスペース。この適度な閉塞感は、ちょっと気持ちがいい。しかも、その部分だけ専用の照明の系統があるために、ちょっとした演出に使える。
そして、天井が少し高いのもいい。テナントビルに入ってる場合、天井がどうしても低いために、天板をはずして、配管を露出させることで、高さを稼ぐ事をしているが、ここは、通常より少し高い。しかも、一部は、天板に目の粗いブラックアウトされた金網を使っており、見かたによっては、最大3メートルの天井の高さにも見える。
その金網の中に、ボーズのスピーカーを発見した。
実は、ギャラリーには、音響設備を持たないところが多いのだが、ここは珍しい。
ロックカルチャー以降、アートと音楽、ファッションなどは、連動するものとなった。しかし、多くのファインアートは、ファインアートであるがために、スペースとして、音響設備を持たなかった。
音を活用したい作家は、ラジカセや、ミニコンポや、テレビモニターとビデオを持ち込むとか、作品自体にスピーカーを組み込んだりしていた。
しかし、その多くは、スペースに合った音を奏でるものではなく、会場に相応した音が出せなかった。ここでは、サラウンドシステムではないにしろ、スペースに合った音の出る仕組みになっている。
このギャラリーのような、ソリッドな感じのスペースは、音の反射が多く、音の反射を利用して、いい音に聞かせる、ボーズのスピーカーは適している。同じボーズでも、壁への埋め込み式のものがあるが、それでは、このスペースの音の特性に合わない。埋め込み式は、もう少し防音が聞いたところで、人の耳元にささやくように聞かせるのに向いている。そうすると、音の廻るところは、やはり、吊り下げるタイプでないと、このスペースに合う音が出ないのである。
しかし、吊り下げると、スピーカーの存在感が問題になる。カラーバリエーションとして、白いスピーカーもあるが、それでも、やはり邪魔である。
この問題を、金網の中に設置する事で解決している。
生活空間としては、少し冷たい感じにはなってしまうが、こういう店舗スペースとしては、有効な処理方法だと感じた。
音をさりげなく活用するギャラリーは、密かに貴重です。
貸しギャラリーを探すとき、音についても、判断基準に入れてみてはどうでしょう。





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最終更新日  2004.08.12 03:35:51
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