今が生死

今が生死

2007.01.24
XML
カテゴリ: 健康
第19回山梨県農村医学会での山縣然太朗先生の特別講演「元気で長生きの秘訣」の講演内容をお約束通り報告させて頂きます。日本人は世界一長寿ですが、それはただ長生きしているだけで寝たきりが多く、健康長寿ではないのではないかとの批判に対して山縣先生達が調査研究した結果、健康長寿も日本人がナンバーワンとの結果になったそうです。県別では男性1位長野県(65歳時にあと何年健康で生きられるかの調査で15.87年)2位山梨、3位福井、女性は1位山梨(同17.97年)、2位茨城、3位静岡とのことでした。男女合わせれば山梨がトップで、その原因要素について山梨県塩山市(現甲州市塩山)との共同研究の成績を発表して下さいました。1800人の高齢者に聞き取り調査を行い、元気で長生きの人と、そうでない人の比較研究を行いました。週3回以上近所付き合いのある人1.7倍、旅行仲間がいる人3.1倍、悩みを打ち明ける人がいる人2.7倍健康長寿の結果がでました。旅行はやはり効果があるのですね。社会参加なしの人に比べ、1つ参加は1.2倍、2つ以上参加は3倍健康長寿とのことでした。山梨県には無尽というお金を出し合って旅行や飲み会をする頼母子講的風習がありますが、それに参加しているか否かで健康長寿に有意差があるか調べた結果は有意差はありませんでした。しかし、それが楽しみだと言う人は義理で参加している人の6.7倍健康長寿との結果がでました。食生活では山梨には、ほうとうという郷土食がありますが、これを回数多く食べている人はより健康長寿の結果がでました。生きがいの調査では、趣味や仕事を生きがいにしている人は健康寿命が長く、お金を生きがいにしている人は健康寿命が短いという結果でした。目的観のある人、つまり何々をやりたいので元気でいたい人は健康寿命が長く、ただ長生きしたい人の健康寿命は短いとのことでした。
講演中一生懸命メモをしてきましたが所々曖昧な所があり、完全なご報告が出来ず申し訳なく思います。しかしお話のエッセンスは健康長寿の秘訣は積極的に社会に関っていくことで、なにか自己実現するもの、例えばボランティアでも、趣味でも自分が打ち込めるものを持っている人はその実現のためにいやでも健康寿命を延ばせるということだと思いました。寝転んでいて長生きしたいと思ってもだめで、積極的に社会に関っていく中で健康寿命が伸ばせるのだと思いました。星





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.01.24 22:22:45
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: