今が生死

今が生死

2009.01.18
XML
カテゴリ: 教育
昨日からセンター試験が始まった。以前は共通一次試験と呼ばれており、各大学で実施する二次試験と合わせて合否が判定されるが、この試験での成績で志望校を変更する場合もあり、極めて重要な試験である。

昨日、今日と2日間行われる訳だが、昨日の問題とその回答が新聞各紙に掲載されていた。ちらっと見てみたが、大変難しく、時間内にこれだけの分量を回答するのは並大抵のことではないと思った。今までこの日のために猛勉強してきた受験性の皆さん、精神を集中して、実力を発揮してもらいたいと願う。

英語の第4問をやってみた。読解問題である。文意は、8000年前には6千万平方キロあった熱帯雨林が人間による破壊によって、3千5百万平方キロに減ってしまった。それは主として肉牛や乳牛の牧場や飼料生産のためで、その方が金になるためであった。

狭くなってしまった熱帯雨林の中には少なくともこの世の全生物1千万種の半分以上が生息しているはずだが、研究者によるとその1%も見つかっていないという。熱帯雨林は現地人や生物達にとって大変住みづらい環境になりつつある。

この状況の中でブラジルは今世紀始め、熱帯雨林を守るため、伐採禁止などの強力な法律を作った。それにより2004年頃から熱帯雨林の破壊率が減少してきた。というものである。

熱帯雨林の減少は地球温暖化にも関わっており、それをせき止めなければならないが、牛肉が高く売れる世の中が続く限り、世界規模での熱帯雨林増加は望めない。最近アメリカ国民の肉食離れが進んできたので、それが世界に波及すれば、人類の将来も明るくなるかもしれない。

受験生にとっては、熱帯雨林も、温暖化も、動植物の種族が極端に少なくなったことも、あまり関心はないかもしれない。試験問題が解けるか否かが最大関心事だと思うが、晴れて大学生になれたなら、今回試験場で読んだ熱帯雨林減少のことを思い出し、それに関する勉強をしてもらいたいと願う。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009.01.18 16:10:23
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: