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2008/12/13
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カテゴリ: 時事
たまには真面目に時事を。

有川浩 作、図書館戦争シリーズ。

先日紹介しましたがこのシリーズは、検閲の激化した時代に、本の自由を守り戦う、図書館隊の小説です。
聞くところによると、昨年上半期売り上げ第一位とか。

閑話休題、メディア良化法を盾にえげつない検閲をするメディア良化委員会は、雑誌小説テレビなど、「不適切な表現」を狩っていきます。言葉狩りです。

当然マスコミの一部は反発し、批判的な報道をしますね。

しかしメディア良化委員会は、自分達に批判的な記事や報道まで統制するようになります。

こうなると、言論統制ではなく、思想統制です。

図書館だけは、図書館の自由を守る法、図書館法を掲げ、対抗します。

相反する二つの法律。

ここに、国内で公的機関同士が火器をもって戦う、おかしな構造が生じます。


さて御一考。これは勿論フィクションですが、あながち対岸の火事ではありません。
日本国憲法は「あらゆる検閲」を禁じているにも拘らず、検閲は確かに存在します。

筒井康隆氏は、雑誌出版社が自分の作品の「不適切」な表現を勝手に「適切」な表現に差し替えたことを不服とし、しばらく断筆宣言をしたことがあります。
その後、調停を交して和解しましたが、権威ある出版社がこれをする限り、一種の言論統制であり、確かにそういった物は存在するのです。

またある出版社は、「狂」という漢字そのものを禁止にしようとしました。
愚かしいことです。日本語には、狂おしいほど、とか酔狂など美しい言葉があるというのに。狂言という芸能をなんと言うつもりでしょう。

もはや活字やテレビで気狂いという言葉を見かけることは皆無です。
第一、今この字を何人「キチガイ」と読めたでしょう。
気狂いという言葉は、「気持ちがちがう」という、もともとは優しい言葉なのです。使う者に悪意があるから差別になるのであり、以前はごく自然な日本語でした。
今では耳にするたびドキリとするワードです。
わざわざ差別語に指定し、差別的意味合いを強めているのです。

こうして、誰も使わなくなり、死んだ言葉は過去の遺物となります。


図書館戦争シリーズは、こうした構図を批判し、問題提起しています。
考えさせられる一冊です。

とはいえこの本は、あくまでエンターテイメントに撤しており、読者を飽きさせることなく引き込んでくれます。


以前出会った、名前も顔も分からない図書隊員を「憧れの王子様」と、図書館に入る主人公の郁。
運動神経抜群で、長身、じゃじゃ馬の彼女は憧れを追い掛け、防衛部へ女子で初の第一志願。
そこで出会う鬼教官堂上と何かと衝突するも、ときに見せる優しさに戸惑う。
数多起こる事件や戦闘。

そういったところはまさに、ベタなラノベのノリです。
作者はもともと、電撃文庫の「塩の街」でデビューですし。
このノリが一般に認知されたというのは何かこそばゆい気もします。


みんな、次に読むべきはこの本です。最終巻は近々発売!
それこそ「図書館」で借りてきなさい!以上!





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最終更新日  2009/04/20 11:56:01 PM
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