今が生死

今が生死

2013.04.07
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カテゴリ: 教育
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庭に咲いている水仙

医師国家試験合格者が発表された。その中に66歳の合格者の方がいた。そのことについて医師投稿サイトで批判が相次いだ。66歳で免許をとってもその後の医師としての活動年限が短い。それまで税金で教育を受けてきた分十分社会に還元できない。高齢者は研修病院でも快く採用してくれないだろうし病院に就職しようにも一般的に定年を過ぎており、何を考えてそんな年で医師になろうとしたのだろうか?その人が医学部に入学したおかげで若い人が一人落とされている。その人は自分の自己満足だけを考えるとんでもない人だ。といった論調が圧倒的に多かった。

年取ってから医師免許をとることがそんなに悪いことなのか私は疑問に思った。若ければいいのか?人を評価する基準は若い、年寄りには関係ないと思う。金持ち貧乏これも関係ない。教育があるない関係ない。人気があるなしこれも関係ない。頭がいい悪いこれも関係ない。美人不美人、これも全く関係ない。体が健康、弱いこれも関係ない。力があるなしこれも関係ない。手術がうまい下手これも関係ない。ゴルフがうまい下手全く関係ない。スピーチが上手下手これも全く関係がない。

ならば何を持って自分なり他人を評価して優劣の判定をするか?それは人のために尽くそうとしているか否かで決まる。どんなに金持ちで美男子で頭が良くてもそれがない人は下の下の人だ。冒頭の年寄りだからダメと言っている人たちは本当に自分たちは社会に貢献しているのだろうか?まずその反省をしてもらいたい。人間の価値は年寄り、若いでは決まらない。その66歳の人の、人類を救いたい、人のために尽くしたいという気持ちが誰よりも強いなら、批判している若い医者よりはるかに優れているのだ。

自分を評価する場合でも他人を評価する場合でも表面的なことで見ないで、本質的なこと、つまり本気で人のために尽くそうとしているか否かで評価してもらいたいと思う。





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Last updated  2013.04.07 14:53:39
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