今が生死

今が生死

2013.06.29
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カテゴリ: 生き方
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切っても切っても毎年咲くランタナ

今日の朝日朝刊に歌手田原俊彦のことが載っていた。今から19年前の1994年2月田原俊彦32歳、長女誕生の命名会見を行った。当時田原の人気は絶頂で主演ドラマは視聴率30%を超え、主題歌は大ヒットしていた。

色男だったので浮名も流し、芸能リポーターなどに追い回され、意に反する記事も書かれていた田原は、子供が生まれたので今度は身を固める。追い回してきたリポーター達に嫌味のひとつも言ってやりたかった。そしてあの「何事も隠密にやりたかったんだけど、僕ぐらいビッグになっちゃうと、そうはいきませんけどもね」と発言した。

その後思いもかけない展開になった。その発言をテレビのワイドショーや週刊誌が取り上げ、「思い上がるな!」の声が湧き起り、よもやの大スターがテレビに出れなくなり、以来ずっと地下に閉じこもるような人生になってしまった。最近10何年ぶりで時々テレビに出るようになったが、絶頂から地獄への転落人生は我々に教訓を与えてくれた。

人気絶頂でも不用意な一言によって奈落に落ちることがあるということだ。頂点に昇りつめるまでは運もあったかもしれないが様々な努力を積み重ねて得た栄光だが、それが一言で無に帰してしまうことがあるとは田原にも信じられないことだったと思う。

人気のある政治家にも同じようなことが起こる可能性がある。我々一般人でも、一言によって今まで築いてきた全てを一瞬に失うことがあることを教えて頂いた。人生もうこれでいいという時はない。リポーター等の周りにおもねる必要は全くないが、誰に対しても常に誠実に対していく姿勢は失ってはならないと思った。





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Last updated  2013.06.29 22:30:13
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