今が生死

今が生死

2020.02.10
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テーマ: 今が大事(1)
カテゴリ: 生き方
いつも元気一杯のある友人が「自分は現当二世で生きている」とブログに書いていた。現当2世とは、現在世と当来世(未来)のことで、過去にはこだわらないという意味だと思う。そうは言っても現在は過去世の結果である。生まれつき器量がよくて気立ての良い人もいる。お金持ちの家に生まれることもあるし貧乏な家庭に生まれることもある。現在世といっても過去世の結果であり現在世のスタート時点で既に差がついている。しかしそのような過去世にはこだわらないで現当2世で行くというのは便利な言葉でこの頃私も日常生活の中でそれを口癖にするようになった。
机の上をみると散らかっていて手の付けようがない。昨日までの自分が散らかして片づけない結果であるが、「それは過去の事、現当二世だ。今の自分は昨日の自分ではない。こんなもの簡単に片づけられる」と思えば不思議な力が湧いてきてテキパキ片づけられる。歌の練習を一生懸命したが発表会では声が出なくて散々だった。今まではそのことを引きずって自分はいくら練習しても下手なのだと思ってしまったが現当二世を口ずさむと「昨日までは下手だったかもしれないがそれは過去のことだ。今日からは違うぞ」と思えば不思議な力が湧いてくる。何でもその調子で引きずることがなくなった。自治会の役員をしているとどうにも手におえない人もいる。それだって「昨日までの対応はそれで終わり。今からは誠心誠意全く新しい対応をしていくぞ」と思えるようになった。不思議な言葉だと思った。この言葉で今の自分には無理だと思っていたことも全て新しい気持ちで挑戦出来ると思った。
これまで述べてきたことは精神的なことだが肉体的なことはどうだろうか?昨日までは肥っていたが現当二世、今日からはスマートになると決めればそのとおりになるかもしれない。所が胃がんの末期と宣告されていた場合は現当二世と叫んでも昨日までの胃がんは消えてくれない。しかし胃がんでくよくよしていた気持ちからは決別できる。昨日の自分と今からの自分は違うのだ。死ぬと分かってはいるが今日からは残された人生を人のために尽くしていこうと決めて輝かしい人生を全うすることも出来る。要するに現当2世とは精神的なものだと思う。昨日までのくよくよジメジメの暗い人生にきっぱりと見切りをつけて今日からは違う生き方をすると決めて幸せ人生を歩んでいけるのだ。冒頭の友人がいつも元気はつらつとしているのは現当二世を瞬間、瞬間に覚知し、実践しているからだなと思った。





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Last updated  2020.02.10 16:33:28
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