今が生死

2010.05.02

米軍基地問題を真剣に考える

(10)

テーマ：政治について(20279)

カテゴリ：政治

今朝のサンデーモーニングは寺島さんが出ていて、今、鳩山政権が危機に立たされている、米軍基地問題に意見を述べていた。基地はいらないとの意見だ。その問題を正面に据えて内政、外交で努力すべきなのに、基地をどこにするかなどの極めて低次元の問題で振り回されている現状を憂いていた。

世界の流れを読む必要がある。他国軍に駐留してもらっている先進国はどこにもない。

わが国は平和憲法で軍隊を持つことはできないが自衛のための自衛隊があり、防衛費は世界でもトップクラスである。

「核を持つだけの技術も金も充分にあるが、憲法上核は持てない。　したがって米軍に核の傘になってもらっている。今までも日本国内に米軍基地があったのだからそのまま継続してもらうのが安全だろう。普天間がだめならどこかを探して新しい基地を確保しなければならない」そう考えている国民は多く、鳩山首相もその場所を確保するために奔走し窮地に立たされている。発想の転換ができないのだ。

金子さんも言っていたが鳩山政権は日本を新しくするために誕生し、米国とも対等の交渉をしていくと述べていたのに今は基地をどこにするかなど自民党と変わらない政治姿勢をし示している。基地はいらないとして米国と堂々と討議していくべきである。

深呼吸して、よく物ごとを冷静に考えてもらいたい。基地はいらないと言うと、アメリカは納得しないだろうと思っている人が多いかもしれないが、わが国は先進独立国である。日米安保条約は相互の安全を保証する条約である。基地を日本国内に置かなければそれができないということはない。独立国同士で対等に話しあい、解決策を見出していくべきだと考える。そのために新政権が誕生したのではなかろうか。

しかし国民の大多数や国会議員の大多数は基地存続派であろう。寺島さんや金子さん達の意見は少数意見かもしれない。しかし、今こそ日本も生まれ変わって、歯を食いしばってはいはいを始めた赤ちゃんのように、正義と自立のために前に進んでもらいたいと思う。

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