今が生死

今が生死

2022.07.05
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カテゴリ: 健康
社会の一員として少しでも社会のお役に立ちたいと願い、与えられた使命を果たすことを生き甲斐に生きているが、年齢と共に体力が衰えていくのはどうすることも出来ない。
体力には視力、聴力、頭脳力、記憶力、筋力、敏捷力、健康認識力等があるが、最初の3つはまだそれほど衰えていない。4つ目から衰えが目立ち特に5つ目の筋力、6つ目の敏捷力の衰えは著明である。姿勢も悪くなったし転びそうなこともしばしばある。
フレイルという医学用語があるが、それは健康状態と要介護状態の間に位置する状態である。そのうち筋力低下によるものをサルコペニア、骨の減少も含めて関節障害、歩行障害などもある状態をロコモティブシンドロームという。
心構えがしっかりして生き甲斐がある人でも加齢と共にいつか要介護の一歩手前であるフレイル状態になるのは誰でもが経験することである。
その解決策を求めて多くの人が努力しているが、そこに商魂たくましい健康食品業界が高齢者を上得意のお客さんにして巨大産業になっている。フレイル状態の人は藁をもつかむ気持ちでそれらを購入して服用するが大きな効果があったという話はあまり聞かない。
健康食品会社の研究所で骨や関節を強くする成分や筋力をつける成分などを研究して抽出、合成してそれらを服用すれば筋力がついてすたすた歩けるように元気になると宣伝するが実際にはそうはならない。骨や筋肉を強くしてくれると思われる成分を服用しても体内に取り込まれ、吸収される過程で無効もしくは効力が薄れて望むような効果が得られないのだと思われる。
よく効くと宣伝されている高価な健康食品が、実際には殆ど効果がないとしたらそれで悩んでいる高齢者はどうしたらよいのであろうか。
フレイル状態が進行してもう歩けなくなってしまった状態なら無理だがまだ少し歩けるなら短距離でもいいのでまず歩くことから始めるのが良いと思う。それから全身運動であるラジオ体操を取り入れることである。録画しておけば一日何度でも再生できる。1日最低2回はラジオ体操をしてもらいたい。
バランスの良い食事、野菜多めの食事を心掛ける。必要な睡眠は個人によって異なるが自分にとって十分な睡眠時間を確保する。腹式呼吸を心掛ける。空気を充分吸って血中に酸素を行きわたらせてガス交換して炭酸ガスを吐き出す。くよくよしない。取り越し苦労をしないで「どうせなるようにしかならないさ」の開き直った気持ちで生活するなどがフレイル対策として挙げられているが、これらもその効果は未知数である。しかし少なくとも健康食品よりは効果があると考えられているので試みたらよいと思う。
加齢とともに認知症にもなり易いが、上記フレイル対策は認知症予防法でもあるので一つでも二つでも取り入れて継続してもらいたいと思う。





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Last updated  2022.07.05 21:29:24
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