今が生死

今が生死

2008.12.25
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カテゴリ: 政治
厚生労働省と文部科学省は医師不足の原因である、現行2年の研修期間を実質1年に短縮する案をまとめて年度内にも結論を出して2010年度からの導入を目指すことになった。

現行では2年間で7つの診療科のローテート研修が必須だが、見直し案では1年で内科や救急など基本となる診療科の研修を修了して、2年目は将来専門とする診療科に特化させ、現場で診療も担わせる。

医師不足を来し、研修医も将来医師になることよりも前期2年、後期3年の研修をどのように送るかだけを考える本末転倒の現象をきたした現制度を改めるのは大変よいことだと思う。突然1万4千人いなくなった医師の半分でも現場に帰ってきてくれれば医師不足も少しは緩和される。

それよりも2年目には専門科に入れることで、医師として働く意識が高まり、現状の医師になることよりも学生気分での研修に身を置くモチベーションの低い研修医を目覚めさせることになる。

新制度が始まったばかりで、再度変えることに多くの反対意見も出されると思う。しかし、制度は不備があったら改めるのは当然で、この勇気がなければだらだらと悪い制度を続け、医師不足を増大させ、医療崩壊を加速させることになる。

舛添大臣を中心に、両省があらゆる方面から現状を分析し、慎重に討議、検討した結果だと思う。現場がいかに困窮しているかを知らないで始まったばかりだからとむやみに反対する人達がいても、強い心でその方針を貫いてもらいたいと願う。





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Last updated  2008.12.26 22:07:58
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