先日、JAAA(Japan Advertising Agencies Association 日本広告業協会)のクリエイティブ研究会に参加してきました。
そこで出会った、読売広告社のクリエイティブディレクター・藤崎実さんのお話です。
藤崎さんは、'06クリエイター・オブ・ザ・イヤー・メダリストになられ、その他にも『もったいないカレンダー』企画でiF賞をはじめとした世界各国の賞を獲得されているようなすごい方。
その藤崎さんの話の中からひとつ、ご紹介したいと思います。
藤崎さんは、前述の「極魔界村バイラルCM」を制作される際に“あえて制限を設けた”と言われていました。
その制限とは『制作費5万円で作る』というもの。
通常なら数百万~数千万円の制作費がかかるCMを、5万円で作るなんてありえない話。
でもあえてそういう不可能とも思えるような制約を設けることで、知恵をしぼって、アイディアを生み出すための環境に自らを追い込んだそうです。
ここに感動しました!
やっぱり人間って制限がないと、頭を使おうと思っても充分に働かせることができないんですよね。
制約があるから、限りがあるからこそ、それらをどうやって乗り越えるか、実現できるかと知恵をしぼることができるし、アイディアを生み出すことができるんです。
制限があることを、マイナスのように捉えるきらいはありますが、そうじゃあないんです。
限りがあるということは、プラスの状態。制約があるということは、ベストコンディションなんだと。
そういうことに気が付かせてもらいました。
広告制作だけでなく日常生活の中でも『制限・制約』を感じる場面はいくらでもあります。
そんな時ふと「いまの状態こそ、これ以上なくベストコンディションなんだ」と思ってみてはいかがでしょうか。きっと今までとは違ったアイディアや発想が生まれてくるはずです。
僕も常にそんな風にありたいな~と思います。
ではでは~。
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