今が生死

今が生死

2011.06.07
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カテゴリ: 仕事
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パッションフルーツ:トケイソウ科トケイソウ属 南米原産、つる性多年生熱帯果樹、花言葉;聖なる愛、信じる心

三波春夫がお客様は神様と言ったが、芸を突きつめていくとそうなるのかなと思っていた。
医学を突きつめていくと患者さんは神様になることを本日気がついた。

今重症患者さんを大勢受け持っている。今日も慢性関節リュウマチで顔がむくみ体のあちこちにジョクソウの出ている大変重症の患者さんが入院してきた。今入院している患者さんだけでも大変なのに、また重症が入院してきて内心これはたまらない、自分が壊れないで持つだろうかと思った。でもこの時上のことがひらめいたのである。

重症であろうが軽症であろうが、患者さんは神様である。自分が重症患者さんに参る、参らないは関係ない。目の前にいるのは神様である。神に使えるように全精力を尽くして対応していけばいいのである。

心がずっと軽くなった。重症患者さんだと思うと消耗してしまう。神様だと思うと力が湧いてくる。この場合の神様とは何か御利益を与えてくれる神様ではない。御利益とはまったく関係なく、崇め奉る存在である。看護師などもその神様の病気を良くしようと働いてくれているのだから、患者さんと同じく神様である。大事にしなくてはと思った。

午後は大腸鏡の検査だったが、今検査させて頂いているのは神様であると考えたら乱暴な検査は出来ないし、見落としも許されない。今まで以上に緊張したが、受診者を神様と考える時大腸鏡検査そのものが神に仕える行為となり、最高に充実した検査ができた。技術も向上した。疲れも感じなくなった。

もしこのブログを医療関係者が目にとめてくれたなら、患者さんは神様と認識して見てもらいたい。技術が飛躍的に向上するし、体が楽になること請け合いである。かりそめにも医療に従事している人は患者さんは神様と思うべきである。





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Last updated  2011.06.07 23:27:16
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