今が生死

今が生死

2009.07.20
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カテゴリ: 旅行
トムウラシ山遭難ツアーは55~69歳の男女15人とガイド3人という構成だった。15日にヒサゴ沼避難小屋を出発する時は激しい風雨で出発を中止した方がいいと申し出たツアー客もいたがガイドは午後から天候は回復すると判断して午前5時30分頃出発した。

昼前に山頂に近い北沼付近で女性一人が低体温症で歩行困難になった時そこに客5人ガイド2人の計7人を残して本体は一人のガイドと共に頂上を目指した。残された7人のうち4人が凍死した。

ガイド3人で話し合って進むか退くかを決めたのだと思うが、先に進みたい客と引き返した方がいいと思っていた客がいたと思われる。ガイドとしてどう判断するかは一番体力のない人を基準に判断すべきだと思われるが、今回の判断では一番体力のある人を基準に判断していたように思われる。

3人のガイドもそれぞれ考えが違ったと思われるが3人の内最も発言力が強くて強引な人の意見に従ったものと思われる。その人はこんな大惨事が起きるとは夢にも思っていなかったと思われ、これしきの天候で音を上げるとは、山男、山女として恥ずかしい位にしか思っていなかったのではなかろうか?或いは本社と連絡をとって指示をあおいでいたのであろうか?

自分はガイドでレベルは高いが、一般客のレベルはまちまちである。各人のレベルを把握しながらリーダーシップをとっていれば今回の惨事はなかったものと思われ、リーダーの役割、思いやりの大切さを改めて痛感した。





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Last updated  2009.07.20 14:17:46
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