今が生死

今が生死

2021.01.21
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カテゴリ: 世界平和
第46代アメリカ大統領にジョー・バイデン氏が就任した。78歳で史上最高齢だが今までも何度か民主党代表選挙に立候補したが願いが叶わず今回は見事急進左派のサンダース氏などを破って代表になり本選で共和党のトランプ氏を破って見事に栄冠を勝ち取ることが出来た。家は元は裕福な家庭だったがバイデン氏の少年時代は父親の事業の失敗で貧しかった。おまけに吃音で友達にいじめられていたが詩の朗読などの訓練でやっとのことで克服している。高校、大学時代はフットボールや野球に打ち込んだスポーツ青年であった。法科大学を卒業して弁護士になったが丁度その頃キング牧師暗殺事件などがあり、人種差別や人権問題に関心を持って政治家を志し、1972年1月に29歳でデラウエア州選出の上院議員に当選した。しかしその時の12月クリスマスの買い物に出た奥さんと子供達が交通事故に遭い奥さんと娘さんは死亡し息子さん達も怪我をして失意のあまりせっかく当選した上院議員を辞退しようかとまで考えた。生き残った息子の一人も4年前脳腫瘍で40歳台の若さで死亡している。議員辞職については周囲の励ましで思いとどまりその後6期連続当選して上院長期の記録を作った。政策実施を重んじる調整型政治家として活動してきたが地味な政治家でそれほど目立たなった。暴力の絶滅と人権擁護を最も重視してきた。選挙中トランプ氏との討論会ではトランプ氏のえげつない攻撃に自らも汚い言葉で応酬していたが、本来は調整型の政治家で共和党議員とも話し合いで解決を求めていくタイプの政治家だった。トランプさんとの支持率が拮抗しており国内は二つに分断され民主党内でも左派勢力が勢力を増してきておりカジ取りが難しいだろうと言われているが、ごく最近の世論調査ではトランプさん支持は30%とかで次第にトランプさんは忘れ去られていき、統一に向かっていくのではないかと思う。中国やロシア等との貿易や日本や欧州などの同盟国との関係、ISやタリバン対策など課題は山盛りで「おとなしそうなバイデンさんでは乗り切れそうもなく心配だ」の声もあるが、「おとなしそう」「強そう」の見かけで人を判断してはいけないと思う。強そうでもからっきし意気地のない人もいれば、一見弱弱しそうだが、実際は芯がしっかりしていて立派な仕事をする人もいる。苦労人で悲しい目に何度も遭ってきたバイデンさんはそういう人であって欲しい。今コロナで世界中が厳しい情勢だが、バイデンさんは一人立ってアメリカおよび世界の安定と幸福のために頑張って貰いたいと思う。





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Last updated  2021.01.21 22:30:04
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