今が生死

今が生死

2021.11.27
XML
カテゴリ: 読書


今朝の新聞の人生相談は19歳の女子学生からのもので、「自分が観て全然面白くないドラマを他人がほめそやしているのを見ると馬鹿々々しくて何故だと思う」「自分が素晴らしいと思って観ているドラマでは自分も同化して褒められれば嬉しくなり貶されれば怒りの気持ちが湧いてくる」これは自分が未熟なためなのだろうか?との相談だった。
回答者は歌手の美輪明宏さんで、「いい悪いの受け止め方は10人十色で、多様性を理解する必要がある。やさしい哲学の本を読まれたらよい」とアドバイスしていたが哲学の本を読めばこの問題が解決できるとは思えなかった。
上記の事は哲学の本を読んでいない若い娘さんだけに起こる問題ではなく哲学を学んだ老人にも起こる問題である。巨人フアンは巨人以外のろくでもないチームを応援している人をみたら馬鹿馬鹿しいと思い、巨人の事を心配して応援している人は仲間だと思い貶す人がいたら自分が貶されているようで腹がたつ。政党についても同じで自分と違う考えの政党はばかばかしいと思い自分と同じ考えの好きな政党は真っ当であり、正しいと思う。それを応援してくれる人はいいが貶す人はお馬鹿さんで嫌な人だと思う。
人それぞれの好みがあり、他人にこれを好きになれ嫌いになれと強要することは出来ないと思う。上記で政党の好き嫌いについて書いたが政党の場合は政治に直結しており、日本の将来に関係してくる。好き嫌いだけで判断したら自分の生活に関係してくる。各党の政見をよく読みそれまでの実行力などをよく見極めて支持するとかしないかを決めるのがよいと思う。
美輪明宏さんの回答「哲学書を読め」はあまり感心しない回答だと思ったが、他の人はいいと思ったかもしれない。
私なら「いい悪いの判断は個人の感性の問題でその人のそれまでの勉強や経験から生み出された判断でそう判断した自分を責める必要はないと思います。しかし良い判断が出来るようになるためには普段から色々な本を読まれるのが良いと思います。その中には哲学的な本、宗教の本、文学書、科学の本、経済の本、政治の本等自分を高めてくれたり、世の中が良く見えるようになる本など色々読まれるようにしたらよいと思います」と回答してやろうと思った。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2021.11.27 11:17:02
コメント(6) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: