今が生死

今が生死

2009.04.19
XML
カテゴリ: 読書
s-IMGP2263.jpg

シバザクラ:北アメリカ東部原産、ハナシノブ科フロックス属、花言葉「忍耐」「燃える恋」「華やかな姿」「合意」

シバザクラに限らず全ての生物は遺伝子を持っており、その形質を次の世代に伝えている。遺伝の仕組みについて簡単に解説する。私たち生物の体は小さな細胞を無数に積み重ねて出来ている。各細胞全てに遺伝子が入っているが、その場所は細胞の中心にある、細胞核の中である。

その核の中に染色体があり、人間では46本の対になった染色体があり、卵子と精子が作られる時に半分に分かれ23本づつになる。受精するとまた対になり46本になる。

その染色体上に遺伝子があり、その本体はDNAである。DNAはA、T、C、Gという、たった4種類の核酸塩基からできており、この4文字がアトランダムに並んで鎖を作っており、それが2本あって螺旋構造をなしている。その螺旋構造では必ずペアになっていて、Aの対はT、Cの対はGとなっている。人間の遺伝子は全部で60億個のこの4文字の組み合わせからできている。

このDNAを読んでタンパク質を作るが、タンパク質を作る前段階としてRNAが介在する。そのRNAからメッセンジャーRNAが作られ、その遺伝情報を読み取って、体を構成するタンパク質が作られることになる。

DNAとか遺伝子などと言うと難しくてさっぱり分からないという人がいるが、基はたったの4文字であり、それの並び方で様々な遺伝情報が伝えられていることを理解して頂ければいいと思う。

それらの遺伝子、つまり遺伝情報を持っていてもそれが必ず発現するとは限らない。その発現にはその他のオン、オフの遺伝子や、環境要因が大きく働いている。素質だけでなく、教育や栄養、努力等が必要な所以である。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009.04.20 07:42:43
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: