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2006年07月07日
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テーマ: 星に思いを(2)
カテゴリ: 日本文化








 今日は、七夕です。七夕の伝説はいまさら説明するまでもないでしょう。二つの星と天の川の組み合わせからあんなロマンチックな物語を思いつくのですから昔の人の想像力はたいしたものです。この七夕伝説は中国で生まれたものですが、七夕という言葉は日本で生まれたようです。一つの説では、ある夏の夜に、戻って来る祖先の霊に着てもらう衣服を、機織して棚にお供えする風習が七夕の一連の伝説や風習とごっちゃになり、棚機、転じて七夕となったというもの。また、別の説では「棚機津女(たなばたつめ)の伝説」というのがあります。これは古事記にも記載されているので七夕の語源としては有力ですね。棚機津女という巫女が村の災厄を取り除いてもらうために、水辺で神の衣を織り、神の一夜妻となるため機織小屋で神の降臨を待ち続けるというものです。機織、乙女、神、このあたりがキーワードになって伝承の中で融合が起こり、今の七夕伝説になったようです。最初は宮中での催事だったのですが、江戸時代には庶民に広まり、織姫が機織の名人であることから、女子の習い事上達の願をかけることが流行して、短冊に願いを書く風習もこのころ生まれたようです。
 七夕は年間の祭りの中でも際立ってロマンチックなものです。私などは幼い頃の記憶に深く記された笹の葉のさやぐ音や、色とりどりの短冊、普段あまりない家族と見つめる星空など複合的な要素でノスタルジーのツボを刺激されます。あの歌、「ささのはさらさら のきばにゆれる♪」もかなり利きます。旧文部省唱歌でも5本の指に入る名曲ではないでしょうか。
 話はちょっとずれますが、天の川という言葉は知っていても見たことの有る人は少ないのではないでしょうか。昔は確かに見えたと思うのですが、私は、最近は全然見ていません。夜空が明るくなったのと大気の汚れ両方が原因だと思います。天の川の輝きは、昔でも本当に淡いものでしたから、今なら空気の澄んでいる時を狙って高い山にでも登らないとなかなか見ることはできないでしょうね。
 天の川は、銀河とも呼ばれ、言わずと知れた銀河系を内側から見た姿だと言われています。銀河系は直径10万光年の渦巻き状をしていて、その中心から3万光年ほど外れた位置に私たちの太陽系があることになっています。しかし本当のことは誰も知りません。銀河系の形も太陽系の位置も、だれも外から見た人がいないからです。アンドロメダなど周辺の星雲などを参考に予想しているにすぎません。ちなみに日本では冬より夏の方が銀河は明るく見えます。それは地球が太陽の周りを回る公転の関係で、夏には銀河の中心方向を見て、冬には縁の方向を見るためだと言われています。伝説の浪漫も良いですが、それに加えて宇宙浪漫にも思いを馳せてみるのはいかがでしょうか。







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最終更新日  2006年07月07日 17時41分39秒
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