今が生死

今が生死

2024.05.11
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テーマ: 介護施設(5)
カテゴリ: 介護サービス


昨日86歳男性の方の訪問診療に行ってきた。パーキンソン病が原病で肺炎などで時々発熱する方でほぼ寝たきりで奥さんが付ききりで介護している。声は出せないので奥さんが30分位の間隔で見に来てその様子で車椅子にのせて大小便などの介助をしている。奥さんはお琴の大師範なので別室で生徒さんに教えていながら時々様子を見に来るとのことだった。買い物などで家を空けなければならない時もあるが1時間が限度とのことで大変だなと思った。
今は介護施設が充実しており、そういう人のために様々な施設があるのでそれらの施設の概要を説明する。その方も介護施設を利用したらよいのにと思ったが、それぞれの事情があるだろうから一概には言えない。
介護施設の対象年齢は原則65歳以上だが特定疾患に認定されている場合はそれ以下でも入所可能となる場合がある。
1.特別養護老人ホーム(特養)常に介護が必要で在宅では介護が難しい高齢者、入居金が不要で月額利用料金も安価
2.介護老人保健施設(老健)医療やリハビリを必要とする要介護の高齢者を対象、在宅復帰を目指してリハビリを提供、3~6か月の退去が前提、利用料金は安価
3.介護医療院、日常的な医療やターミナルケア、生活の場としての機能も備えている。安価
4.経費老人ホーム(ケアハウス)
一般型:家族のサポートを受けることが難しい高齢者を対象で低額な費用で日常生活をサポート
介護型:要介護1以上の人が入所可能、要介護度が上がっても住み続けることが出来る
5.グループホーム、認知症高齢者を対象、5~9人の小規模施設で食事の支度や掃除などを介護スタッフと一緒に共同生活を行いながら認知症の進行を遅らせることを目的としている
6.有料老人ホーム
介護付:食事、洗濯、清掃などの生活支援サービス、排泄、入浴などの身体介護サービス等が24時間体制で受けられる。費用はサービスの程度に応じて段階的に高くなる
住宅型:食事や清掃などの生活支援が中心、介護サービスは外部の事業者との契約が必要
7.サービス付き高齢者住宅(サ高住)必須サービスは安否確認と生活相談のみ、介護、生活支援サービスの有無は施設ごとに異なり、そのサービスが付いている所とついていないところがある。
1~5は社会福祉法人などの運営で比較的に安価だが6~7は主として民間企業の運営で料金は様々である。
手元に民間老人ホーム「ベネッセ」のパンフレットがあるが、首都圏を中心に全国352ヶ所の有料老人ホームを運営しているがその内容は至れり尽くせりで人生最後を楽園のような所で暮らせてご老人の方も幸せだなと思える。
料金体制は6つのクラスに分かれており、最低クラスが月々25万7千円で、敷金が68万7千円かかる。クラスが上がるごとにサービスの内容は充実してくるがお金も高くなる。
社長の滝山真也氏の「ご本人様とご家族様にとことん寄り添い、その方の良く生きるを共に探求し、作りあげることをモットーにしています」の言葉通りにサービスは行き届いているようだが、お金があっての話だと思った。





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Last updated  2024.05.11 18:32:12
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