今朝、病院に来たら私の受け持ち患者さん二人が新たにコロナ陽性になっており、全部で7人になった。幸い重症者はいないが、病院では密着してのリハビリ指導とか、入浴とか、相部屋での睡眠等感染機会が多く、一般社会より感染率が高い。
治療薬はあるが直ぐに完全に治してくれるというものでなく、1日か2日早く治るという程度のものである。他の病院も同じような状況らしいが、次々とコロナ陽性者が出ると、気がめいってしまう。うつむきながらトボトボと廊下を歩いていたら、感染対策委員の看護師とすれ違った。「次々と陽性者が出て大変ですね」と声をかけたら、「仕方ないですね」と明るい声が帰ってきた。声の調子で人は元気になったり落ち込んだりするものだなと思った。その声で私の心は少し元気になった。
感染対策委員は病院全体の感染者数を把握しているので、さどかし落ち込み、暗い気持ちになっているだろうなと思ったが、元気な声で「仕方ないですね」と言われ、確かにそうだと思った。くよくよしても始まらない。仕方ないことは仕方ないこととして、受け入れ、気持ちは明るく保ち、しっかり受け止めていかなくてはいけないなと思った。
多くの病院で同じようなことが起こっていると思われ、目に見えない敵は人類をふるい上がらせようとして次から次に襲いかかってきている。
医療者も患者さんも一般の方々も「仕方のないこと」は仕方のないこととして、必要以上に落ち込まないで明るく振舞っていく必要があると思った。
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