今が生死

今が生死

2009.01.20
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カテゴリ: 健康
山梨県農村医学会が甲府市のJA会館で1月27日(火)午後1時から開催される。この学会は医師だけでなくコメディカルや農協婦人部など医学や健康に関心がある人なら誰でも参加できる開かれた学会である。

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私は「終末期医療における胃瘻の意義」について発表する。すでにスライドを28枚作って準備しており、昨日医局で学会発表の予行演習を行った。スライドの誤字に対する指摘や、写真が不鮮明だ、強調したい文字を色ずけしているがかえって沈んでしまって目立たない、黄色にした方がいいのでは?、結論のところをもっとポジティブにしたら等様々なアドバイスを頂いた。有難かった。いま指摘された所を直しているところである。

私の発表は、脳溢血や認知症、パーキンソン病などで食事が食べられなくなった場合、家族は患者さんをそのまま静かに見守るのか、それとも胃瘻を作って人工的に長生きしてもらうのか医師と話し合って決めることになるが、それを決定する時の参考にして頂こうと9症例を報告し、考察したものである。

私の結論は多少でも意思の疎通ができるならば造った方がよく、全くの植物状態では造らない方がベターではないかというものである。植物状態でも家族の要望があれば胃瘻は造るが、その後のことを考えると、あまりお勧めできない。





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Last updated  2009.01.20 22:10:38
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