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泥舟と薄ら薄ら感じてきたのは約半年前
(いや、潜在的にはもっと前かも。。。)
そして
『こりゃ泥舟だ!!』
と核心に触れたのは約半月前。。。
核心とは・・・
工事をとめました
正しく言うならば
着工始まった新築工事の現場を
上司の判断で止めた
と、そのときの上司との会話
『■■さんの工事はどのくらい進んでいるのかなぁ?』
「柱状改良が終わって養生期間が終わりましたから
今日遣り方入ってますよ」
『じゃ止めても問題ないよね。』
「はっ?」
『いや社長がね、うちの積算いい加減だから
他社で見積もり取り直すって言うんだよ』
「はぁ~??」
『それでその金額見てもう一度積算に検討させるんだって』
「・・・で止めるんですか?。」
『そんなんで、見積もり出るまで待って』
「・・・。はぁ・・・。」
(つか、あたし監督じゃぁないよ? あたしが業者に言うんかぇ?
積算兼監督に言わせろよ!!てか、お客さんには誰が言うんだい?)
と言うよりも
この物件、営業マンが
“某メーカーのローコスト住宅に勝ちたいんです!!”
とまれに見る力説(今思えば上中下ランクで中の下くらい)で
訴えてきた物件
ほんじゃま、姐さん頑張ってやってみっかね
てな気分でプランして図面起こしてお客と打ち合わせ
いよいよ佳境の積算になったとき
cosfaの野生の感が働く
『▲▲君、この人銀行どこ使うんだっけ?』
「フラットです」
いわゆる“住宅金融支援機構”ってやつですね
『フラットね。んっ?S?20年?』
このあたりで大きく金利が変わってくる
「なんかエコポイント使いたいみたいですよ」
『はっ?!』
「予算は××万円なんですけど、エコポイントってお金(正しくは商品券等ですよね)
戻ってくるじゃないですか、なのでエコポイント使ってカバーしたいそうですよ」
『へっ?!でそのエコポイント使いたいための経費はどこから出す気なの?』
(我が社、エコポイント仕様が標準じゃないんです)
「書類出すだけでしょ?かんたんでしょ?」
『・・・。』
(簡単なのは君の脳の仕組みのようだね・・・と言ってみたくなった。)
うっすら気が遠くなる
客の予算は頭が決まっている
しかもローコスト
粗利は少ない
でも儲けも出した
プランの最中から
そのことを念頭にして動いてきた
積算の人間ともあーでもないこーでもないと
無い頭を使っていかに利益を生めるか
・・・
そんなことに時間を費やしたのに
この営業マンの知識の無さですべてが吹っ飛んだ
ご存知の方はご存知かと思いますが
cosfaちゃっかり(うっかり?)会社員になっています
とりあえず監督君に〔積算がいい加減だ〕
と言われた事を伏せて事情を説明
なんで?と聞かれるが適当なことをいってごまかし
何もわからぬまま業者に連絡をしてもらう
そして数時間後・・・
携帯がガンガン鳴る
予想通りならばかけてくる相手は●●業者か□□業者
ディスプレイを見るのも出るのも怖い
しかしシカトするわけにもいかず
勇気を持って(こんなところで勇気をもってどうするんだと思いつつ)
『はい、cosfaです』
「●●ですぅ~。cosfaさ~ん、さっき○○さん(監督君)から電話があって
■■邸工事延期だって~?なんでぇ~?○○さんははっきり言ってくれないんだよね。
うちがなんかしたかなぁ~?cosfaさんなんか知ってるぅ~?」
(そうきたか。あたしなら事情を知っていて話してくれると思ってるんだな。)
『うん。そうなんですよ。さっきあたしも営業から言われたんです』
(あぁ・・・心が痛い。。。)
「何でか知らないのぉ~?」
『そうなんです。わからないんですよ。』
と、答えた瞬間キャッチが入る
“□□業者”
あたしの嘘を見透かしたかのようなこのタイミング
しかし、このチャンスは使える!と思い
『あーすみません。お客さんからキャッチが入っちゃいました』
「みたいだねぇ~。なんかわかったらすぐに教えてねぇ~」
『わかりました。何かわかり次第連絡します!!』
脱兎のごとく?携帯をポチッと押す
『はい、cosfaです』
「ああ、□□ですけど」
『いつもお世話になっています!!あれ、どうしたんですか?』
(わかっているのに知らない振り・・・やっぱり心が痛い。)
「■■邸ちょっと待ってって言われたんだけど、いつまで待つのかな?
ほら、2、3日ならいいけど結構待つんならうちも困るんだよね」
『ああ。あれ?期間は未定みたいに言ってたんですか?』
(心がギシギシ言っている)
「cosfaさん、○○さんにあとで聞いてくれる?」
(おいおい、自分で聞けよ、てかその誘導尋問みたいなふりやめてくんない?)
『いやぁー、私も営業からちょっと待ってって言われただけなんで
よくわからないんですよ。わかったら○○から電話いくと思いますよ』
「2、3日なのかな?」
(だからわかんねって言ってんだろがっ!!)
と思いつつなぜか満面の笑みをつくり
(電話じゃ見えないだろうがっとひとり突っ込みし)
『工程の件はわたしにはわからないんで、わかり次第○○から連絡いきますよ。』
「そう?じゃぁお願いしますね」
『はい、伝えておきます!!失礼します!!』
ブチッ。
はぁ。。。
(なんであたしがこんなに疲れるんだ?)
だが
(お客には誰が言うんだえ?と、担当営業マンを振り返るが知らん顔・・・
あたしが言うんかぇ。なんて言おう?)
というか
(あたし何で何かを必死に隠そうとしてるんだ?)
と、自分の行動が理解できずにいるまま自分の業務に戻る
そんな5月のある日の午後の一場面
そしてこれは徐々に徐々に核心に近づく第一歩だった。。。